武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

三浦和義はもう日本に帰れない

2008年02月27日 | 人生の意味
昨日、日系3世でLAにいるカリフォルニア州弁護士に電話をした。
彼の名前をマイクとしておこう。
マイクは、最初に、なぜ三浦はアメリカに来たのか不思議だと電話の向こうで笑った。サイパンはアメリカだ。
まず、私は、LAPDのリック・ジャクソンとCA検事局は今後どうするつもりかと聞いてみた。
マイクは明確に教えてくれた。
まず、ミスター三浦をLAに連行し、取調べる。
予備審問でミスター三浦は罪を否認したら、大陪審に入る。
この大陪審は市民15人が集まって秘密会で協議をし、起訴するかどうかを決める。
起訴されたら、カリフォルニア地裁で裁判が始まるが、アメリカは陪審員制度だから、市民12人が選ばれて有罪か無罪かを決める。ここが最大のポイントだ。
つまり、最初に、一般市民60人がアットランダムにリストアップされ、そこから最終的に12人の陪審員が決定される。この選定の時に、辣腕弁護士を雇い、被告・三浦和義に都合のいい陪審員を選ぶようにする。
人種、階層、インテリ度を事件の特性に合わせて被告・弁護側に有利になるように選ぶ。これは弁護側の選定権が強いので、ここが最大の勝負だという。
つまり、被告にやばい人間ははずす、被告に有利な人間を選ぶ。そこの選択が弁護士の腕の見せ所だ。だから、アメリカでは探偵の存在価値がある。アメリカの探偵はポリスと同じように銃を持てるくらいステータスが高い。まあ、探偵の話は後の機会にして・・・。
判決は、陪審員12人全員の一致制だから、仮に11人がミスター三浦はギルティだと言っても、1人が反対すれば、無罪になる。
被告人が無罪になれば、検察は控訴できないのがアメリカの裁判の特徴だと言う。そして有罪の場合は、裁判所が量刑を決める。
次に、新証拠が出てきたとアメリカ側は言うが、それは何なのかという問いに、マイクは少し考えてから、新証拠が本当にあるとすれば、それは実行犯が見つかったのではないか、例えば、他の犯罪で逮捕された犯人が、司法取引で自分の罪を軽くする為に、かつて三浦に指示されて一美さん銃殺を犯ったと白状することだ。それは殺人共謀罪だが。
その証言が法廷で行われれば、12人の陪審員は迷うことなく「ギルティ」を宣言するだろう。
あるいは、状況証拠を積み重ねれば、ハードエビデンスがなくても、有罪に持っていく事はそれほど難しくない。
それはアメリカの裁判のスタンダードだと言ってもいい。
リック・ジャクソンはそこまで持っていく自信があるのではないか、とマイクは言う。リックは20年間この事件に関わって、野心家のエリートだと付け加えた。
そして電話の最後に、マイクは面白いことを示唆した。
ジミー佐古田が知恵を出しているのではないか、ポツリと漏らした。
LA日系社会では有名だ。
ふーむ、ジミーか、それはありうる。

大阪に負けず、東京都もでたらめなことをやっている新銀行東京。
東京都が2005年に1000億円を出資して作った都の銀行だが、経営難に陥っているため400億円の増資をするという。
これみな都民の税金だ。
例えば、新銀行は2006年夏、ある企業に3億円を融資したが、2ヶ月後に倒産した。担保無し、保証人無しだった。
しかも、2006年3月決算で91億円の売り上げに対し、借入金は何と167億円だったという。 
この3億円という融資額は役員会にはかるルールだったが、役員会にかけられなかった。
「役員の友人の会社だからいいんだ」 と言われたという。
こういう積み重ねで、不良債権が936億円になっている。
これは経営陣の非常識な甘い経営によってもたらされたものだ。
石原知事の鶴の一声で作った銀行だが、経営は石原の友人である仁司泰正(代表)を連れてきてやらせたのだから、石原慎太郎の全財産を差し出してもらう必要があるのではないか。
役人が銀行をやってもうまく行くわけが無い。
新銀行東京の金利は何と年7~8%という高利だ。
これだと、優良企業は借りない。1.7~2.4%がプライムの相場だ。
(ムラマサ、虚空を一閃)

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