武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

麻生太郎の新選組かく戦う

2008年09月24日 | 人生の意味
韓国と麻生太郎。
22日、韓国のメディアが総裁に決まった麻生太郎を論評した。
まず、麻生は2003年の政調会長時代に、「植民地時代の創氏改名は、朝鮮の人たちが『苗字をくれ』と言ったのがそもそもの始まり」 という問題発言をした人物として韓国では嫌われていると報道した。
加えて、次のように述べた。
【しかし、日本は北朝鮮問題、韓国経済などを共に論議しなければならない間柄でもある。必要な資金を払える国は日本しかない】 と言い、
【韓国は日本が嫌いだと言えば、米国が韓国だけと手を結ぶことを期待するのは愚かだ。 韓国は、嫌でも日本と手を結ばなくてはならない立場にある】 と語った。
このように韓国の一流と言われる新聞を読んでいると、国際関係で、「好き、嫌い」や「経済問題、つまり金が欲しいから相手の国と手を結ぶ」 という表現が随所に出てくる。 しかし、日本や欧米の新聞で、こういう稚拙で感情的な表現を見たことがない。
こういうところに韓国を読み解くキーワードがある。
この他にも、「天皇と靖国問題」「A級戦犯問題」「日本の核武装論」 について麻生の発言を批判的に取り上げている。
本ページは、日本は言論の自由があるから、核武装の議論をするのはいいが、日本の核武装には反対だ。 なぜなら核武装は50年前の軍事戦略であって、日本の未来にとってマイナス面の方が大きい。 代わりに、番犬様の米軍が核の傘で日本を守ってくれている。
そして、韓国における最近の世論調査では、韓国人は日本が嫌いだという人は54%にも上るが、同時に、見習うべき国は日本を挙げ、24%にもなるという、この非論理的なチグハグさは、両国の現在の関係を示すものだろう。

ある自民党代議士との会話。 高層階の窓から国会議事堂が静かに横たわっている。 総裁選は終ったが、後は国会で首班指名を受け麻生が総理になる。
「今、自民内の雰囲気はどう?」
「あまり良くない。 麻生が圧勝したが、皆麻生で万々歳と言うわけではない。 例えて言えば、雰囲気は徳川最後の将軍・慶喜の幕末かな。」
「幕末は徳川の恐るべき人材枯渇だったが、薩長は西郷、大久保、桂小五郎、高杉晋作、土佐の龍馬とキラ星の如くだが、幕府は旗本上がりの勝海舟だけ」
「今の自民と民主の関係に似ている」
「余談だが、麻生は大久保利通の血を引いている。歴史の皮肉か」
「その麻生だが、解散はどうする」
「世論調査の支持率を見てからだな。 本音は解散はしたくないが、補正予算の審議をやれば、汚染米、年金、後期高齢医療問題が、洪水のように溢れる」
「参院に回れば、野党は必ず紛糾させ、問責決議だ。恐らく、農水、厚労大臣を最初に血祭りに上げ、最後は麻生だ」
「だとすると内閣は持たない。 天皇の勅許が衆議院で読まれることになる」
「平成の関ヶ原だな」
「それとも冒頭解散に打って出るか」
「それでも自民は負ける。負けても220なら公明と足して250」
「それならセーフだが、もっと自民が惨敗したら」
「そう読めば・・・・・」
「解散はしない。 衆院で内閣信任可決を行い、衆院だけで議会をやる」
「自民は民主の横暴を責め立て、来年の9月任期満了まで麻生内閣は強行突破だ」
「そうだとすると、麻生内閣は1年持つことになる。後は・・・・・」
「後は、政界大再編・・・一寸先は闇だ」
今の自民党は空中ブランコの花形スターがいないサーカスだ。
呼び物のライオンも、虎も、象もいない。 だから5人組が入り口で大声を上げて客を呼ぶ。
さて、東京も台風が去って、初秋の爽やかな陽射しが赤坂のビルの谷間に伸びている。 火曜の祝日で、街角には人の歩く姿が少ない。
その時、洋子ママから電話が入った。 着信音はタイタニック号のテーマに変えたばかりだ。
(ムラマサ、蒼く冴える)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする