タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

人の笑顔って素晴らしい

2011年12月22日 | 日々雑感
       

 誤解しないで下さい。適当な写真が無いので古い写真をアップしました。2009年12月31日のわが家の雪景色です。

 きょうのタカ長、ヒマなおじさんに誘われて(誘われるタカ長ももちろんヒマ人ですが、、、、、)県北の温泉に行って来ました。

 家を出たときはその気ではなかったのですが、町のスーパー銭湯に誘われたのを断ったら何となく遠いところの温泉に行くことになって、、、、、、、それならもう一人「ヒマ人No.2」を誘って山の湯に向かったのです。それは良いのですが町から村に入るにしたがって雨が雪になり、ある峠のトンネルを過ぎると道路の状態が怪しくなり、最初予定していた島根県の温泉をあきらめて県北の温泉に行ったわけです。

 山は雪。今日のところはノーマル・タイヤで走れますが、、、、、今夜からは難しくなりそうです。国道のそばには除雪した雪が解けないでたまっていました。

 突然出かけたのでカメラの準備はなし。今日の雪景色は撮れなかったので苦しまぎれに古い写真を取り出したわけです。

       

 今日の話題はもう少し真面目な話題にするつもりだったのです。

 今朝ネットで探していたらほとんど偶然素晴らしいブログを見つけたのです。「旅みち」と言う横塚智亮さんのブログです。今朝知ってざっと拝見しただけなので詳しいコメントは出来ませんが、ここの紹介されている人の笑顔が本当に素晴らしくて、この笑顔だけは少しでも多くの人に知ってほしいと考えたのです。

 さっそくご本人の了解を得ましたのでここに紹介させて頂きます。タカ長の下手なコメントは不要、とにかく下記をご覧下さい。

       http://tabimichi.blog23.fc2.com/

 少し古い話ですがタカ長はインド旅行をしたことがあります。2000年3月のことです。当時はデジカメ時代ではなかったので多くの写真は撮っていませんが、それでもインドの子どもたちの表情を何枚かは撮りました。もちろん横塚さんの写真のように出来の良いものではないのでここで紹介することは出来ませんが、、、、、、。

 今回横塚さんの写真を見てそのときの旅を思い出したのです。タカ長もその旅で多くの笑顔に遭いました。子どもたちの輝くような瞳に遭いました。

 そして思ったのです。

 この子たちは日本の子どもたちに比べたら経済的には恵まれていないはずですが、、、、、しかし、この輝く目、、、、、、そしてこの子たちに比べたらドロンとして力の無い日本の子どもたちの表情、、、、、、、。

 万事に不勉強なタカ長はその疑問に対する答えをいまだに見つけていませんが、、、、、、、人々の幸福感とか満足感とか言うのは金銭のあるなしとは関係のないところにあるのではないか、、、、、、、と言うような感じを持っています。

 まぁ、難しい理屈はやめにして、とにかく「旅みち」を訪ねてください。そこで皆さんは多くの笑顔に遭い、、、、、、そして何かを感じてくださるはずです。

 タカ長としてはそれだけで良いのです。


今日の裏山~12月21日

2011年12月21日 | 山歩きから
 今日はいつもの相棒と裏山歩き。タカ長としては124回目の山歩きです。コースは今年開拓した新しいルート。登りもくだりも新ルートです。

 そのどちらもタカ長観察地から見ると平凡な尾根ですが、実際に現地を歩くと案外急で、私たちのグループとしては「健脚コース」としてリストアップしたいところです。

 急なと言うことは近いと言うことでもあり、今日の歩数は8,700歩、一万歩には届きませんでした。しかし、運動量としては他のコースよりそん色ないというか、本当のところはそれ以上のエネルギー消費が期待できるコースです。

       

 登りの尾根からは樹間に光る海が見えることがウリでしょうか?手前の木が雑然としていてスッキリとした展望を楽しむことは出来ませんが、しかし、この尾根を登るコースは今までのコースにはない変化があって、冬季限定のコースとしては良いものが出来たと感じています。

       

