武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

アメリカ発の世界同時不況が始まるのか。 そのモノローグ

2008年07月17日 | 国際外交の真実
ファニーメイとフレディマック
アメリカのお笑いコンビではない。
何やら不吉な暗雲を運んできたアメリカの疫病神だ。
それにはアメリカ連邦住宅金融抵当金庫という、いかつい名前がついている。
サブプライム問題で、アメリカ政府が公的資金(税金)を投入することを検討すると発表した。これはアメリカと世界にとって大変な問題を意味する。 その住宅ローンの総債権額は530兆円だというが、へたをすると半分以上が紙屑同然かもしれない。
そのうち日本は24兆円の住宅ローン債権をアメリカから買っている。 大手銀行、生保が保有しているが、大量に保有しているのは国の年金運用機関(独法)と日本銀行だ。 日本銀行はその保有額を明らかにしようとしない。 半分がトイレットペーパーより価値がないとなれば、12兆円の富を日本は失うことになる。
アメリカ発の世界同時不況であり、少なくても12兆円、へたをすれば24兆円もの金額の不良債権を日本がかぶることになれば、日本にとって第3の敗戦になる。
だから、財務省、与謝野馨、谷垣は消費税10%以上の値上げを打ち出しているのだ。
日本の財務省と金融当局の馬鹿さ丸出しの失政を国民がかぶらなければならぬという官僚の無能力さであり、サブプライムなどという貧しい人に10%以上の高金利の住宅ローンをジャブジャブ貸していたことに始まる。 その基本的な手口は、最初の2年は無利息で、3年目から10%以上の金利になる。そして不動産価値が上ると融資枠をどんどん増やしてローン地獄に追い込む。金利が発生し始めると、もはや首が回らない状態に陥っているから、住宅を手放し破産だ。 これがサブプライムのローン地獄だ。 しかし甘い汁を吸った誰かがいる。
さて、株式は毎日下落の一途であり、世界の株式市場は、あたかも気持ち良さそうに下がって行く。 NYは2年振りの最安値に落ち、日本も12000円台に突入し、このままでは1万円を切る。
そういう状況で、アメリカのLAにあるインデイマック銀行が破綻した。これは中所得者向けの住宅ローンが回収不能て破綻し、預金者の取り付け騒ぎが起こった。
さて、アメリカ政府は、日曜日(7・13)だというのにファニー・マックの救済を発表したが、どのように税金を注ぎ込むのかまだ決定していない。国有化はしないとブッシュは言うが、新株を政府が買うにしても金利の問題、既存株の価値下落の問題が発生し、うまいアイデアがないのだ。 つまりアメリカ政府が公的資金を投入した場合、アメリカのリッチ層に大打撃を与えることになる。 この際、債権を買っている日本や世界にその損失をかぶってくれということではないのか。

何と新たに7億円を超える裏金が見つかった大阪市(平松邦夫市長)。
「あの裏金調査報告書は嘘だ」 という内部告発があり、再度調べたところ、担当者が、アルバイト料を水増し請求するなどしてつくった裏金口座があった。
銀行に最終残高が約70万円あったが、最終的には現金の行方は分からなくなっている。 一方、税務担当部でも約70万円の裏金がみつかり、それも現金はどこに行ったか所在不明になっている。
分かっただけで総額7億円の公金横領だから、全員懲戒免職、逮捕し、弁済しなければならないが、そうすると誰も職員がいなくなるということか。
役人の底知れぬ不正・腐敗は全国どこでも同じだ。
これは我々の税金だ。 もはや役人は犯罪者集団としか言いようが無い。
(ムラマサ、電光一閃)
 
コメント
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