新宿酒場 ロン 9・11
島、絵美、銀さん、洋子ママが話し込んでいる。
「いよいよ平成維新の幕開けだな」
「自民幕藩体制の終焉だ。今の状況は幕末と、もの凄く似ている。徳川幕府250年の長い歴史で、政治が膿み停滞した。その一方、薩長土の尊王攘夷派が台頭し、それが開国派に姿を変え、近代の夜明けへと繋がる」
「徳川幕府は人材が払底した。それに対して薩長は人材がキラ星の如くというのは、今の民主党にそっくりだ」
「麻生太郎は慶喜というより新選組の近藤勇だったな。心根は筋者で、古い武士階級への執着はそっくりだった。土方は誰だろう。勝海舟は」
「土方歳三は麻生の右腕だった中川昭一、同じ北海道で死んだのも縁。勝は強いて言えば中川秀直、勝は近藤勇を嫌っていたことも同じだ」
「しかし麻生の高祖父は薩摩の大久保利通だから、歴史は皮肉なものだ」
「さて数多の人材を擁する民主党の未来日記はどうかな」(笑)
「今、取り沙汰されている内閣の顔ぶれは評価できる。菅、岡田、前原、長妻、野田、仙谷、小宮山、オールスター内閣だ。但し、仙谷はまだ分からん」
「枝野が入れば磐石だが。プラス馬淵、細野、原口」
「人事は水もの。ドンデン返しがある。 下駄を履くまでは」
「そして静香でない亀井は総務? みずほのオバチャンは環境?」
「亀井が総務大臣というのは、フルチンストリッパーだな」
「何それ」
「見たくもないスキャンダルが起きるということさ」
「さて西川善文の首を切って郵政民営化の凍結。となれば小泉さんと竹中平蔵はドン亀に捕まってお仕置きか。郵政選挙の恨み、はらさでおくものか」
「いずれにしても平成維新の新政権が楽しみだ」
「一方、自民党はどうした?」
「もう駄目だな。人がいない。腐った臭いがしてきた。16日を過ぎると闇の世界に入る」
「自民党の救世主は城内実。中堅若手は脱藩して、城内をリーダーにして、ニュー自民党を作ったほうがいい。あの腐った古手幹部といれば心中だ」
「自民は国会の2階控え室と幹事長室を追い出された。民主は、衆院副議長を自民にやらないぞという脅かしだった。それで自民は降参した。但し3階の総裁室は自民が守った。そして政治の司令塔である官邸も民主に染まっていく。菅直人の国家戦略局がどのように機能するか。米国、中国、韓国が注目している」
「官僚の駆け込み天下りが問題になっているが」
「官僚のやりそうなことだ。私利私欲に走り、国家に巣くうネズミと同じだ」
「そうすると民主猫と官僚ネズミの決闘だな」
「赤門帝国の谷公士と谷内正太郎が、辞任した。民主に首を刎ねられる前に、出家して逃げてしまった」
「谷公士などは何度も渡りを繰り返し、退職金は次官で7千万円、渡り合わせて6千万円、人事院総裁が1億円、しめて2億3円万円という税金を食い散らかした」
「千葉県庁もあれだから、日本全国どこでもやっている。官僚役人の泥棒天国だな」
「財務省の査定が甘いということ。ノーパンしゃぶしゃぶ伝統の財務省だからな。12兆円の天下り補助金は官僚役人の公金横領に使われている」
「民主党の対応はどうか。興味シンシンだ」
★日本航空。
「日本のナショナルフラッグが、たった数百億円でデルタ航空の傘下に入ろうとしている。そうなればデルタは経営に参加し、筆頭株主になる」
「米国流マネジメントは、徹底的な合理化になる」
「そうすると静岡空港のJAL便はなくなるな」
「トヨタが金を出してやればいいのに」
「国交省は日航にデルタが入ることを了承している」
「そうなれば、日航は益々人気がなくなる」
「お前は、CAの心配しているんじゃないのか」(笑)
★日本の宇宙ロケットH2B。
「日本の新型宇宙ロケットH2Bが成功したね。ユーチューブを見たけど感動した。NASAの幹部も種子島に来て、発射を見ていたが、最初の一発で大型宇宙ロケットを成功させたことに驚いていた」
「隣の韓国はロシア製衛星用ロケットを200億円で買ってきたが、見事に失敗。悪いのはロシアだと非難していた」
「韓国のメディアは今回、日本の宇宙ロケット成功に全く触れなかった」
「悔しくて号泣しているのかな。まあキムチ国というか土民国だからな」
「そういうことを言うと、人種差別ニダ、と怒られるぞ」(笑)
「日本に対する泣き言、劣等感と嫉妬心の塊だからな韓国朝鮮人というのは」
★韓国。
韓国に2PMというアイドルグループがあり、そのリーダーである朴(22歳)が韓国人でありながら韓国をバカにしたとして8日、グループを首になり韓国を去ったという。というのは朴は在米韓国人であり、朴が米国時代に「韓国が嫌い」「韓国人は異常だ」というコメントを、米国のSNSに書いたことがばれた。この事が明るみになってから、朴は韓国内で激しく攻撃され、グループを脱退せざるを得なくなり、米国へ帰った。その騒動の発生から帰国まで4日だったという。韓国メディアの論評は、「韓国社会で依然として根強い愛国主義、民族主義コンプレックスがそういう騒ぎをもたらした。(韓国が嫌いなら去れ)といった愛国主義的非難の嵐が、アイドルスターを引きずり下ろした」。
(ムラマサ、低く口笛を吹く)