 下りのコースではこの渓流がウリになりそうです。よその山から見ると何でもない平凡な沢ですが、私たちの裏山のコースとしては他にはないものがあって、裏山歩きのチョッとしたアクセントになります。

       

 倒木などが散乱していて写真的には良くないのですが、、、、、この広さはわが裏山では特筆モノなのです。

 そして何より良いのはいつも歩く道のすぐそばにありながら入口がわかりにくくて普通の人には分からないことです。これは有難いことで、おそらく私たちのグループ専用の渓流、と言えそうです。

 もう一度歩いて足場の悪いところを修復すればメンバーに披露することが出来ますが、、、、、

 年末年始は何かと予定があるので実際に歩くことが出来るのはいつになるのか???

 今しばらくの間はタカ長たちの専用ルートと言うことになりそうです。


パソコンが出来なくては、、、、、

2011年12月20日 | 日々雑感
        

 昨日も県北の病院にタカカノのママのお見舞いに行きました。病状は小康状態、と言うことか???

 きょうの話題はそのことではなくて、、、、このこと、、、、、、


        

 と言っても看護師さんのことではありませんよ。この看護師さんが扱っているパソコンのことです。

 いまの病院、と言っても病気に縁がないタカ長はほとんど病院に行くことはありませんが、ドクターはもちろんのこと看護師さんもパソコンを相手に仕事をされているようです。「病人に向き合わないでパソコンに向き合っている」と悪口を言われるドクターもいるとか???

 その点看護師さんはチャンと患者さんを見ておられるようですが、同時にパソコンからも目を話すことが出来ないようです。この病院ではその日勤務している看護師さんは一人一台のパソコンが与えられているとか。

 体温や脈拍などの基本的なデータが打ち込まれているのだろう、と勝手に想像していますが、チョッと拝見したところではエクセルをベースに作られたソフトだろうと言うことくらいは想像できても、それ以上のことは分かりませんでした。

 「いまの若い人は抵抗無くパソコンを扱いますが私は歳なので、、、、」と言うようなことを、タカ長から見ると娘のような看護師さんが話しておられました。ことパソコンに関して言えば、たとえば20台の若者、30代、40台の人、そしてタカ長などのような年寄り、、、、、その間には何段もの世代間格差があるようですね。

 この病院だけではありませんがいまの社会は業種業態を問わずパソコンが扱えないと仕事にならないようですね。もう10年以上も前に現役を卒業してよかった、と言うことでしょうか?

        

 そのとき使われていないパソコンはナースステーションの前で出番を待っています。

 そう言えばタカ長団地の新聞作りを担当していた印刷所の営業さん、彼はパソコンが出来なくて私まで苦労しました。彼はその印刷所をやめたようですが、ひょっとしたらパソコンができなかったことが原因かも????

 いまの担当者はもちろんパソコンなどお手の物でタカ長の新聞作りにもおおいに役に立っています。

 いまの時代パソコンが出来なくては何も出来ないようですね。



年末の「大サービス」です

2011年12月19日 | 日々雑感
 今朝は朝から晴。

 鹿児島の友だちから嬉しいメールをもらって上機嫌のタカ長です。

 彼のブログ「世界放浪・自由人」 http://momodisk.exblog.jp/  に鹿児島でのマレーシアの鳥友との様子が紹介されています。世界を旅した彼らしいタイトルのブログです。面白いので彼には独断で紹介させて頂きます。是非訪ねて下さいね。

 これが年末大サービスの第一弾。

 そしてこれが第二弾です。   

 我ら山の仲間たちです。忘年会のときに撮りました。実働部隊のほとんどが写っています。大判の写真を無料紹介するわけにはいきませんから、、、、、、

 小さく、、、、ささやかに、、、、、しかし、モザイクをかけないで紹介するのが「大サービス」と言うわけです。前列中央で半分とろけているのがタカ長です。デレデレ。当日は飲んで(?)歌って上機嫌だったのです。

