ライジングサン。
平成維新の革命という風が永田町と霞ヶ関に吹きまくっている。 雷鳴の如く、次々に発せられる新大臣の指示と命令。 そして、それぞれの大臣引き継ぎ模様があった。
出迎えの職員は大勢いたが拍手がなかった長妻昭、自民党の金子前大臣から嫌味を言われた前原誠司、職員の出迎えを拒否した赤松。 原口は前大臣の佐藤勉と引き継ぎなしで唖然。自民の佐藤勉は逃亡したというが、引継ぎをしたからといって首を刎ねられる訳ではあるまい。 一方、深夜零時に緊急会見を開き、米国との核密約文書の調査を官僚に命令した岡田、これは指示ではなく大臣命令であるから、国家公務員法に照らせば、命令に背けば官僚を罷免できる。この大臣命令は民主党が長年研究してきたことだった。さて本ページの主張は「日米同盟の強化」 であるが、30年経てば外交機密は国民に公開されなければならない。
★鳩山由紀夫。
朝日の世論調査で支持率71%、読売が75%という小泉さんに次ぐ歴代2位の高支持率だった。
しかし苦言を述べる。 一昨日、官邸で最初の記者会見をやった。 その時の挨拶で、「政権にとって未知との遭遇になる。初めてのことなので失敗したら、国民の皆様のご寛容を頂きたい」と述べた。このスピーチライターは失格だ。 大臣というのは見識、学識、経験、実績が豊富で、抜群の能力を持つ者が大臣になる。 それが初めての経験だから、転ばぬ前に「ご寛容を」というのは感心しない。能力が高い者でも失敗はある。 しかし技量の高い者が、最初から失敗の予防線を張っては駄目だ。
メジャーのイチローが今年のWBC韓国との決勝戦、9回表満塁の場面で、前の打者の川崎が凡打に倒れ、2アウトになった時イチローは、「実はその時、心の中は最大のピンチだった」と後で吐露している。 だがイチローは、神が天から降りてきたようだった、という表現を使い、センター前にクリーンヒットを打ち、優勝した。
その打席に入る前にイチローは、監督やチームメートに「打てなかったら、ご寛容を」 などと言っただろうか。 政治も、まさしく背水の陣でやるしかない。失敗は許されないという覚悟が必要だ。
★長妻昭。
早速、今後の天下り人事を凍結するように指示した。 長妻は、「私が知らない間にどんどん天下りの手続きが進んでしまうので凍結した」。また、「天下りに関する資料を出すよう昼に指示をしたら、直ぐにデータが出てきた。野党時代と対応が違う」。
官僚役人の天下りが、なぜ悪いのかは、仕事もせずに税金を食い物にするからだ。 天下りの典型的なスタイルは、朝、迎えに来る黒塗りのハイヤーに乗り、虎ノ門に集中するナントカ機構、ナントカ独法の綺麗なオフィスの個室に入る。秘書にお茶を出させ、新聞に目を通し、何もなければ飯を食った後に、退出するというのが日課だ。
やることは本省との人事と利権のやり取りだが、実際の汗をかく仕事は民間企業に丸投げする。その中間を搾取するのが仕事になっている。これで平均年収1200万円~1500万円を貰う。2~3年務めると次の天下り先に玉突き式に移動する。なぜなら後輩の為の席を空け、次のナントカ機構の椅子に座る。 その退職金が2千万円~3千万円になる。 だから天下り先への国からの補助金が12兆4千億円にも上る。
これは高級官僚の天下りの典型的なコースだが、ノンキャリアといわれる役人も、高級官僚より待遇は落ちるが、年収は1千万~1200万円が相場になる。これは我々の税金だ。自民党がそれを黙認してきた最大の理由は、官僚が握っている利権の分け前をもらう為だ。官僚から見れば、天下りのカラクリを見逃してもらう為に、自民党議員に対して内部情報と利権を与えてきた。 自民党議員の秘書は平均で10人いる。 大物になれば20人の秘書を抱える。3人は公設秘書だが、残りの7~17人は私費で雇うことになる。その費用は企業団体からの政治献金という名の上納金によって賄われるが、それは政治と企業との利権繋がりによって生み出される。一皮めくれば贈収賄罪だ。主に、国交省、農水省、厚労省、防衛省の巨大予算をめぐる政官財の利権のトライアングルになっている。
