大英帝国、
イラク戦争突入あたりから、異様な雰囲気をかもしだすようになったトニー・ブレア。
顔が狂気じみたように変貌して行ったと見たのは私だけの観察だったろうか。
ブッシュのプードル犬とイギリスでは揶揄された。
イラク戦争、つまりはイラク侵略戦争を目の当たりにして、アメリカもイギリスも政治リーダーとそれを支える民主主義は大したことは無いなと思い知った。
10年にわたり労働党を率いたブレアは、来月27日に辞任するそうな。
若手リーダーとして圧倒的人気を誇った就任当初に較べると支持率が最低レベルに落ち込んだ末の退陣である。
不人気のブレアでは次の選挙を戦えないとの労働党内の思惑があるという。
保守党は当選2回の若手キャメロンを党首に選出、保守路線で上昇気流に乗り、支持率では既に労働党を逆転。 地方選で大幅な躍進を遂げ「キャメロン旋風」は浸透しているという。
但し、このキャメロンも若くて見てくれの類だから、新しくグラビア表紙を変えるだけで、本質的には何も変らない。 大英帝国も人材飢餓のようだ。
民主主義というものは、一歩後退、二歩前進の坂を登る押し車のようなものか。
100年後の未来から現代を見たら、何と稚拙なことをやっているのかと古代文明を研究するような目だろう。
さて、ブレアはやめても、彼の残りの人生はイラクの亡霊にうなされる夜が続くことになる。
シェークスピアが生きていたら新しい戯曲になるだろう。 題名は「ブレア王の悲劇」
(ムラマサ、月光に青く冴える)
イラク戦争突入あたりから、異様な雰囲気をかもしだすようになったトニー・ブレア。
顔が狂気じみたように変貌して行ったと見たのは私だけの観察だったろうか。
ブッシュのプードル犬とイギリスでは揶揄された。
イラク戦争、つまりはイラク侵略戦争を目の当たりにして、アメリカもイギリスも政治リーダーとそれを支える民主主義は大したことは無いなと思い知った。
10年にわたり労働党を率いたブレアは、来月27日に辞任するそうな。
若手リーダーとして圧倒的人気を誇った就任当初に較べると支持率が最低レベルに落ち込んだ末の退陣である。
不人気のブレアでは次の選挙を戦えないとの労働党内の思惑があるという。
保守党は当選2回の若手キャメロンを党首に選出、保守路線で上昇気流に乗り、支持率では既に労働党を逆転。 地方選で大幅な躍進を遂げ「キャメロン旋風」は浸透しているという。
但し、このキャメロンも若くて見てくれの類だから、新しくグラビア表紙を変えるだけで、本質的には何も変らない。 大英帝国も人材飢餓のようだ。
民主主義というものは、一歩後退、二歩前進の坂を登る押し車のようなものか。
100年後の未来から現代を見たら、何と稚拙なことをやっているのかと古代文明を研究するような目だろう。
さて、ブレアはやめても、彼の残りの人生はイラクの亡霊にうなされる夜が続くことになる。
シェークスピアが生きていたら新しい戯曲になるだろう。 題名は「ブレア王の悲劇」
(ムラマサ、月光に青く冴える)