 皆さんも笑顔、笑顔、楽しく飲んだことがご理解いただけるでしょう。

 以上できょうの更新は終わり。これから県北の三次に行きます。

 タカ長は相変わらず忙しいのです。



楽しい風景

2011年12月18日 | 日々雑感
        

 今朝はタカ長団地の集会所の大掃除。多くの人が集まって下さったのでタカ長などあまり手伝わなくてもすぐに終わってしまいました。文字通り「参加することに意義がある」だけです。不器用なタカ長は何をやらせても戦力にはならないようですね。

 その大掃除が終わった後、仲間のOさんと同じく仲間のSさん宅に行きました。Sさんのエクステリアの清掃のためです。高圧の水で汚れた門塀などの汚れを落とすためです。

 家主のSさんとOさん、タカ長の3名が作業の途中で休憩していたら同じく仲間のMさん夫妻がやって来て庭で談笑。いい風景ではありませんか。今朝は冷え込んだタカ長団地ですが、風も無く、陽射しもあったので、庭で楽しく談笑することが出来ました。

 いまの世の中の風潮は、人とのかかわりを拒む方向に流れているようですが、、、、タカ長にはそのような流れとは反対のところにある、仲間たちが何となく集まって談笑する風景が好きなのです。

        

 それは良いのですが、、、、、、、、、Sさん宅できれいな庭を見せられたので、、、、、、わが家の庭がどうしようもなくでたらめに見えて、、、、、、カリンの木だけきれいに(?)剪定する羽目になりました。

 このところまったく手を加えていないわが家の庭、少しくらい何とかしないといけないなぁ、、、、、、、と考えているところです。Sさん宅ほどはきれいにならないとしても、、、、。


鳥友からの礼状

2011年12月17日 | 日々雑感
          

 先日タカ長を訪ねてくれたマレーシアの鳥友夫妻から昨日お礼のメールが入りました。今回の日本訪問で多くのものを得てくれたようで、接待役の一人としてとても嬉しく思っています。

 そのメールの冒頭の部分だけそのまま紹介します。タカ長もこの程度の英語なら辞書が無くてもついてゆけますから、賢明なタカ長ブログのファンの方なら楽勝だと思われます。そのため下手な翻訳文は書かないことにします。

 We arrived back in Malaysia yesterday afternoon. We enjoyed very much our
visit to Japan and learned a lot about your beautiful country, the culture
and especailly the food! I always remember what you said......Japanese
people enjoy food with their sgoht as well as taste! Thank you very, very
much....domo arigato gozaimas to you, Satomi for taking us to Hiroshima
Peace Park and Miyajima and for the wonderful formal dinner.

 このようすでは日本料理は目で食べる、と言う意味も一応伝わっているようですね。嬉しいことです。

 今年の広島は冬鳥も少なく鳥の面では成果はありませんでした。しかし、広島の次に訪れた鹿児島では出水をはじめいろいろなところで鳥を楽しみ、多くの「New Bird」をゲットしたようです。日本の文化を味わい、たくさんの鳥を見て、、、、そして日本のバーダーとの交流も楽しみ、、、、とても実りの多い訪日であったことがメールからも伝わってきました。

 私たちの町での「fomal dinner」のとき「タカの渡りの季節には二部屋空けて待っている」と言われました。次は彼らの町を訪ね、一緒にタカの渡りを楽しみたいのですが、、、、、老々介護の身にそのような日が訪れるでしょうか?

 彼と意気投合したように、行きたいところはたくさんあるが
                カネが無くて、、、、ヒマが無くて、、、、介護問題をかかえていて、、、、、

 彼と環境は似ているようですが、いつの日かその障害を乗り越えて彼の町を訪ねることを楽しみにしています。




昨日の裏山

2011年12月17日 | 山歩きから
裏山にも雪がやって来ました

 昨日の裏山。忘年会の翌日なのに、、、、、忘年会では飲んで騒いでいたのに、、、、、二日酔いの人はいないのか、寒い中15名が集まりました。

 朝からタカ長団地のほうは白いものがちらほら、集合場所では小さな雪。そのうえ北よりの風が吹いていました。
 「こんな天気のときは独りなら絶対に歩かないね」と仲間が言っていましたが、タカ長とて同じ気持ちです。そうです。一緒に歩く仲間がいるから歩けるのです。

       

 稜線近くまで登っても雪の量はこの程度です。ここは東斜面ですが、稜線に上がると尾根道に少しだけ雪が積もっていた程度です。わが裏山の冬もやっと始まったところ、と言うことなのでしょうか?

