武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

鳩山は友愛の羽帽子をかぶって入城

2009年09月13日 | 人生の意味

民主党と自民党。
自民党は選挙惨敗の総括を始めたが、心の底では惨敗の理由は分かっていても、それを表向き口に出して言わないような節が見える。
なぜ言わないかは、それを言ってしまえば自己否定に繋がるだろうし、政治の核心部分に触れるから、ちょうど「タブー」のような恐れを持つのではないか。
その核心とは、「政治をしなくなった政治家」ということになる。政治家の片腕といわれる自民党の秘書が千名ほど失職するという。民主党へ行ける人はいいが、お互いに拒否反応があるようだ。自民党秘書の最大の仕事は、地元からの陳情を官僚に繋げる仕事だった。地元とは、県庁、市町村、建設土木、農水関係者の陳情客だ。だから仕える政治家先生が、自民党の大臣、幹部になればなるほど秘書は忙しくなるし、秘書自身も色々な意味で偉くなってくる。綺麗に言えば「水魚の交わり」、悪く言えば「きれいな水に魚住まず」、それぞれに利害関係、つまり利権が発生する。それが極端化すれば贈収賄になる。
ここで何を言いたいかといえば、政治は政治家ではなく官僚が行い、国民の税金である財布を握っている財務省と各省庁が、用心棒代として自民党に利権の甘い蜜を舐めさせる。つまり自民党の政治家と秘書は、金と票の集金・集票システムを作り、額に青筋を立て、口角泡を飛ばして利権を守ろうとする。それが国民の為の政治をないがしろにしてきた「政治の堕落と腐敗」ではなかったか。
さて、昨日の世論調査では、まだ政権交代前にも関わらず、ここ2週間の民主党の動きを見ている国民の民主党支持が、50%台から一挙に70%台へと急上昇したという。国民はよく政治を見ている。
★自民党の再生。
昨年来、自民党に歴史的惨敗を舐めさせると言い続けてきた本ページだが、自民党へ、ひとつアドバイスしたい。つまり自民党の再生の切り札は何かということ。もはや自民党の既存の古手幹部は終わりだ。
古手幹部は、まるで幕末、上野山の彰義隊決戦において、薩長軍のアームストロング砲の号砲を江戸城において、呆然と聴いていたような、旧体制のチョンマゲ、裃の幕臣たちに似ている。(彰義隊の上野山の戦いには少し思い入れがあるが、彰義隊と薩長軍もそれぞれの信念で死んでいったのだから、後は供養するのが人の道だ)。
その後、江戸城無血開城の際には、薩摩軍が洋式新式銃を肩に担いで、大手門から粛々と入城したと伝えられるが、長州の白の羽帽子、土州の赤の羽帽子とは異なり、薩摩軍は精悍さを表す黒の羽帽子を風になびかせ、入城したという。そしてその最高指揮官は西郷隆盛であった。
さて、少し余談が長くなったが、自民党の救世主は城内実しかいない。根性、弁舌、キャリアどれを取ってもピカ一だ。44歳という年齢もいい。10年後の54歳になれば、民主党に代わるニュー自民党が熟成してくるだろう。しかし、ここに数行を書いて、それが未来日記として現実化するかどうかは、天のみぞ知る。されどローマは一日にしてならず。
民主党の渡辺義彦(53歳)。
自己破産と代議士の資格という問題に行き着く。
今回の総選挙で、比例近畿ブロックで初当選した渡辺義彦が自己破産していた。今年3月に大阪地裁に自己破産を申請し、地裁は破産手続きの開始を決定した。
破産を理由に当選の取り消しはない、また議員を辞職する必要はない。選挙権、被選挙権の制限もない。 しかし、
破産者は弁護士、司法書士などの職に就くことはできないという資格制限がある。弁護士は駄目でも国会議員はOKというのは理にかなわない。 今年の3月に地裁に自己破産の申請をしているから、「道義的」には民主党という公党から立候補したことは問題になる。比例の場合は、我々有権者は政党に入れるから、有権者の重要な判断材料を隠蔽したことになる。
政治道義的には議員を辞職するべきだ。 しかし
渡辺は、「立候補のマイナスになると思い、民主党本部に申告しなかった。問題があったと思う」と謝罪したが、辞職をしないという。 自己破産の負債総額は約1億4000万円。
★日本航空とデルタ
世界最大のデルタ航空にナショナルフラッグが資金援助(資本提携)を求めている。その金額は500億円。それが実現すればデルタはJALの筆頭株主になる。
但し、日本の法律で外資は、JALの株式を最大でも三分の一未満しか保有できない。それをデルタがどのように評価するか。同時にJALはフランスKLM航空にも出資を求めている。JALは元々、ノースアメリカン航空と提携しているから、その関係性も浮上する。今年の6月には、政府系銀行と民間銀行団が千億円の融資をJALに行なったばかりだが、900億円の赤字を計上している。なぜこうなったかは、JALという会社は長年、経営陣の内紛でもめていた。 また経営的にもズサンなところがある。中国向け便や国内便は赤字路線が圧倒的であるにも関わらず、中型や大型飛行機を配便するという野放図なことをやっている。一方、アメリカ国内を旅行すると、20人クラスの小型プロペラ機が多く活用されている。そういう飛行機を日本で見たことがない。
さて、JALデルタ航空が誕生するかどうか。 そうなったらCAは、腕自慢のオバサンばかりになるという 「心配」 はある。
2008年の世界の子供出生率。
日本は(1.37人)。フランスは1990年代に一時1.66人にまで落ち込んだが、2008年は(2.02人)にまで回復した。米国は(2.12人)と高いのは移民の出生率が高いのが理由とされる。
参考までに韓国は(1.19人)。韓国で子供の出生率が低いのはなぜなのか。調査では、韓国人は自分の国が嫌いだとするのが50%にもなる。韓国人の若者は米国の大学へ留学し、そのまま米国に居住し韓国へは戻らないという。
(ムラマサ、鋭くきる)

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