福田さん
せめて7月のサミット終了後に総理を辞任すれば、まだ良心というか最低限の政治家としての責任を認めることができたと思うが、9月の声を聞いて、これから秋の陣だという時に、荒波の高さに恐れをなして日本丸の船長が真っ先に逃げてしまったのは、昔風に言えば敵前逃亡であり、国賊ものだ。
これで、自民党は安倍さんと2代続けて政権を投げ出してしまった。
初めから、総理大臣としては全く駄目だと本ページでは批判し続けたが、在任中はおんぶに抱っこ、辞める時は自画自賛と愚痴三昧で、戦後最低の総理大臣ではなかったか。
親を大蔵官僚・総理大臣に持つと骨の髄まで甘いボンボンに出るようだ。
貧乏くじを引いたのは福田さん自身ではなく、国民そのものだ。
次期首班は、麻生で決まりなようだが、もはや、この程度しか自民党には残っていない。またもや祖父が外務官僚・総理大臣だから、世襲政治もいい加減にせよと自民党を叱りたい。
麻生は、テキヤの世話役みたいな顔をぶら下げて、小泉、安倍さんに重用されて党三役、総務大臣、外務大臣を長くやったが、そのガハハ面以外に、何をやったか、どういう理念を持っているのか不思議に思い起こせない。
ただ自民党の権力の海を泳いでいたということだろう。
また、今回、野田聖子が総裁候補として噂され、本人もまんざらでもないような発言をしていたが、自民もいよいよ末期症状に陥ったようだ。
自民から追放され、信念を捻じ曲げ、ゆかりとのバトルは女の醜さをさらけ出していたが、墓掘り人の顔を持つ古賀一派から押されてはしゃいでいる自民党を見ていると終末だ。
この際、自民の若手は脱藩し、日本の為に決起したらどうか。
反腐敗官僚、国民の為の改革を旗印に、行動を起こさなければ何の値打ちもない。今の時代、戦国時代と違って、生命まで取られることはないから、楽なものだ。
このまま腐敗官僚の使い走りにされて、利権にぶら下がる猿になるのか、それとも決然と日本の為に立つのか、そのくらいの勇気を持たなければ政治家をやっている意味はない。
☆
自民党のある代議士。
今回の辞任劇は深刻だと溜息をついた。
例えていえば、タイタニック号の船長が、目の前に氷山があるからといって、2代続けて乗客より先に、船を降りて逃げてしまった。
福田は、解散をやれば自民が惨敗することが分かっていたから、自分は自民党を壊した最後の総理にはなりたくなかった。
このまま行けば、麻生が総理になる。麻生は名門の生まれだが、昔は河野洋平の腰巾着で、誰からも相手にされなかった。自民のプリンスと言われた加藤紘一と同じ宏池会の隅っこにいたが、加藤は次の総理と言われて出番を間違えて挫折したが、麻生は逆に万に一つのチャンスを生かした。小泉が重用したのは、同じ3世議員のシンパシーと自分を脅かす存在ではなかったという逆説だ。
平沼、亀井がいない今、もはや自民はメダカの学校になってしまった。
小池百合子、野田聖子、石原伸晃が総理候補に噂される状況は、幼稚園の学芸会の出し物選びだ。さて、このままでは政界再編だ。
「今年の秋は平成の関ヶ原だ」と低く呟いた。
赤坂にある高層階の議員宿舎から見る国会は、初秋の陽を浴びて眩しい。
昭和11年に作られた、この象牙色の国会議事堂は、幾多の権力闘争の歴史を見てきた。まるで今は、嵐の前の静けさを楽しむかのように悠然と構えている。
(ムラマサ、蒼く冴える)
せめて7月のサミット終了後に総理を辞任すれば、まだ良心というか最低限の政治家としての責任を認めることができたと思うが、9月の声を聞いて、これから秋の陣だという時に、荒波の高さに恐れをなして日本丸の船長が真っ先に逃げてしまったのは、昔風に言えば敵前逃亡であり、国賊ものだ。
これで、自民党は安倍さんと2代続けて政権を投げ出してしまった。
初めから、総理大臣としては全く駄目だと本ページでは批判し続けたが、在任中はおんぶに抱っこ、辞める時は自画自賛と愚痴三昧で、戦後最低の総理大臣ではなかったか。
親を大蔵官僚・総理大臣に持つと骨の髄まで甘いボンボンに出るようだ。
貧乏くじを引いたのは福田さん自身ではなく、国民そのものだ。
次期首班は、麻生で決まりなようだが、もはや、この程度しか自民党には残っていない。またもや祖父が外務官僚・総理大臣だから、世襲政治もいい加減にせよと自民党を叱りたい。
麻生は、テキヤの世話役みたいな顔をぶら下げて、小泉、安倍さんに重用されて党三役、総務大臣、外務大臣を長くやったが、そのガハハ面以外に、何をやったか、どういう理念を持っているのか不思議に思い起こせない。
ただ自民党の権力の海を泳いでいたということだろう。
また、今回、野田聖子が総裁候補として噂され、本人もまんざらでもないような発言をしていたが、自民もいよいよ末期症状に陥ったようだ。
自民から追放され、信念を捻じ曲げ、ゆかりとのバトルは女の醜さをさらけ出していたが、墓掘り人の顔を持つ古賀一派から押されてはしゃいでいる自民党を見ていると終末だ。
この際、自民の若手は脱藩し、日本の為に決起したらどうか。
反腐敗官僚、国民の為の改革を旗印に、行動を起こさなければ何の値打ちもない。今の時代、戦国時代と違って、生命まで取られることはないから、楽なものだ。
このまま腐敗官僚の使い走りにされて、利権にぶら下がる猿になるのか、それとも決然と日本の為に立つのか、そのくらいの勇気を持たなければ政治家をやっている意味はない。
☆
自民党のある代議士。
今回の辞任劇は深刻だと溜息をついた。
例えていえば、タイタニック号の船長が、目の前に氷山があるからといって、2代続けて乗客より先に、船を降りて逃げてしまった。
福田は、解散をやれば自民が惨敗することが分かっていたから、自分は自民党を壊した最後の総理にはなりたくなかった。
このまま行けば、麻生が総理になる。麻生は名門の生まれだが、昔は河野洋平の腰巾着で、誰からも相手にされなかった。自民のプリンスと言われた加藤紘一と同じ宏池会の隅っこにいたが、加藤は次の総理と言われて出番を間違えて挫折したが、麻生は逆に万に一つのチャンスを生かした。小泉が重用したのは、同じ3世議員のシンパシーと自分を脅かす存在ではなかったという逆説だ。
平沼、亀井がいない今、もはや自民はメダカの学校になってしまった。
小池百合子、野田聖子、石原伸晃が総理候補に噂される状況は、幼稚園の学芸会の出し物選びだ。さて、このままでは政界再編だ。
「今年の秋は平成の関ヶ原だ」と低く呟いた。
赤坂にある高層階の議員宿舎から見る国会は、初秋の陽を浴びて眩しい。
昭和11年に作られた、この象牙色の国会議事堂は、幾多の権力闘争の歴史を見てきた。まるで今は、嵐の前の静けさを楽しむかのように悠然と構えている。
(ムラマサ、蒼く冴える)