新橋駅を降りて機関車の脇を通り、すぐ裏手に入ると昔からの小さい神社がある。そこに並ぶ小料理屋に入って、朝日新聞の島と飲んだ昨日の夜。
「小泉さんの引退には驚いた。河野洋平の時は(あ、そう)だったが」
「まあ、そうだな。やはり良くも悪くも小泉さんはインパクトがある」
「しかし、なぜ今の発表?」
「色々あるが、麻生に対する当てつけだな。それまでは部屋の片隅にいた麻生を小泉さんが引き上げて、あれよあれよの間に総裁総理になった。しかし、彼は次第に小泉さんから遠ざかった」
「小泉さんは後継に麻生ではなく安倍を指名したからな」
「その証拠に、反小泉の中曽根を外務大臣、中川昭一を財務大臣、野田聖子、小渕優子を大臣にして、保利耕輔、古賀を役員に留任させたように、その色調は小泉嫌いだ」
「中川秀直、小池をはずした」
「それに、親バカが出た。小泉4世の誕生を画策した。総選挙が近くなった今、小泉家の次男坊を後継指名したのは絶妙のタイミングだ」
「次男坊は出来るの?」
「それは未知数だ。経歴は関東学院大学出、NYの名門コロンビア大学大学院留学になっているが、卒業とはなっていない。 そしてアメリカのシンクタンク勤務を経て、親父の秘書をやっている」
「それで、総選挙に与える影響は?」
「大きいな。麻生はアメリカから帰国して、前から聞いていましたみたいなことを言って、平静を装っていたが、麻生も感はいいから、マイナス効果を気にするだろう」
「横須賀は今まで民主は立てなかったが、今回は対立候補を立て、横須賀決戦になる」
「小泉チルドレン、小池百合子、中川秀直、武部、江藤征四郎あたりは、梯子を下ろされた感じかな」
「特に、小池百合子はパニックじゃないか」
「実は、小泉を旗印にして、新党構想という噂が永田町では流れた」
「しかし、それは難しいな、仮にうまくいって100議席を取ったとしても、昔の細川護煕のように消えてしまうのが落ちだ」
「しかし、小泉は乗らなかった」
「果実より、苦労の連続だ。それをやるには10年遅い」
「そういうことだな。大自民党があっての小泉さんだ」
「解散は10月とか言われているけど?」
「刻々と状況は変化する。麻生の支持率は50%を超えなかった。自民党はショックだ。これでは選挙はできないとびびり始めた」
「なるほど、補正審議をやって国民受けすることを言ってから解散か」
「麻生の腹は分からない。年内はやらないかもしれない。早くて年明け」
「いずれにしろ国会を開いてから、気合の勝負だ」
☆
「中山大臣が失言で大騒ぎになった」
「国民をバカにしている大臣だから。東大法学部、大蔵官僚出だもの質が悪い」
「麻生太郎の貴族内閣で、士農工商だな」
「なるほど、言えてる」
「豊臣秀頼もセレブのお坊ちゃまだったが、最期は大阪城で自刀した」
「秀頼に例えるの? すると小沢家康か」
「河村官房長官は、日韓議員連盟の副幹事長で、何でも在日韓国人の参政権に積極的らしいが、国賊ものだな」
「韓国人に参政権を与えるなど国を売る行為だ。 民主党の岡田も積極的だ」
「あのフランケン岡田か」
「中曽根外務大臣、小泉さんに自民党を追い出されかかった。 大勲位の親父に頭が上らない」
「中川昭一、少し酒の量を減らしたらと思うが、余計なお世話か」
「小渕優子、34歳で大臣にするとは、麻生も正気じゃないな。世間ではただの小娘だ」
「野田聖子、汚染米事件で、幼稚園の園児と一緒に食事をしていたが、園児達は迷惑したろう。野中と古賀のオモチャ」
「舛添大臣、この人、舌を何枚も持っている、お笑い系の悪党だな」
☆
麻生太郎と国連。
総理になった途端、あっと言う間にNYの国連に行ってしまった。
演説をビデオで見たが、個人的には恥ずかしい思いがした。
品が無いのだ。 マフィアの顔役みたいな雰囲気と喋りで品が無い。
政府専用機に乗ってNYに行き、国連で演説をしてみたかった、ということだけ。
国内問題とアジア外交は山のようにあるというのに。
そして国連でハプニングが起きた。 演説が数分過ぎたところで、日本語を英語に通訳する装置がトラブったのだ。
太郎が、「これは日本製の機械じゃないね」 とジョークをかますと、会場は爆笑の渦に包まれた漫画太郎の一席。
