麻生太郎
中国、韓国のネットを見ると、麻生太郎を「極右」と呼称し、警戒感が出ているが、もはや日本では右翼、左翼という言葉は死語になっているから、中国と韓国は100年遅れの国だなと改めて思う。
さて、極右と言われた麻生について考えてみれば、小泉さんから取り立てられて、政治の表舞台に長年いたが、この人の政策とか理念とかさっぱり思い浮かばない。
あの人はこうだとかレッテルが貼られるものだが、意外にこの人にはない。
無いのが不思議な感じさえする。
テキヤの世話役みたいな面をぶら下げて、何か悶着があれば、ドスの効いた声と顔で、その筋に話をつける役にはぴったりだと思うが、67歳にもなって、政治家としての像が浮んでこないのは果たしていいことなのか。
まあ、今から言うのも何だが、期待はしていない。
☆
小池百合子、弁は立つ。 しかし、それだけだ。 権力の海を泳ぐクラゲ女。
渡辺喜美、公務員改革で人前で涙を流しているようでは20年早い。
野田聖子、幼稚園のお遊戯ダンス以上のことはない。
石原伸晃、迫力がない。悪党の慎太郎を超えていない。
中川昭一、出ないようだが、ここで泥をかぶるくらいでないと駄目だ。
額賀、じゃがいも顔では駄目だろう。
谷垣、京都というのは、ああいう顔を作るのだろうか。
町村、質屋の番頭なら適任だ。
☆
ある自民党代議士の呟き。
国会議事堂が見える赤坂のとある高層ビル。
なぜ麻生太郎は、あれほど険しい顔を見せるのか。
口をひん曲げて、ギラギラした目を油断なく鋭くさせ、これから出入りをやろうとする筋者の顔だ。
しかし、世間的には毛並みのよさで通っている。麻生財閥の御曹司、明治の元勲・大久保利通の流れをくみ、祖父は総理大臣・吉田茂。福岡の実家は大名屋敷のような大邸宅だ。
「自民党は半世紀の間、政権を担ってきた。しかし、2代続けての政権投げ出しで自民党は終わった」
「感性が鋭い人たちは痛感している」
「麻生が有力だが反麻生は多い。他に取り沙汰されている男も女も雑魚だ」
「本当は、中川昭一が出馬すべきだが・・・平沼はいない」
「麻生で決まりか。それともどんでん返しがあるか」
「森・町村派がどう舵を切るかだが、麻生との密約はある」
「そうだな。いずれにしても小池百合子をかつぐことはない」
「それとも第三の人物が出てくるか」
「小泉さんの動きがあるかどうか・・・」
「小泉さんは動かない。あの人は自民党をぶっ壊してしまった」
「大政奉還後の徳川幕府の状況に似てきた。すると勝海舟の役回りは誰だ」
残暑がぶり返してきた東京。 欲望が渦巻く街。暮れゆく残照が窓ガラスに反射して一瞬輝いた。
★
イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故。
海自あこがれのエリート,イージス艦の航海長だから、防衛大学校を首席クラスで卒業したのだろう。 その後潟桂太郎・前航海長(36)が、清徳丸にも問題があったと主張している。
36歳という年齢は、経験、体力、知識、精神力、共に絶頂期にさしかかり、50の声を聞くまでは怖いもの知らずだ。
しかし、朝方の漁船ラッシュの海域において、自動操舵をして、水上レーダー捕捉の怠慢、目視見張りの怠慢をやっておきながら、「漁船はぶつかってしまうようなジグザグな動きをしていた」 と、漁船にも過失があったと抗弁している。
事故当時、当直士官を務めた長岩友久・前水雷長(35)は、清徳丸のGPSは濡れて解析できなかったようだが、もしそれがあれば海自の主張も裏付けられた」 として、「争う」と語る。 水雷長が当直航海士官をやっていたのだから、そのことだけでもイージス艦の怠慢が浮かび上がる。
例えて言えば、銀座通りをポルシェが200キロのスピードで突っ走るようなもので、ゆっくり歩いている歩行者が悪いから引いてしまった、何が悪いと開き直るような態度だ。
(ムラマサ、一閃)
