鳩山由紀夫。
共同通信の選挙後の世論調査が発表された。鳩山の支持率は71%で麻生最高時の48%を大きく超えた。小泉さんの80%には及ばないが、安倍の70%と同じで、福田60%を超えた。
★自民党。
自民党の新人当選者は、たった5人だという。民主党は143人。
自民党の新人は、小泉さんのせがれであり、青森の津島の息子である。自民党にとって血は、益々濃くなり、劣性遺伝が強まるのではないか。彼ら世襲新人の顔付きを見ると、エサを目の前に置かれた腹ペコの犬のような匂いがする。
さて、政治利権を唯一の結び目とする自民党に未来はあるのか。 自民党の代議士は「逆風」だったと口を揃え、野田聖子などは「選挙民は私と笑顔で握手しながら民主党に票を入れた」と肩を降ろした。その逆風というのは、国民から見れば怒りのハリケーンなのだ。年金崩壊、派遣切り、介護崩壊、障害者福祉崩壊、ワーキングプア、後期高齢医療という姥捨て山、少子化、住宅ローン崩壊などなど、列挙しても列挙しきれないほど、政治に対する怒りの内圧が高まった。それを今もって理解しようとしない麻生太郎と山賊どもは、「理解していないのは国民だ」と逆切れする。
さて本ページは昨年来、自民党に歴史的惨敗を舐めさせると言い続けてきた。そして今、自民党を見ていると、古代ザウルスが絶滅の危機に瀕するかのように、のた打ち回っているように見える。利権というエサがなくなれば、厳しい冬を乗り切ることはできまい。
★麻生太郎とアニメ。
麻生太郎のことを書かないと収まりがつかなくなった。
麻生は「解散は最適なタイミングを見て、私が判断します」と毎度毎度、念仏のように唱えていたが、マーフィーの法則に嵌った麻生は、ついにそれから逃れることはできなかった。小泉さんが喝破したように、昨年の10月冒頭解散しかなかった。麻生のボロが出ない内にということだったが、しかし天は日本を見放していないということだ。
一方、漫画太郎よろしく、自民党はテレビやネットで民主党のネガティブ・キャンペーンをアニメ漫画でやったが、あれはもの凄く違和感が残った。見た目、爽やかで知的で裕福そうなカップルが、鳩山由紀夫を批判するのだが、セレブ層の浮き世離れした会話にしか聞こえなかった。逆に世間は、もっと厳しい風にさらされていることを思い起こさせたアニメ漫画であった。
★陸上自衛隊。
ほぼ全員に当たる陸自14万人とその家族の個人情報が漏洩された事件。
こういう機密データが簡単にコピーされ、外部に持ち出されるということは、防衛省のセキュリティーはザルのようなものだ。一流企業のセキュリティーは今すごく厳しくなっている。最高機密は限定パスワードと分刻みの電子トークン、指紋認証などで守られ、閲覧できる人間が限定されている。かつコピーができないように厳重なロックがかけられている。これが世界の常識だ。
しかし、逮捕された自衛隊鹿児島地方本部の1等陸尉、徳永安成(46歳)は、「不動産関連業者に100万円で、機密をCD-ROMにコピーして売った」という。46歳の働き盛りで懲戒免職。場合によっては、莫大な損害賠償の請求もある。果たして、この「不動産業者」というのは誰なのか。100万円の授受は贈収賄罪に相当する。影に中国がいなければ良いが。ずばり中国の狙いは、中国のスパイに仕立てる為の候補者選定ということだ。過去にイージス艦の重要機密をCD-ROMで持ち出した担当官(尉官クラス)の妻は中国人だった。カネとハニートラップで自衛隊員をスパイに仕立てる中国の特務機関は、日本で暗躍している。
★韓国の中央日報社説
日本の政権交代を指して、「普遍的な日韓関係の出発点になるべき」と論評したが、いつから韓国朝鮮人はそんなに大人しくなったのか。日本に植民地支配された、日本は悪い奴だという泣き言から始まり、一方で韓国は、日本をいつも 「見下している」と言い放ち、そして韓国に謝罪しろ、韓国にカネと技術を寄こせといつも騒いでいる。ソウルの日本大使館前では、毎週、従軍慰安婦なる韓国女の売春婦が集まり、「カネをくれ」と叫んでいるのが韓国の実態だ。
そして2005年、ノムヒョン政権下で作られた 「親日反民族行為法」 という法律がある。70年以上前に親日的であったとする韓国人の今を生きる子孫の財産を没収するのがこの法律なのだ。その代表格は朝鮮の総理であった李完用なのだが、日本に協力したとされる朝鮮人の子孫を反民族者として烙印を押す。そして韓国の「民族問題研究所」は、4430人を収録した「親日人名辞典」の出版を年内に行うという。この4430人の子孫は財産を没収され、社会的にも制裁を受けることになる「魔女辞典」になる。
しかし韓国のインテリは言う、「政治が歴史上の人物に対する評価に不当に介入し、歴史を屈折した視点から見る政治家や団体が韓国に存在する」。しかし、こういう意見は少数派であり、表向きには発表できない。
そして笑い話だが、韓国の学者は韓国をフランスに、日本をドイツに見立て、その関係性を説明しようとする。日本はドイツでも良いが、韓国が自身をフランスに例えるというのは、トン豚が口紅を塗って、パンツをはいて町を歩くようなものだと言っておこう。
(ムラマサ、鋭く斬る)