       

 いくら雪の少ないわが裏山とはいえ降るときにはもう少し降ります。集合場所の駐車場から雪をふんで登ることもありますから、昨日の雪は文字通り「予告編」程度の雪だと言えます。

 若い頃は雪山が好きで、雪が降ると元気になっていたタカ長ですが、最近は寒いのも苦手になっています。仲間がいないと寒いときは「炬燵の番」をすることになりそうです。しかし、いまは仲間がいます。それも少なくともタカ長よりは若い仲間です。その仲間たちにつられるかたちで(?)、、、、、寒い中を歩いています。まだまだ「ボス猿の座はわたせないのだ!」

       

 昨日は風が吹いていました。そのたびに木に積もった雪が吹き上げられて舞ったり、、、、森の中をシャワーのように流れたり、、、、、そこに太陽の光が当たって「天使の梯子」のようになったり、、、、、。

 しかし、カメラを準備しているときはそのような風景に遭えなくて、、、、、それらしい写真が撮れなかったのは残念なことです。


何じゃ、これ

2011年12月16日 | 日々雑感
       

 何じゃ、これ。飯に漬物などがあるのは分かるとして、、、、ビールがあり、お猪口があり、、、、何やら濃い茶色の液体、、、、、

 だけでなく、右の端にはマイクロフォンまであります。

 昨夜の忘年会。タカ長のテーブルの上です。お酒はともかくマイクを離さないところがいかにもタカ長的???

 もちろん料理はこれだけではありませんよ。さっそく紹介しましょう。

      

      

      

 昨夜は山のグループの忘年会でした。実働部隊のほとんどが参加して楽しい忘年会になりました。中には昨夜三つの忘年会が重なったけどこちらに来た、と言ってくれた人もいます。いまの私たち山のグループの空気を反映しているようなコメントですね。

 私たちのこのグループはタカ長リーダーを多くのメンバーが支えてくれて、とても素晴らしいグループになっています。中規模団地にある小さなグループですが、しかし、外に向かってチョッとだけ自慢したいようなグループになっています。

 人と人とのつながりが疎遠になっているいまの社会にあって、自分で言ってはいけないのですがタカ長たちの山グループはチョッとだけ自慢したい山の会です。


「フォレスタ」が好き

2011年12月15日 | タカの渡り


 今日は山のグループの忘年会。

 きょうの会場にはカラオケセットは無いだろうから、、、、、残念ながらタカ長の美声を披露することが出来ないようですね。

 本当のことを言ったら下手な歌を聞かされないでほっとしている人のほうが多いような気がしますが、、、、。

 さてきょうの話題はその歌の話題です。冗談は別にしてタカ長は歌謡曲ファンです。育った時代が時代ですから演歌好き人間ですが、そのほかの歌も好きですし、たまにはクラシックを楽しむこともあります。

 どの歌手が好きか、と言うことですが、最近は特別好きな人はいません。若い歌手を知らないのが最大の理由ですが、、、、、いまは歌手より歌で選んでいるような気がします。そのタカ長がいま一番ご執心なのが「フォレスタ」の皆さんです。

            画像はネットより借用

 男声6名、女声5名のグループですが、どの程度の知名度があるのかは知りません。皆さん音大出身で、当然のことでしょうが音楽の基礎はできています。ごまかしの発生ではありません。そこが好きなのです。

 タカ長の好きなのは(と言っても皆さんが好きなのですが、、、)女声ではメゾソプラノの吉田静さんです。静さんのソロがはいっている「別れのブルース」などフォレスタの代表曲のひとつにしたいくらいです。

         画像はネットより借用

 「別れのブルース」と言えば淡谷のり子が歌った日本を代表するヒット曲といっても過言ではないですね。

 正直に言うとタカ長はこれまで淡谷のり子があまり好きではなかったのです。あの発声法がなじめなかったのです。しかし、あらためて淡谷のり子の歌を真面目に聴いてみて考えが変りました。なじめなかったのは真面目に聞いていなかっただけ、と言うことが良く分かりました。

