武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

安倍政権の行方

2007年05月31日 | 人生の意味
安倍危し。
敵と撃ち合っているのに、後ろの味方から鉄砲の弾が飛んできて致命傷になりかけているのが、今の安倍内閣であろう。
安倍を背後で支える側近グループは、松岡の自決を予測すらしなかった。
松岡スキャンダルは、例えて言うなら、黒いカラスを白いペンキで塗って、「ホレ見てみろ、白いカラスなんているわけがないから、これはまさしく白鳥だ」なんてペテンにかけたようなものだ。
立法府の選良が「法匪」を通りこして、女物のパンツをマスク代わりに口にしているから、「みっともないからやめてくれ」と言っているのに「どこが法律違反だ、法律通りにやっている」と強弁しているようなものだが、それで通るわけが無い。国民をバカにするのもいい加減にしろという天の声が自殺の連鎖を引き起こしたということだ。
安倍のサポートG参謀本部は、いま大混乱に陥っているようだ。
前代未聞の重要閣僚の自決、年金制度の度重なるデタラメ、大企業は史上空前の利益を上げていながら、99%の人々が働く中小企業の疲弊、自営業は夜逃げ同然の崖っぷち、ネット難民に表される若者の雇用不安・家庭崩壊の現実の中で、これまた史上空前の利益を上げている日本のメガバンク3行(三菱、みずほ、三井・住友)はどこも1円の税金も納めていない。
それぞれ1兆円もの巨額公的資金(税金)を投入し、倒産の危機(BIS規制)から救ったというのに、利益を出した時点で、法人税を払うという取り決めもしていなかった子供の使いの財務省の役人達。
なぜ払わないかって? 税法では不良債権による累積損失との相殺によって法人税を払わなくて良いことになっている。しかし、1兆円を投入するときは無理やり法律を作ったわけだから、そのときに利益計上時の税金支払い文言を入れるのが本当のやり方だった。
安倍政権のペテン的説明には政策不在、そして何より国民を納得させる心が欠けている。
さて、政局の予測だが、旧田中派の復活がなるかどうか、そして政界再編だ。
小沢、鳩山、羽田、渡部の旧田中軍団・謀将が、福田赳夫・安倍晋・森系譜との最後の戦いになるか。
参議院選で与党が負ければ、安倍総辞職、自民・新内閣が成立するが、片翼飛行の不安定内閣になる。ポスト安倍の思惑と絡んで、民主の分裂、自民との合流、そして一方では、社会民主政党が新しく旗上げになるのではないかと読む。
いずれにしても、そこに日本の英断と叡智が問われてくることになる。
(ムラマサ、月光に冴える)
コメント
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