昨日の田原のサンプロ。
久しぶりに石原伸晃が出た。相手は民主の論客、古川元久。
田原が、「石原さん、久しぶりだね。これからドンドン出て下さい」と声をかけた。
本人が言うには、「地方行脚をしていたので出られなかった。自民党が敗北した理由が分かった」 と述べたが、その敗北の理由は何も言わなかった。本当のところは、自分の弟も落選し、都連会長として自分以外の東京小選挙区は全滅だったので、ショックで寝込んでいたのだろう。久しぶりに彼の話を聴いたが、相変わらず道路工事を訴えていた。東京の外環道路が中断されていることに、古川を相手に「けしからん」と述べていたが、この人も道路利権にどっぷりと浸かり、土木建設会社から相当の政治献金をもらっている。しかし野党の今、権限がない。政権交代とは政治のドブ掃除だ。
そもそも、東京外環を作るのに、1メートルで1億円かかる。10Kmで何と1兆円の建設費がかかる。外環道路は必要であることは認める。しかしそういうコストでは話にならない。その解決策は、環八に沿った外環道路ではなく、もっと都心から離れて、東名と、中央、関越、東北道路を連結することだ。(部分的にあるが機能していない)。
東名から関越や東北道、常盤道へ行くのに、都心を通過しなければならないから、大渋滞が発生する。あるいは東京遷都を考えるか。今まで長い間、自民党と国交省の官僚は何をやってきたのか。憤懣やるかたない。
★高橋洋一
一瞬、目を疑った。高橋洋一がサンプロに出ていた。東大卒の元大蔵官僚。一時はメディアのスター論客としてもてはやされた。しかし今年3月、練馬の健康ランド「豊島園庭の湯」の他人のロッカーから、30万円相当の高級腕時計と財布を盗んだとして、現行犯逮捕され、東洋大学教授を懲戒免職された。竹中平蔵とは盟友だった。
昨日のサンプロで何か喋っていたが、こういう人の言う事は耳に入らない。信を失えば、すべて泡と消える。同じ東大卒で野村総研の気鋭のエコノミストとして脚光を浴びた、植草ナントカと同じだ。燻んだ顔色を見て気の毒であった。
★平沢勝栄。
自民党の平沢がぼやく、「自民党はあれだけ惨敗したのに、危機意識がゼロ」。
国家経営とか青雲の志とか関係ないところで利権にまたがり、今もって政党支部長になるとかならないとかで、政党助成金の分捕りに汗を流している自民党の政治家が多い。政策とは関係なく、政治の与太風がどっちに吹くかの見極めだけで、自民か民主かを決めている現実がある。
★河野太郎。
少し前の話、河野太郎が、革命法廷の事業仕分けを見に来たことがあった。「正直うらやましい。もっと厳しくやればいい」。民主党の仕分け人にエールを送った。河野は自民党政権時代に事業仕分けを導入した元祖仕分け人だったということは知られていない。なぜなら麻生太郎に無視されて話題にならなかった。
「オレにやらせろという気持ち」という言葉を残して河野太郎は会場を去った。
★中国のエイズ。
この国は恐ろしい。何が恐ろしいかといえば、共産党が神になって数多(あまた)の人民を縛り上げる。その行く末は、高転びに転げ落ちるだろう。
中国国内の売血による深刻なエイズ蔓延を告発してきた中国の女医、高耀潔(82)が、中国を逃れ米国に亡命した。
12月1日、ワシントンで渡米後初めて公式の場に姿を現した高さんは、「中国のエイズは、共産党官僚の売血ビジネスの利権に他ならない」と訴えたそうな。
高さんは、1990年代から地元の河南省で、売血によるエイズウイルス(HIV)感染が急速に広がっていることを、内外に告発を続けてきた。
しかし中国国内ではエイズの隠蔽を図る中国当局により、尾行監視や外部との接触制限などを受けてきた。高さんは、河南省の自宅の電話が今年5月に切断されたことで危険を察知し、自宅を離れ逃亡生活に入った。
さらに、四川大地震の被害を告発した活動家の逮捕投獄を知って出国を決意し、8月に米国へ逃れた。米国では、中国民主化組織「チャイナ・エイド」の助けを受け、テキサス州内に住んでいたという。
中国では、エイズの売血ビジネスの告発が当局に受理されない。代わりに、金銭を与えられ沈黙を強いられ、あるいは投獄され、抹殺されていく。
最後に高さんは言う、「エイズ問題は中国の経済発展に、大きく影響する。ごまかしは通じない」。
(ムラマサ、鋭く斬る)