「日本は、客観的に毒ギョーザの問題を報道して欲しい」 と訴えて、
中国から来た調査団の団長が、昨日、泣き始めたのは少し驚いた。
場所は居並ぶ記者を前にした内閣府でのできごとだった。
昨日、本ページで述べたように「薬物指紋」の分析結果が分かり、桜田門から全部ではないが一部リークされ始めた。
それは(ベンゼン C6H6) である。
「ジクロルボス」が検出された冷凍ギョーザのパッケージに付着していた有毒物質のうち、ベンゼンは10年前に日本では禁止され、国内の農薬には配合されていない。
また、ジクロルボス農薬は、日本で今も市販されているが、氏名住所記入、押印と身分証明書の提示が求められる。 一方、中国ではそういった手続きは必要なく、どの家でも殺虫剤として普通にあるのだという。
今回、見つかったジクロルボスはギョーザの皮から110ppm検出されたのだが、この数値は残留農薬といったレベルではなく、農薬をたっぷりと浸したくらいの量になる。
さて、最近、天洋食品で事故があった。 それは女性従業員が自分の携帯電話をギョーザ蒸し室に置き忘れ戻ったところ、部屋に閉じ込められ、翌朝死体となって出てきたという。 これは、私物の持込はできないと中国は説明するが、実際には可能だったことを意味する。
今回の毒物混入は、犯人(達)の意図と計画無しには出来ないことであり、その実行意志があれば農薬を入れた容器(注射器)や袋を身体に隠し持って製造工程や冷凍保管倉庫内で毒物を注入することはそれほど困難ではないだろう。
最近の中国では農薬を使った犯罪が多発しているという。
トラブルが発生したときに、逆恨みにより、飲料や食品に混入し相手を攻撃するのだという。 分かっているだけでメタミドホス中毒による死者は200名以上に上る。
今回の動機も、天洋食品と工場労働者との首切りの労働争議、あるいは中国当局が言うように 「日中友好の発展を望まない少数分子」 による食品テロと考えるのが正解ではないのか。
つまり中国は、本ページで何度も述べているが、いまだに100年前の謀殺の時代に生きている。 これは共産独裁の警察国家であり、封殺社会の宿命なのかも知れない。
日本の常識で中国を測れば我々は大きな間違いを犯すことになる。
犯人は繰り返し毒物混入を行ったが、現われるべき反応が日本から起きないので、農薬をジクロルボスからメタミドホスへ変えてみたり、量を次第に増やしたのではないのか。 これは日清食品がJT(日本たばこ)を批判したように、食品毒に対する対応が日本は甘い。 JT(日本たばこ)は、専売公社の役人達が煙草産業衰退のために食品事業に参入してきた役人仕事だから、食品業界の超名門である日清食品からあいそをつかされることになった。
さて、犯人(達)の誤算は、日本が1兆分の1の精度でもって、「薬物指紋」の分析ができ、メーカーとブランド名の特定が可能だということだ。
(ムラマサをギラリと抜いて、月光にかざす)
中国から来た調査団の団長が、昨日、泣き始めたのは少し驚いた。
場所は居並ぶ記者を前にした内閣府でのできごとだった。
昨日、本ページで述べたように「薬物指紋」の分析結果が分かり、桜田門から全部ではないが一部リークされ始めた。
それは(ベンゼン C6H6) である。
「ジクロルボス」が検出された冷凍ギョーザのパッケージに付着していた有毒物質のうち、ベンゼンは10年前に日本では禁止され、国内の農薬には配合されていない。
また、ジクロルボス農薬は、日本で今も市販されているが、氏名住所記入、押印と身分証明書の提示が求められる。 一方、中国ではそういった手続きは必要なく、どの家でも殺虫剤として普通にあるのだという。
今回、見つかったジクロルボスはギョーザの皮から110ppm検出されたのだが、この数値は残留農薬といったレベルではなく、農薬をたっぷりと浸したくらいの量になる。
さて、最近、天洋食品で事故があった。 それは女性従業員が自分の携帯電話をギョーザ蒸し室に置き忘れ戻ったところ、部屋に閉じ込められ、翌朝死体となって出てきたという。 これは、私物の持込はできないと中国は説明するが、実際には可能だったことを意味する。
今回の毒物混入は、犯人(達)の意図と計画無しには出来ないことであり、その実行意志があれば農薬を入れた容器(注射器)や袋を身体に隠し持って製造工程や冷凍保管倉庫内で毒物を注入することはそれほど困難ではないだろう。
最近の中国では農薬を使った犯罪が多発しているという。
トラブルが発生したときに、逆恨みにより、飲料や食品に混入し相手を攻撃するのだという。 分かっているだけでメタミドホス中毒による死者は200名以上に上る。
今回の動機も、天洋食品と工場労働者との首切りの労働争議、あるいは中国当局が言うように 「日中友好の発展を望まない少数分子」 による食品テロと考えるのが正解ではないのか。
つまり中国は、本ページで何度も述べているが、いまだに100年前の謀殺の時代に生きている。 これは共産独裁の警察国家であり、封殺社会の宿命なのかも知れない。
日本の常識で中国を測れば我々は大きな間違いを犯すことになる。
犯人は繰り返し毒物混入を行ったが、現われるべき反応が日本から起きないので、農薬をジクロルボスからメタミドホスへ変えてみたり、量を次第に増やしたのではないのか。 これは日清食品がJT(日本たばこ)を批判したように、食品毒に対する対応が日本は甘い。 JT(日本たばこ)は、専売公社の役人達が煙草産業衰退のために食品事業に参入してきた役人仕事だから、食品業界の超名門である日清食品からあいそをつかされることになった。
さて、犯人(達)の誤算は、日本が1兆分の1の精度でもって、「薬物指紋」の分析ができ、メーカーとブランド名の特定が可能だということだ。
(ムラマサをギラリと抜いて、月光にかざす)