イージス艦「あたご」艦長の船渡健が27日、初めて顔を見せた。
「あの海域で漁船が多いと理解し認識していなかった」 と述べたのは驚いた。
海自の本拠は横須賀であり、事故が起きた海域は横須賀の玄関口であるから、それこそ我が庭のように熟知していなければならない。
それを理解していなかったと言うのは、防衛大の教育、長年の海自の実践経験の中、何をやっていたのだろうか。
1400億円の最新鋭イージス軍艦の艦長になるということは、エリート中のトップだろうに、トップがこうだとすると、その他大勢は箸にも棒にもかからぬということか。
そういう組織に対して、我々国民は年間4兆5千億円もの巨額な税金を自衛隊に投下しているということになるのか。
事故当日の午前10時、「あたご」の航海長がヘリコプターで防衛省に呼ばれ打ち合わせをしたことについて、艦長は 「誰から指示を受けたか理解していない、覚えていない」 と言ったのは二度びっくり。
誰から命令を受けたか理解しないまま、行動を取ったということになるが、条件反射で動くパブロフの犬のごとき艦長ということか。
さて、ヘリを飛ばした理由は、指を切った隊員がいるので、ヘリを使ったということだったが、本当はそれを隠れ蓑にして、航海長を防衛省へ運んだのであった。
しかし、ヘリを使った表向きの理由は、指の怪我だったということだが、艦内には軍医もおり、医療設備は整っている。 何しろ軍艦であるから、戦闘で負傷した隊員を手術しなければならないから、指の怪我の治療など簡単なものだ。
細かいことを言えば、ヘリのコスト経費はどのようになっているのか。
艦内にいる軍医と手術設備はお飾りなのか。
次に、自衛隊はたるんでいるという批判に対して、「たるんでいると言われても仕方がない、反省している」 と空ろな目で答えていたのは、もはやお気の毒で、早くどこかで静養されたらいいと思うのだが。
ところで、事故時の責任当直士官は、何と航海専門外の水雷長であったという。
その時、船渡艦長は、自室で高いびきであったと漏れ聞こえてくる。
★
これは人間の底知れぬ暗い闇を見るような事件だった。
それが人間の一面なのか、あるいは鬼畜なのか。
2000年2~11月に、宮城・仙台市の北陵クリニックで、男性看護師が筋弛緩剤を点滴に入れて患者1人を殺害、4人を殺害しようとしたとして、逮捕された。
犯人は、准看護師の守大助(36)。
昨日、最高裁は、守の上告を棄却し、無期懲役が確定した。
実は、当時、北綾クリニックにおいて、何か異常なことが起きていると、周辺の医者仲間では情報が飛び交っていた。
このクリニックは、既に廃業しているが、当時の院長(東北大医学部教授)は、警察沙汰になる前に、すぐに守の犯行だと気づき、愕然としたという。
人を助ける医療現場で、医学知識を利用して、患者を殺していくというサスペンスのような事件だった。
しかも、犯人である看護師の守は、筋弛緩剤でショック状態に陥った患者を、担当医師が助けられるかどうか、その手際の良さ悪さを、仲間に批評していたという。
クリニック院長は慌てて、守に首を言い渡したが、その夜、守は筋弛緩剤の空アンプルが多数入った箱を秘かに持ち出そうとしたという。
しかし、悪魔の行為を、神は見逃さないということだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)
「あの海域で漁船が多いと理解し認識していなかった」 と述べたのは驚いた。
海自の本拠は横須賀であり、事故が起きた海域は横須賀の玄関口であるから、それこそ我が庭のように熟知していなければならない。
それを理解していなかったと言うのは、防衛大の教育、長年の海自の実践経験の中、何をやっていたのだろうか。
1400億円の最新鋭イージス軍艦の艦長になるということは、エリート中のトップだろうに、トップがこうだとすると、その他大勢は箸にも棒にもかからぬということか。
そういう組織に対して、我々国民は年間4兆5千億円もの巨額な税金を自衛隊に投下しているということになるのか。
事故当日の午前10時、「あたご」の航海長がヘリコプターで防衛省に呼ばれ打ち合わせをしたことについて、艦長は 「誰から指示を受けたか理解していない、覚えていない」 と言ったのは二度びっくり。
誰から命令を受けたか理解しないまま、行動を取ったということになるが、条件反射で動くパブロフの犬のごとき艦長ということか。
さて、ヘリを飛ばした理由は、指を切った隊員がいるので、ヘリを使ったということだったが、本当はそれを隠れ蓑にして、航海長を防衛省へ運んだのであった。
しかし、ヘリを使った表向きの理由は、指の怪我だったということだが、艦内には軍医もおり、医療設備は整っている。 何しろ軍艦であるから、戦闘で負傷した隊員を手術しなければならないから、指の怪我の治療など簡単なものだ。
細かいことを言えば、ヘリのコスト経費はどのようになっているのか。
艦内にいる軍医と手術設備はお飾りなのか。
次に、自衛隊はたるんでいるという批判に対して、「たるんでいると言われても仕方がない、反省している」 と空ろな目で答えていたのは、もはやお気の毒で、早くどこかで静養されたらいいと思うのだが。
ところで、事故時の責任当直士官は、何と航海専門外の水雷長であったという。
その時、船渡艦長は、自室で高いびきであったと漏れ聞こえてくる。
★
これは人間の底知れぬ暗い闇を見るような事件だった。
それが人間の一面なのか、あるいは鬼畜なのか。
2000年2~11月に、宮城・仙台市の北陵クリニックで、男性看護師が筋弛緩剤を点滴に入れて患者1人を殺害、4人を殺害しようとしたとして、逮捕された。
犯人は、准看護師の守大助(36)。
昨日、最高裁は、守の上告を棄却し、無期懲役が確定した。
実は、当時、北綾クリニックにおいて、何か異常なことが起きていると、周辺の医者仲間では情報が飛び交っていた。
このクリニックは、既に廃業しているが、当時の院長(東北大医学部教授)は、警察沙汰になる前に、すぐに守の犯行だと気づき、愕然としたという。
人を助ける医療現場で、医学知識を利用して、患者を殺していくというサスペンスのような事件だった。
しかも、犯人である看護師の守は、筋弛緩剤でショック状態に陥った患者を、担当医師が助けられるかどうか、その手際の良さ悪さを、仲間に批評していたという。
クリニック院長は慌てて、守に首を言い渡したが、その夜、守は筋弛緩剤の空アンプルが多数入った箱を秘かに持ち出そうとしたという。
しかし、悪魔の行為を、神は見逃さないということだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)