武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

イタリアの謎

2007年01月14日 | 人間の欲望
レオナルド・ダビンチの庇護者であったメディチ家の話。
権力は人間の欲望によってあざなわれていく、はかなき泡のようなもの。
たかだか80年の人生に何を求めるのか。
魂を引き換えに悪魔との取引か。

イタリア・フィレンツェの支配者だったメディチ家当主で、変死したフランチェスコ1世(1541―87年)夫妻の死因を調べていたフィレンツェ大学のドナテッラ・リッピ教授(薬物史)は、夫妻がヒ素によって毒殺されたことを明らかにし、このほど発表した。
夫妻は1987年10月、同時に倒れ1日違いで亡くなった。当時からフランチェスコ1世の弟で枢機卿のフェルディナンド1世が当主の座を狙い毒殺したとのうわさが広まったが、イタリア史の謎とされていた。
素焼きのつぼに納められ教会に保管されていた夫妻の肝臓組織を分析。
通常以上のヒ素を検出し、毒物死を裏付けた。
弟のフェルディナンド1世はフランチェスコ1世夫妻が倒れたとき、夫妻の館を訪れていたという。
これは殺人の証拠ととらえるか、あるいは、夫妻の心中と推理するか、あなたはどちらであろうか。

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