武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

汚染米の驚くべき闇の構図、汚染米の真相に迫る

2008年09月13日 | 人間の欲望

・12、緊急に新橋第一ホテルの1825号室に集まった。島、絵美、銀さん、洋子、そしてフリーランサーの梶川が揃った。
汚染米が日本全国に広がり始めた。
「一体何だこれは?」島が口火を切った。
「内閣が吹っ飛ぶ。農水大臣、次官の首も飛ぶ」
「食品テロのような雰囲気になってきた」
「毒ギョーザが発覚して、今度は汚染米か」「三笠フーズから始まったときは、単なる事故米という話だったが、調べて行くうちに深い闇が見えてきた」
「三笠フーズの問題というより農水省の利権と腐敗の構造だ」
「浅井の浅井利憲は、しどろもどろの答えだったが、転売先のノノガキがブローカーでそこから汚染米は広がっている」
「転売禁止でありながら、転売していた。初めから転売目的で汚染米を買っていたということ」
「それは三笠も、太田産業も同じだな」「農水省が輸入するのは、年間76万トンだが、実際には住友商事、双日が輸入している」
「だけど不思議なのは、汚染米が毎年出てくるというのは、事故では無く、意図的なものとしたら」
「汚染米を安く仕入れ、国産米として酒造メーカー、菓子メーカー、給食センターへ販売するから莫大な儲けだ」
「汚染米はキロ7円で農水省から卸され、浅井はキロ50円で売る。 スーパーで売られている米はキロ400円だから、ブローカーは莫大な利ざやになる。ボロ儲けだ。それに気付いたのが辰之巳、三笠フーズ、浅井、太田、ノノガキだ」「但し、ヤバくて儲かる話には暴力団と闇の勢力が入ってくる」
「暴力団が絡む企業舎弟か」
「農水省は事故米は工業用のり用だと言っているが、それは建前で糊メーカーは実は殆ど使っていない」
「農水省・資源流通課の廣田明課長の発表では、三笠に対する検査は約4年で96回やっているが、三笠の話では月に8回来ていたこともあったという。ということは週に2回だ。何のために頻繁に行っていたのだろう。それでも不正は見つけられなかった」
「それは、検査の為ではなく、足代を貰って飲食の接待を受ける為さ」
「廣田明は、忙しくて不正を発見できなかったと言っているが」
「検査をする振りだけ。 おねだり検査だな。カネと接待」
「検察は動いている?」
「桜田門が指令を出した。各県警が動き始めた。そして地検特捜部も同じだ」「ノノガキの野々垣勝は、正規米として12社に食用として販売した。浅井に騙されたのは自分だと言っている」
「ということは、浅井利憲が騙したということか」「いや浅井は違うことを言っている。ノノガキは事故米だと知って買った。だからキロ50円の超安値で売った。そもそも事故米を欲しがったのはノノガキだった」
「ノノガキは、自分は食品専門だから、工業用には買わないと弁解しているが」「弁解するのは勝手だが、やばいかどうかはブローカーなら鼻で分かる。一言で言えば、やばくなければ仕事にならない」
「汚染米だからうまい汁が吸えるということか。まともな米で商売するなら、全く儲からない」
「そういうこと。汚染米シンジケートで商売している闇の勢力がいる」
「なぜ、毎年決まって農水省が言う事故米が定期的に大量に出てくるのか不思議だと思わないか?」
「それは農水省の利権だ。輸入、倉庫、流通、検査の至るところに役人の利権が絡みついている」
「輸入は大手商社、129万トンを保管している倉庫は官僚が仕切る倉庫協会、流通、検査も様々な協会と部署を作って天下り、渡りと利権の巣窟だ」
「本来なら、瑕疵品質で中国とベトナムへ返品すべきだ。それは商売の基本だ」「住友商事も、双日も子供の商売だ」
「そころが、それは農水省との暗黙の了解だ」
「農水省、大手商社は表の顔で、裏のブローカーが闇のシンジケートを組んで、汚い仕事をやる。 その元の銭は国民の税金だ」
「778%の関税をかけて輸入するが、仮に1億円の価格だとすると、輸入関税は7億8千万円だから、その米の仕入れ値は約9億円だ。 工業用糊とか肥料用といったところで、値段が高くて誰も買えない。だから事故米にして、安く業者に卸す、業者は正規米として酒造メーカー、菓子屋、給食センターに販売する」
「農水省、農政局、商社、ブローカーが皆丸く収まる構図だ」
「しかしそれは、毒物米を日常的に国民に飲ませ、食わせることだが」
「だから言ったじゃないか。内閣の一つも潰れる内容だと」
「国民の生命と健康を喰い物にして官僚・役人は肥えていく」
「国民の税金が使われ、ブローカーがボロ儲けし、それに農水省の役人と商社がたかって甘い蜜を吸う」
「農水省の役人は何も知らなかった?」
「もちろん全部知っていた。役人にとって大事なことは帳簿が正しく見えれば問題ない。正しいかどうかじゃなく、正しく見えるかどうかだ」
「農水省の検査人は全国で2300人もいる。本当の検査のプロは、現場に入れば鼻で分かる。また狭い業界だから汚染米の噂は前から飛んでいた」
「役人は業者から賄賂、接待を受けていた。 汚染米疑獄」「当然だな。それをほじくると巨大な増収賄罪が見えてくる」
「国民のカネを使って、国民の健康を喰い物にしているということだな」
「メタミドホスとカビ剤は発がん性が非常に高いと言われる。毒米を正規米として販売していたとは、モラルの問題以上に毒物混入の食品テロだ」
「トン豚・冬木三男は今、雲隠れしている」
「浅井利憲もそうだ」「抜群酒造の西社長によると、住友商事の紹介で、辰之巳・三笠フーズから汚染米を仕入れるよう持ちかけられた」
「カビが生えたタイ米145トンを住友商事が農水省から買い戻したが、実は、農水省が住商に三笠フーズを紹介していた」「日本酒の美少年から、強力な殺虫剤のアセタミプリドが検出されたベトナム産の米を、国産と偽って販売していたとは」
「そして、他でもメタミドホスが検出された」
「アサヒビールも焼酎回収で14億円の損失とか」「三笠フーズは、国産100%とする嘘の産地証明書を発行していた」
「農水省は汚染米の入札がある度に三笠フーズに連絡していたから、その腐れ具合が分かるよな」「殺虫剤に汚染されたベトナム米は、双日が600トンを購入し、食用として不正転売していた」
「住友商事、双日と各ブローカーは一網打尽にして逮捕立件だ。 もちろん損害賠償と罰金もきっちり払わなければならない」
「本当に悪い奴らは農水省の太田誠一、白須敏郎次官、廣田明課長」
「そういうことだ。 ただ、検察と桜田門はトカゲの尻尾切りで終わるかも」
農水大臣の太田誠一は、「汚染米は問題じゃないから、じたばた騒がない。消費者の権利より経営者の権利の方が大事だ」 とメディアの前で喋っていたが、このヤクザ者大臣と自民党政治の腐臭。国家経営の根幹を揺るがす、官僚という化け物の底知れぬ腐敗。
この日本を、どげんかせんといかん。
(ムラマサ、鋭く斬る)

コメント
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