(ムラマサ、鋭く斬る)
「小泉さんの引退には驚いた。河野洋平の時は(あ、そう)だったが」
「まあ、そうだな。やはり良くも悪くも小泉さんはインパクトがある」
「しかし、なぜ今の発表?」
「色々あるが、麻生に対する当てつけだな。それまでは部屋の片隅にいた麻生を小泉さんが引き上げて、あれよあれよの間に総裁総理になった。しかし、彼は次第に小泉さんから遠ざかった」
「小泉さんは後継に麻生ではなく安倍を指名したからな」
「その証拠に、反小泉の中曽根を外務大臣、中川昭一を財務大臣、野田聖子、小渕優子を大臣にして、保利耕輔、古賀を役員に留任させたように、その色調は小泉嫌いだ」
「中川秀直、小池をはずした」
「それに、親バカが出た。小泉4世の誕生を画策した。総選挙が近くなった今、小泉家の次男坊を後継指名したのは絶妙のタイミングだ」
「次男坊は出来るの?」
「それは未知数だ。経歴は関東学院大学出、NYの名門コロンビア大学大学院留学になっているが、卒業とはなっていない。 そしてアメリカのシンクタンク勤務を経て、親父の秘書をやっている」
「それで、総選挙に与える影響は?」
「大きいな。麻生はアメリカから帰国して、前から聞いていましたみたいなことを言って、平静を装っていたが、麻生も感はいいから、マイナス効果を気にするだろう」
「横須賀は今まで民主は立てなかったが、今回は対立候補を立て、横須賀決戦になる」
「小泉チルドレン、小池百合子、中川秀直、武部、江藤征四郎あたりは、梯子を下ろされた感じかな」
「特に、小池百合子はパニックじゃないか」
「実は、小泉を旗印にして、新党構想という噂が永田町では流れた」
「しかし、それは難しいな、仮にうまくいって100議席を取ったとしても、昔の細川護煕のように消えてしまうのが落ちだ」
「しかし、小泉は乗らなかった」
「果実より、苦労の連続だ。それをやるには10年遅い」
「そういうことだな。大自民党があっての小泉さんだ」
「解散は10月とか言われているけど?」
「刻々と状況は変化する。麻生の支持率は50%を超えなかった。自民党はショックだ。これでは選挙はできないとびびり始めた」
「なるほど、補正審議をやって国民受けすることを言ってから解散か」
「麻生の腹は分からない。年内はやらないかもしれない。早くて年明け」
「いずれにしろ国会を開いてから、気合の勝負だ」
☆
「中山大臣が失言で大騒ぎになった」
「国民をバカにしている大臣だから。東大法学部、大蔵官僚出だもの質が悪い」
「麻生太郎の貴族内閣で、士農工商だな」
「なるほど、言えてる」
「豊臣秀頼もセレブのお坊ちゃまだったが、最期は大阪城で自刀した」
「秀頼に例えるの? すると小沢家康か」
「河村官房長官は、日韓議員連盟の副幹事長で、何でも在日韓国人の参政権に積極的らしいが、国賊ものだな」
「韓国人に参政権を与えるなど国を売る行為だ。 民主党の岡田も積極的だ」
「あのフランケン岡田か」
「中曽根外務大臣、小泉さんに自民党を追い出されかかった。 大勲位の親父に頭が上らない」
「中川昭一、少し酒の量を減らしたらと思うが、余計なお世話か」
「小渕優子、34歳で大臣にするとは、麻生も正気じゃないな。世間ではただの小娘だ」
「野田聖子、汚染米事件で、幼稚園の園児と一緒に食事をしていたが、園児達は迷惑したろう。野中と古賀のオモチャ」
「舛添大臣、この人、舌を何枚も持っている、お笑い系の悪党だな」
☆
麻生太郎と国連。
総理になった途端、あっと言う間にNYの国連に行ってしまった。
演説をビデオで見たが、個人的には恥ずかしい思いがした。
品が無いのだ。 マフィアの顔役みたいな雰囲気と喋りで品が無い。
政府専用機に乗ってNYに行き、国連で演説をしてみたかった、ということだけ。
国内問題とアジア外交は山のようにあるというのに。
そして国連でハプニングが起きた。 演説が数分過ぎたところで、日本語を英語に通訳する装置がトラブったのだ。
太郎が、「これは日本製の機械じゃないね」 とジョークをかますと、会場は爆笑の渦に包まれた漫画太郎の一席。
(ムラマサ、鋭く斬る)