★前原誠司。
八ッ場ダム、川辺川ダム建設を中止すると明言した。八ッ場ダムは57年経ってもまだ建設途中だ。その総工費は何と4600億円。 つまり税金の垂れ流しで関係者が食い物にしている。一方、川辺川ダムは当の熊本県知事が反対している。 ダムを作って日本の国土環境を破壊するなど許されない。 前原がんばれ。
★ある官僚。
テレビを見ていたら、ある省の役人が、大臣になる民主党議員の事務所を訪問した。そして秘書を相手に尋ねていたことは、「先生が朝、登庁したら、お茶がいいのかコーヒーがいいのか」。 こんなことを聞く為に役所を離れ、議員事務所を訪問するなど、信じがたい。 時間と金の無駄だ。 しかし、それを異常だと思わない官僚役人がいる。こんなことをする為に、彼らは高給をもらっている。モーニングサービスじゃあるまいし、大臣が初登庁した時に聞けば良いことだ。百歩譲って前もって準備するならば、電話一本で済む。これが官僚役人の実態だ。
★オバマ。
議会の演説中に汚い野次を浴びせられた。
米国の上下院合同会議で、医療保険改革について演説していたオバマ大統領に、「嘘つき(You lie)」と野次を飛ばした共和党のジョー・ウィルソン下院議員について、米下院は、ウイルソンのけん責決議を賛成多数で採択した。 大統領演説中に野次を飛ばした議員に対するけん責は、220年の歴史で初めてという。しかしウィルソンは議会での謝罪を拒否した。
一方、敵対的な野次は、人種差別が潜んでいると、ジミー・カーターがNBCニュースで指摘した。カーターは、「私は南部に住んでおり、南部を見続けてきた。そして南部における黒人に対する差別も見てきた」と、黒人への差別意識があると述べ、「黒人は、この国のリーダーたる資格はないとする白人がいる。白人にとって黒人大統領は愉快ではない」 と懸念を表明した。
(ムラマサ、鋭く斬る)
平成維新の革命という風が永田町と霞ヶ関に吹きまくっている。 雷鳴の如く、次々に発せられる新大臣の指示と命令。 そして、それぞれの大臣引き継ぎ模様があった。
出迎えの職員は大勢いたが拍手がなかった長妻昭、自民党の金子前大臣から嫌味を言われた前原誠司、職員の出迎えを拒否した赤松。 原口は前大臣の佐藤勉と引き継ぎなしで唖然。自民の佐藤勉は逃亡したというが、引継ぎをしたからといって首を刎ねられる訳ではあるまい。 一方、深夜零時に緊急会見を開き、米国との核密約文書の調査を官僚に命令した岡田、これは指示ではなく大臣命令であるから、国家公務員法に照らせば、命令に背けば官僚を罷免できる。この大臣命令は民主党が長年研究してきたことだった。さて本ページの主張は「日米同盟の強化」 であるが、30年経てば外交機密は国民に公開されなければならない。
★鳩山由紀夫。
朝日の世論調査で支持率71%、読売が75%という小泉さんに次ぐ歴代2位の高支持率だった。
しかし苦言を述べる。 一昨日、官邸で最初の記者会見をやった。 その時の挨拶で、「政権にとって未知との遭遇になる。初めてのことなので失敗したら、国民の皆様のご寛容を頂きたい」と述べた。このスピーチライターは失格だ。 大臣というのは見識、学識、経験、実績が豊富で、抜群の能力を持つ者が大臣になる。 それが初めての経験だから、転ばぬ前に「ご寛容を」というのは感心しない。能力が高い者でも失敗はある。 しかし技量の高い者が、最初から失敗の予防線を張っては駄目だ。
メジャーのイチローが今年のWBC韓国との決勝戦、9回表満塁の場面で、前の打者の川崎が凡打に倒れ、2アウトになった時イチローは、「実はその時、心の中は最大のピンチだった」と後で吐露している。 だがイチローは、神が天から降りてきたようだった、という表現を使い、センター前にクリーンヒットを打ち、優勝した。