中国、韓国のネットを見ると、麻生太郎を「極右」と呼称し、警戒感が出ているが、もはや日本では右翼、左翼という言葉は死語になっているから、中国と韓国は100年遅れの国だなと改めて思う。
さて、極右と言われた麻生について考えてみれば、小泉さんから取り立てられて、政治の表舞台に長年いたが、この人の政策とか理念とかさっぱり思い浮かばない。
あの人はこうだとかレッテルが貼られるものだが、意外にこの人にはない。
無いのが不思議な感じさえする。
テキヤの世話役みたいな面をぶら下げて、何か悶着があれば、ドスの効いた声と顔で、その筋に話をつける役にはぴったりだと思うが、67歳にもなって、政治家としての像が浮んでこないのは果たしていいことなのか。
まあ、今から言うのも何だが、期待はしていない。
☆
小池百合子、弁は立つ。 しかし、それだけだ。 権力の海を泳ぐクラゲ女。
渡辺喜美、公務員改革で人前で涙を流しているようでは20年早い。
野田聖子、幼稚園のお遊戯ダンス以上のことはない。
石原伸晃、迫力がない。悪党の慎太郎を超えていない。
中川昭一、出ないようだが、ここで泥をかぶるくらいでないと駄目だ。
額賀、じゃがいも顔では駄目だろう。
谷垣、京都というのは、ああいう顔を作るのだろうか。
町村、質屋の番頭なら適任だ。
☆
ある自民党代議士の呟き。
国会議事堂が見える赤坂のとある高層ビル。
なぜ麻生太郎は、あれほど険しい顔を見せるのか。
口をひん曲げて、ギラギラした目を油断なく鋭くさせ、これから出入りをやろうとする筋者の顔だ。
しかし、世間的には毛並みのよさで通っている。麻生財閥の御曹司、明治の元勲・大久保利通の流れをくみ、祖父は総理大臣・吉田茂。福岡の実家は大名屋敷のような大邸宅だ。
「自民党は半世紀の間、政権を担ってきた。しかし、2代続けての政権投げ出しで自民党は終わった」
「感性が鋭い人たちは痛感している」
「麻生が有力だが反麻生は多い。他に取り沙汰されている男も女も雑魚だ」
「本当は、中川昭一が出馬すべきだが・・・平沼はいない」
「麻生で決まりか。それともどんでん返しがあるか」
「森・町村派がどう舵を切るかだが、麻生との密約はある」
「そうだな。いずれにしても小池百合子をかつぐことはない」
「それとも第三の人物が出てくるか」
「小泉さんの動きがあるかどうか・・・」
「小泉さんは動かない。あの人は自民党をぶっ壊してしまった」
「大政奉還後の徳川幕府の状況に似てきた。すると勝海舟の役回りは誰だ」
残暑がぶり返してきた東京。 欲望が渦巻く街。暮れゆく残照が窓ガラスに反射して一瞬輝いた。
★
イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故。
海自あこがれのエリート,イージス艦の航海長だから、防衛大学校を首席クラスで卒業したのだろう。 その後潟桂太郎・前航海長(36)が、清徳丸にも問題があったと主張している。
36歳という年齢は、経験、体力、知識、精神力、共に絶頂期にさしかかり、50の声を聞くまでは怖いもの知らずだ。
しかし、朝方の漁船ラッシュの海域において、自動操舵をして、水上レーダー捕捉の怠慢、目視見張りの怠慢をやっておきながら、「漁船はぶつかってしまうようなジグザグな動きをしていた」 と、漁船にも過失があったと抗弁している。
事故当時、当直士官を務めた長岩友久・前水雷長(35)は、清徳丸のGPSは濡れて解析できなかったようだが、もしそれがあれば海自の主張も裏付けられた」 として、「争う」と語る。 水雷長が当直航海士官をやっていたのだから、そのことだけでもイージス艦の怠慢が浮かび上がる。
例えて言えば、銀座通りをポルシェが200キロのスピードで突っ走るようなもので、ゆっくり歩いている歩行者が悪いから引いてしまった、何が悪いと開き直るような態度だ。
(ムラマサ、一閃)