鳩山由紀夫。
昨日、羽田から総理専用機でアメリカへ飛んだ。 日の丸の飛行機が誇らしげに見えたのは、麻生、安倍、福田にはなかった。 NYではオバマを始めとして、各国との首脳会談が目白押しだという。鳩山のスタンフォード仕込みの英語力は素晴らしいものがある。友愛という言葉は英語で何と言うのだろう。
単にFriendship というのはつまらない。 Friendship & Love ということだろうか。
★韓国。
昨日21日、韓国の中央日報に載った(チョン・ジェスク、文化部) のコラム「韓国を愛してるって?」 を下記に転用する。 (原文になるべく沿ったが、日本語は直した)。
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韓国のアイドルグループ2PMの一メンバーが、韓国が嫌いだという書き込みを米国のSNSに載せたことがバレて、韓国を追放されるように出国した事件が最近あった。そしてまた、同じようなことが起きた。韓国KBSテレビのトークショー「美女たちのおしゃべり」で、人気者だったニュージーランド出身のキャサリンが、新聞のインタビューで、普段の親韓的な発言とは違い、韓国に批判的なことを話したせいでテレビを降ろされた。また、同じ番組に出演していたドイツ人女性ベラも同じように降板させられた。その理由は、彼女がドイツで出版したエッセイ「ソウルの眠れない夜」に、韓国を批判的に描いた部分が多いということだった。 青い目の外国人が韓国を愛するようになったと告白したときは、正直言ってちょっと疑問に感じた。
というのは欧米の地で10年、20年と暮らしている韓国人たちの話を聞けば、住んでいるその国を愛するどころか、悪口を言わなければいい方で、いくら長く住んでも根付けないという嘆きを聞くことが多いからだ。それに比べて外国人の美女たちが、韓国社会と韓国人の弱点を指摘しながらも画面ではニコニコと笑い、楽しいお喋りを韓国人と分かち合ってきたかと思うとぞっとする。
グループ2PMから、米国シアトルへ追われるように帰ったメンバーは、22歳の在米韓国人3世だった。米国社会で成長した少年が、初めて韓国へ来たとき、適応できないのは当たり前だ。他人と違う意見を言うことも当然だ。こんな当たり前なことを韓国が受け入れることができなければ、韓国社会には深刻な問題があると言わざるをえない。 前述したニュージーランド人女性が指摘した「韓国人たちは自分の考えとか個がない」 という言葉は、とても骨身にしみた。西洋文化を長い間研究してきた人達からも、これと等しい言葉を聞いたことがある。
1960、70年代の韓国を振り返ってみれば、その時代、町のあちこちで喧嘩になることが頻繁にあった。そのたびに決まって聞く大声は、「私を誰だと思ってんの?」だった。それに対して「お前が誰かだって?」と問い返せばその返事は、「私の親戚は偉い○○よ!」 だった。もしかしたらこの返事の現代版パロディーは「私は梨花女子大を出た女よ!」 かもしれない。
たぶん韓国人の「個」は長い間そんなものだったろう。縁戚関係によって決まる個はないのに。 その未熟な恥部が青い目の女性にあっという間にばれてしまった訳だ。韓国人の自尊心を傷つけられる。
韓国は若くて躍動的だが、決して大人らしいとはいえない。少しの例を挙げても顔が赤くなる。 例えば韓国では、自動車の車線を変えるときウィンカーをつけるなと教える文化(なぜなら相手に屈服するという態度になる)、狭いトイレに一度に集中して入り、ぞろぞろ並べば安心する文化、窓口で並んでいる人のすぐ後ろに付いていれば気が済む文化、見知らぬ人に対して、先に笑って挨拶すれば相手に屈したことになる文化、声の大きい者が勝つ文化、これらの行動は、大人らしいとは言えないだろう。
甘えてはいけない。自分と他人の違いを認め、他人を尊重することが自分の存在も認めてもらえるという意識の転換が必要だ。自分たちの短所を指摘する声を受け入れることができれば、個がある大人だ。長い間、西洋は物質文明で、韓国は精神文明だと主張してきたが、それはどうやら間違っている。エセ宗教家のように 「心を無にしました」などと言わず、片意地を張らずに、もう少し大人らしく生きてみることができないだろうか。(以上)
★(論評)
こういう意見を持つ韓国人は少数派の少数インテリである。 99.9%の韓国人は、こういうことを言う前に、そういう発想すらない。相変わらず、声が大きい者が周りを制し、朝鮮民族主義を熱狂的に掲げ、理ではなく感情で考え行動する。 しかし同時に、利にさとく、目の前の利益の前には簡単に主張を曲げる。だから賄賂が当然のように横行し、警官でさえも袖の下で、違反を見逃す。500年の李氏朝鮮の儒教というのは、腐った物を隠蔽する為に使われた便法でもある。だから韓国の若者の50%は韓国が嫌いだと言い、経済的余裕のある者や頭脳優秀者は米国へ留学し、韓国へは戻らない。また美貌を誇る若い女性は、日本に憧れ日本へやって来る。韓国クラブのホステスになるか、あるいは売春をやるようになる。それで金を稼いで韓国へ帰っても、日本が忘れられず、再三再四、不法入国をしても日本に来るようになる。その深みに入ると、裏社会の日本人と偽装結婚をする。そして、そのまま転落していく。
★ワシントン・ポスト。
アフガニスタン駐留米軍トップのマクリスタル司令官が、8月末に米国政府に提出した非公開報告書で、1年以内に米軍を追加派兵しなければアフガン戦争が失敗に終わると訴えた。マクリスタル司令官の戦略は、武装勢力タリバンの殲滅よりもアフガン住民の保護を優先することを目的にしているという。
この記事を読んで驚いた。 米軍を中心にしたNATO軍 (ISAF部隊) の主な目的は、タリバンから住民を守ることだという。 そうだとすると、千年かかってもアフガン戦争は終らない。言ってみれば、米国本土で米国市民を守る為に、外国軍が米軍と戦っているという構図になる。 アフガンはアフガンのものだ。未だ中世に生きているイスラム社会の可否は、彼らの自決権にある。
★イタリア人兵士とアフガンの状況。
アフガニスタンの首都カブールで、タリバンによる自爆攻撃を受け死亡したISAF部隊のイタリア人兵士6人の遺体が20日、ローマ近郊の空港に到着した。空港では、イタリア大統領が三色旗に包まれた棺に手を添え、涙を流したと伝えられるが、今や、アフガンの地では、7月からタリバンの攻勢が始まっており、アフガンの9割の地域がタリバンによって制圧されていることを世界の人々は知らない。
(ムラマサ、鋭く斬る)