その打席に入る前にイチローは、監督やチームメートに「打てなかったら、ご寛容を」 などと言っただろうか。 政治も、まさしく背水の陣でやるしかない。失敗は許されないという覚悟が必要だ。
★長妻昭。
早速、今後の天下り人事を凍結するように指示した。 長妻は、「私が知らない間にどんどん天下りの手続きが進んでしまうので凍結した」。また、「天下りに関する資料を出すよう昼に指示をしたら、直ぐにデータが出てきた。野党時代と対応が違う」。
官僚役人の天下りが、なぜ悪いのかは、仕事もせずに税金を食い物にするからだ。 天下りの典型的なスタイルは、朝、迎えに来る黒塗りのハイヤーに乗り、虎ノ門に集中するナントカ機構、ナントカ独法の綺麗なオフィスの個室に入る。秘書にお茶を出させ、新聞に目を通し、何もなければ飯を食った後に、退出するというのが日課だ。
やることは本省との人事と利権のやり取りだが、実際の汗をかく仕事は民間企業に丸投げする。その中間を搾取するのが仕事になっている。これで平均年収1200万円~1500万円を貰う。2~3年務めると次の天下り先に玉突き式に移動する。なぜなら後輩の為の席を空け、次のナントカ機構の椅子に座る。 その退職金が2千万円~3千万円になる。 だから天下り先への国からの補助金が12兆4千億円にも上る。
これは高級官僚の天下りの典型的なコースだが、ノンキャリアといわれる役人も、高級官僚より待遇は落ちるが、年収は1千万~1200万円が相場になる。これは我々の税金だ。自民党がそれを黙認してきた最大の理由は、官僚が握っている利権の分け前をもらう為だ。官僚から見れば、天下りのカラクリを見逃してもらう為に、自民党議員に対して内部情報と利権を与えてきた。 自民党議員の秘書は平均で10人いる。 大物になれば20人の秘書を抱える。3人は公設秘書だが、残りの7~17人は私費で雇うことになる。その費用は企業団体からの政治献金という名の上納金によって賄われるが、それは政治と企業との利権繋がりによって生み出される。一皮めくれば贈収賄罪だ。主に、国交省、農水省、厚労省、防衛省の巨大予算をめぐる政官財の利権のトライアングルになっている。
★前原誠司。
八ッ場ダム、川辺川ダム建設を中止すると明言した。八ッ場ダムは57年経ってもまだ建設途中だ。その総工費は何と4600億円。 つまり税金の垂れ流しで関係者が食い物にしている。一方、川辺川ダムは当の熊本県知事が反対している。 ダムを作って日本の国土環境を破壊するなど許されない。 前原がんばれ。
★ある官僚。
テレビを見ていたら、ある省の役人が、大臣になる民主党議員の事務所を訪問した。そして秘書を相手に尋ねていたことは、「先生が朝、登庁したら、お茶がいいのかコーヒーがいいのか」。 こんなことを聞く為に役所を離れ、議員事務所を訪問するなど、信じがたい。 時間と金の無駄だ。 しかし、それを異常だと思わない官僚役人がいる。こんなことをする為に、彼らは高給をもらっている。モーニングサービスじゃあるまいし、大臣が初登庁した時に聞けば良いことだ。百歩譲って前もって準備するならば、電話一本で済む。これが官僚役人の実態だ。
★オバマ。
議会の演説中に汚い野次を浴びせられた。
米国の上下院合同会議で、医療保険改革について演説していたオバマ大統領に、「嘘つき(You lie)」と野次を飛ばした共和党のジョー・ウィルソン下院議員について、米下院は、ウイルソンのけん責決議を賛成多数で採択した。 大統領演説中に野次を飛ばした議員に対するけん責は、220年の歴史で初めてという。しかしウィルソンは議会での謝罪を拒否した。
一方、敵対的な野次は、人種差別が潜んでいると、ジミー・カーターがNBCニュースで指摘した。カーターは、「私は南部に住んでおり、南部を見続けてきた。そして南部における黒人に対する差別も見てきた」と、黒人への差別意識があると述べ、「黒人は、この国のリーダーたる資格はないとする白人がいる。白人にとって黒人大統領は愉快ではない」 と懸念を表明した。
(ムラマサ、鋭く斬る)