 ご存知のように淡谷のり子も音大出身ですね。発声法などシッカリしたものです。ネットでひと歳もふた歳も拾ったときの歌を聴きましたが、その歳にしてその発声、その存在感には圧倒される思いがしました。
 かの美空ひばりが「淡谷先生とは同じ舞台に立ちたくない」と言ったとか。その気持ちが分かるような気がします。

 最近気になるのが声の出なくなったベテランがNHKなどに堂々と出演していることです。タカ長は、、、、

     声の出なくなった歌手は歌手ではない
     息つぎの音がを聞かせる歌手は歌手ではない

 と考えています。

 ひと口に歌謡曲と言ってもいろいろなジャンルがあって歌手の皆さんが全員音大出身者のような、オペラ歌手のような発声をする必要はまったくありません。個性が尊重されることには異存は無いのですが、しかし、どのような歌い方であっても歌手である以上は声を出すべきです。素人の発声ではいけないのです。

 そのような考えを持っているタカ長としてはシッカリとした発声ができるフォレスタのような歌い手さんがもっともっと有名になって、基礎のできている人に歌謡界を支えて頂きたいと考えているのです。

 タカ長はフォレスタが好きです。もしご存じない方がいらっしゃれば、、、ネットで検索するとすぐに見ることが出来ます。

 一度聴いていただけるとキットファンになって頂けるはずです。若い彼らを応援してくださいね。



重い課題

2011年12月14日 | 日々雑感
 トリカノのママが脳梗塞で倒れて1ヶ月が過ぎました。容態は低いレベルで安定しているようです。

 このままの状態が続けばいまの病院にはいられないとか。だからと言って家庭で看護することは不可能です。残された手段はどこかの施設に入ることですが、その場合は今の状態では受け入れてもらえないのです。

 受け入れてもらえる条件は「胃ろう」の手術を済ませておくこと、と言うことのようです。

          画像はネットより借用

 「胃ろう」とはご存知の人も多いでしょうが、画像のように内視鏡を使っておなかのなかに小さな口をつくり、直接胃に栄養を入れる栄養投与の方法です。トリカノのママのように口から栄養が取れない人や、取れても誤飲することが多い人に対して行われる手術、と言うことです。

 その「胃ろう」の手術をトリカノのママがきょう受けます。当初の予定は昨日でしたが、病院側の都合で急遽きょうに変更になりました。そのため私たちは対応できなくなって手術には立ち会うことは出来ません。

       

 よく耳にすることですが「胃ろう」の手術をすると入院生活が長期化することがあるようです。そのためタカカノの弟もその手術には否定的な考えを持っていました。

 しかし、当初予想していなかったことで「胃ろう」の手術と向き合うことになりました。

 今の状態では病人でありながら病院にいることが出来ない。どこかの施設に移ろうとすれば「胃ろう」の手術を受けていないと受け入れてもらえない。

 タカ長がもしこのような状態になっていたら「胃ろう」の手術など行わないで、衰弱して死を待てばよいと思っていました。しかし、詳しい事情は分かりませんが、いまの医療制度ではそのような選択は許されないのでは、とタカカノのママのことを見ながら感じています。

 望みもしないチューブにつながれて、回復して社会復帰できる望みも無く、ただ死なないで息だけしている状態が患者にとって、そしてその家族にとって幸せなことなのでしょうか?

 病気を治すことは出来なくても生きさせておくことは出来る。そのために使われる膨大な医療費。その国民医療費の総額は天文学的な数字になり、いまでは40兆円レベルになっているはずです。その何割かは患者を死なさないでおくための医療費なのです。タカ長にはそれ以上のコメントは出来ませんが、、、、、、。

 回復させることは出来なくてもただ生かせておくだけの医療。

 何も出来なくなって、家族との意思疎通さえ出来ないでただ寝ているだけの命。

 医療とは、命とはいったい何なのでしょうか?

 高齢化社会を生きる私たち一人ひとりに問いかけられている重い課題です。