タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

流れてしまった山プラン

2018年07月18日 | 日々雑感
今日も35℃の世界です。

言うまいと思えど今日の暑さかな、、、、と言う句があったように記憶していますが、、、、

いまの暑さは殺人的で、呑気に一句詠んでいる場合ではありません。

それでも山屋は山に行きたいので、山に行かないときは自宅で、朝からエアコンを利かせた部屋でのんびりと静養、体力の温存に気をつけています。

山に行く人は誰でもこれから登りたい山を胸に秘めているはずです。

タカ長も例外ではなくて、これから登ってみたい山をたくさん抱えています。その数、、、100歳まで元気に歩いても消化できないほどですが、、、、

今日の話題はその山プランのことではありません。

    

ご存知のように西日本で大災害が発生しました。

今回の災害に関してはタカ長たちの町は無傷で、広島の市街地をはさんで西と東では天国と地獄の差、東側の町の様子を見ると言葉も出ません。

その東、、、タカ長たちは毎年「冬の陽だまりハイク」と称して、JR呉線沿線の山に登っています。

多くの場合、その山行きのスタート・ゴール地点になるのは小屋浦駅ですが、報道によるとその小屋浦地区は壊滅的な被害を受けています。

この小さな川、天地川が氾濫したようです。

    

そこでは治水関係の工事も行われていましたが、報道によると砂防ダムも決壊したとか、、、、。    

小屋浦駅から天地川をつめて天地峠に登り、尾根道を天狗岩に縦走するのが一つのプランですが、今回の災害であの道は歩けなくなっているはずです。

    

その尾根を歩いて天狗岩に行き、さらに南下したあと小屋浦の町に下りて行くのは、陽だまりハイクとしてはいいコースなのですが、、、、、

タカ長たちが元気なうちにあのコースを歩くことが出来るようになるのでしょうか?

    

ひょんなことからさくちゃんと友だちになり、そのさくちゃんに案内してもらった絵下山の、タカ長たちには新しいコースのスタート・ゴール地点になるこの駐車場も被害を受けたようです。

そこへ行くためには被害の大きかった町を通る必要があり、そのような町を通って山に行くのは憚られます。

    

と言うことは、せっかく案内してもらったコースを歩くことが出来るのかどうか、、、、。

まだまだあります。

    

焼山アルプスと言われるコースも案内してもらいましたが、、、、

スタート・ゴール地点は12名が生き埋めになった町の近くです。そのような災害が起きたところですから山も荒れているはずですが、、、、

仮に山は無傷だったとしても、いまそのコースを歩くことは憚られます。

    

他にもいい山があります。

別の駅から登るこの岩尾根コースもいいのですが、このプランもお預けになります。

今回の災害は広範囲に及んでいて、私たちが報道で目にするのはその一部です。

私たちがファミリー登山として初めて登った安芸の小富士のある似島にも大きな被害が出ているようですが、テレビで見るかぎりほとんど報道されていません。

    

タカ長たちが陽だまりハイクとして行くのは呉線沿線の山だけではありません。他の地区の山にも行きます。

しかし、その山のある町の災害が報道されていないからと言って安全な山歩きが出来るかどうか分かりません。

タカ長の頭の中には来春までの山予定があらかた出来ていましたが、、、、、

その多くはこの災害で流れてしまいました。

タカ長の頭の中にはたくさんの引き出しがあるので、少々のプランが流れても代替えプランはありますが、、、、

いまはその引き出しを迂闊には開けられない状態になっています。

それが困るのですが、被災地のことを思うと山のことばかり言ってはいけないような気もします。

タカ長の頭の中引き出しを自由に開けることが出来る日が一日も早くやって来ることを願わずにはおれません。