武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

安倍さんの訪米

2007年05月01日 | 国際外交の真実
安倍さんの訪米は遅すぎる訪問だった。
中国、韓国よりはずっと温かいもてなしであったと聞く。
欧米はこういうもてなしは天性にうまい。
しかし、これは即、外交成果が上がったということではないが、日本が頼るべき国はどこなのか、はっきりと認識したに違いない。
もっとも、それを察する感性と器が無ければ何の意味も無いが。
安倍さんの訪米前に米国スタンダード誌のニューズウイークのインタビューが首相官邸で行われた。誌面ではナショナリスト(民族主義者)の烙印を押されたが、これも安倍さんの外交音痴のせいだろう。
安倍さんは父・晋太郎氏が外相時に秘書官として世界の要人に会っているから
その種の経験は豊富だが、帝王学というよりは権力の構造を見知ったというだけのことであり、国際外交の政治バランスの薫陶を受けたものではなかった。
共和党であろうが民主党であろうがアメリカの日本戦略ははっきりしている。
アメリカは小泉時代に我が国に期待するものもあったが、既にアメリカは日本を見切ってしまった。
確かに、小泉さんには彼なりの政治的都合はあったが、結果的にはアメリカの言うことをよく聞いた。 イラク派兵、郵政民営化、外資規制の撤廃、米軍再編、アメリカン・スタンダードの受け入れ等々、しかし、日本はミスを幾つか犯してしまった。 一つは、国連安保理入りに執着したこと、二つ目は中国、韓国、北朝鮮との外交に失敗したこと。そして決定的だったのは、北朝鮮に対する海上臨検の青写真が上がったときに、日本は米軍に対して水も燃料も補給できないなど天然ボケを言い始めたから、アメリカは日本を当事者能力を欠いた子供の国として位置付け、日本はアメリカの傘で守ってやるから、国際外交、アジア外交においては口を出すなというスタンスになったと話は漏れてくる。
つまり、自衛隊は米軍の便所掃除(トイレットポリッシャー)、日本の豊かな経済力と技術力はアメリカと米軍に使わせてくれとういうことになったらしい。
安倍さん、アメリカには1泊2日しか滞在せず、中東には180名の経団連連中と6日間もいるというのはサウジあたりで裸のベリーダンスでも鑑賞したいのだろうか。
いずれにしても7月までの政治生命だと思うが、問題はポスト安倍不在という恐怖の人材飢餓である。
再度、足を震わせた横須賀のプレスリーおじさんが登場してくるのだろうか。
(ムラマサ、ニヒルに笑う)
コメント
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