武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

鳩山の友愛と憂哀。 小沢一郎の鶴の一声。

2009年09月29日 | 人生の意味

鳩山由紀夫
米国は、「東アジア共同体」に対し、米国抜きの構想だとして強く反対し始めた。
鳩山はオバマとの初会談では、日米同盟を強調したが、「東アジア共同体」 構想については特に説明しなかったとされる。
一方で鳩山は、FTA、金融、通貨、エネルギー、環境などについて、東アジア共同体の構想を中国の胡錦濤に説明したという。
この構想には、誰かブレーンが鳩山の背後にいる。 中国と韓国との協調を進め、米国を牽制するという思惑がある。 その底流は日本と中国を連衡させようとする勢力だろう。しかし「ならず者国家」の中国とか「土民国」 の韓国とアジア共同体を構築するなど10年どころか20年早い。共同体の前提条件は、中国は独裁政権を捨て、複数政党が立つ民主選挙政体にならなければならない。また韓国などは日本に対して靖国、教科書などの内政干渉をやっている限りは、中国も同類だが、同じ天を仰ぐ訳にはいかぬ。 中国も韓国も義務教育で反日教育を子供たちに叩き込んでいる。
そういう歪んだ教育は必ず未来の日中、日韓関係に暗い影を落す。鳩山の友愛は立派だが、中国も韓国も「友愛」 という言葉は存在しない。 彼らの友愛は現実的な利益を伴わなければ何の意味もない。それは投資であり技術供与であり、裏では賄賂と貢物であり、そして日本が中韓に土下座することである。 鳩山の唱える隣人愛の理想など、中国と韓国にとっては「犬にでも食われろ」くらいの理解しかない。その彼我の差を鳩山が認識し理解できなければ、赤くほとばしる灼熱の鉄箸を素手で握るようなことになる。 つまり「ならず者国家」 に対して友愛を説いても、相手は増々頭に乗るだけだ。
鳩山はぶれることなく、日米同盟の紐帯を強化すべし。 米国もエゴはあるが、議論をすれば分かり合える人たちだ。 しかし、中国人や韓国人は油断がならぬ。隙を見せれば後ろからグサリとやられる。
★円高と藤井大臣。
藤井さんという財務大臣は嘘つきだ。 昨日急激に円高になり、藤井さんは慌ててブルームバーグで講演を持ち、円高容認発言はしていないと述べた。しかし先週のピッツバーグG20金融サミットにおいて藤井さんは、「意図的な円安政策はしない。為替市場への介入はしない」と公言した。これは即ち円高容認発言であり、円高になっても介入しないとメディアの前で発言したから為替マネーは動いた。
さて、急激な円高は日本にとって困る。 製造業は増々、日本の工場を閉鎖し、海外へ移転せざるを得ない。 失業に拍車がかかる。 その一方、円高で輸入品の値段が安くなり、資源や材料の輸入はメリットだ。しかし農産物 (野菜、果物、肉、魚など)も価格は安くなるが、同時に国内農家や漁業をまともに直撃する。 これも困ったものだ。 藤井さんは77歳だというから、ボケが入ったのか。あるいは鳩山側近の財務大臣になったからといって米国で舞い上がったか。
★亀井静香。
このドン亀、昨日の閣僚委員会で、モラトリアムについて 総理と他の閣僚から反対意見は出なかった。これは3党合意であり、皆うなずいていたとテレビの前で喋りまくった。ドン亀の暴走列車に今のうちにブレーキをかけないと、金融市場は混乱し、経済の血液である金が回らなくなる。
★政府与党首脳会議。
昨日突然、官邸に召集され、今後不定期ながらも会合を開くという。これは政権発足前の鳩山の発言と真逆になった。 鳩山は政府と与党との協議は設けない、代わりに閣僚委員会で政策を協議すると述べていた。なぜ方針を急に転換したかといえば、ドン亀の暴走列車にブレーキをかけろという小沢一郎の鶴の一声だ。今のままでは、閣内で誰もドン亀の暴走列車を止めようとしない。 平野官房長官などはドン亀から、鳩山のいない閣議で 「余計なことを言うな」と凄まれた。 だから「憂哀(ゆうあい)」内閣を心配した小沢一郎の怒りの表れなのだ。
★谷垣禎一。
自民党の総裁になった。 中国公安部から「淫」 というスタンプをパスポートに押されたかどうか、買春問題を起こした日本人のパスポートには、そういうスタンプが押されるそうな。さて、8兆円の公的資金、つまり我々の税金を旧長銀に投入しながら、たった10億円、しかも瑕疵担保責任付きで、米国のファンドにくれてやった責任者が、当時の金融再生委員長であったハニー谷垣だ。
さて、再生のキーワードは何かと聞かれたハニーは、「いっしょにやろうぜ」 というスローガンを言い放った。 米国でも英独仏でも、このような「スラング、くだけた表現」を使って国民に語りかけない。人々からブーイングが起きるか、バカにされるかどちらかだ。国家の優れた政治リーダーは、スラングで言葉を表現しない。
★ハニー谷垣は八ッ場ダムの中止について、「前原さんはもっと丁寧に対処すべきだった」と批判した。 それを自民党には言われたくない。 地元の住民は身体を張って、20年も30年もダム建設反対をやって来た。それに対して自民党がやったことは、国交省の官僚、県、市町村の公権力にものを言わせ、同時に金をバラまきながら、住民を潰して来たのではなかったか。つまりダム利権の甘い蜜を、自民党と官僚役人とゼネコン・土建屋が、我々の税金を食い散らかして来たのではなかったか。
前原誠司は、その食い散らかした公共事業を掃除し、これからの地元住民の生活再建の旗印を高く掲げているのだ。 前原は見かけ上の拙速について、素直に謝罪したが、本当は、それは「拙速」ではないのだ。なぜなら前原誠司は10年も前から八ッ場ダムを研究しており、現地視察も大臣になる前から行なっているように、八ッ場ダムについては熟知している。その分、決断が早かったに過ぎない。
前原がんばれ。
(ムラマサ、鋭く斬る)

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