武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

女の道

2009年12月24日 | 人生の意味

「女は、いっぺん捨てた男には戻らない」
これ自民党・舛添要一の言葉。そして続けて、「小沢より、もっと独裁者が自民党には必要だ。今の谷垣では駄目」。
舛添が厚労大臣の時には、ネズミ男のようだと本ページは評したが、ネズミ男には機を見るに敏なところがある。舛添が言うように、民主党が駄目だからといって自民党には戻らない。世論調査でもはっきりしている。鳩山の支持率は急降下を続けているが、政党支持率に変化はない。民主党は41%の高止まりだが、自民党は19%の低迷で上がる気配がない。つまり鳩山にはイエローカードを出しているが、ゲームの展開は民主党が支配している。
例えて言えば、自民党は、腐った弁当を綺麗なラップに包んで客に売っていたが、民主党の弁当は表のラップは米沢牛のおいしそうな写真だが、中身はビーフではなくワニ肉であったという詐欺弁当。腐った弁当より、ワニ肉弁当の方が、まだましかも知れぬという、情けない弁当だ。

★子供手当。
あれほど鳩山は、子供手当ては地方に負担させない、全額国費で払うと声を枯らして叫んでいたが、昨日、簡単にひっくり返してしまった。
来年の初年度は子供一人につき1万3千円の支給だが、その内地方は5千円を負担し、国は残りの8千円を負担することになった。
我々には直接関係ない話だが、民主党政権の「虚偽と詐欺」の政治が浮かんでくる。原口ナントカ大臣も元々、「地方に絶対負担させない」などと力んでいたが昨日になって、「併置で合意したのは200%の完全勝利だった」と見得を切ったのは苦しい。
この男、脳内に何か腫れ物でもあるのだろうか。
「併置で合意うんぬん・・・」の話は、独りよがりの解釈、それを平たく言えば、「地方に5千円負担してもらうのは小沢総統から命令されたこと。それで文句がある奴は前に出て来い」。
この原口ナントカ大臣は、黒鳩内閣の閣僚でありながら、一人で小沢を訪れ、あれこれと指示を受けているのだから、黒鳩内閣のユダといってもいい。

★自民党。
自民党は、麻生太郎を奈良県の南部のある小さな村に派遣して、地元住民との懇談会を持った。麻生太郎は、あのダミ声を鳴らして、その村の名前を間違え、リーマン・ショックをルービン・ショックと言い間違い、村の男性が(私は子供4人います)と述べたところ麻生は「あんたも好きだねぇ」と応えた。まあ、何というか、自民党は腐った弁当だ。
★2010年度予算。
総額92兆円だという。史上最高の予算額だ。
今年度の税収入見込みは37兆円だが、その内、赤字国債の元利払いに21兆円が消えていく、世界一位の大借金国の日本。
市中金利を実質ゼロ金利にしておいて、国債金利1.4%の利ざやを銀行や機関投資家に稼がせるカラクリ、国民の富は今日も収奪されていく赤字国債44兆円だ。
自民党よりひどい底抜けのバケツ。
★枝野幸男の事業仕分け。
革命法廷で、1兆6千億円もの無駄金をカットし、国民の喝采を浴びたが、その後は不透明かつ非公開の調整で、約6千億円に減らされ、横串も刺されなかった。つまり単なる猿芝居ではなかったか。がんばれ枝野。

★ガソリン暫定税率の維持。
民主党の原口ナントカ大臣がテレビで喋っていた。
「ガソリン暫定率を廃止できなかったのはマニフェスト違反だが、税収の落ち込みで仕方がなかった」。
これは真っ赤な嘘。
ガソリン税は一般歳入ではなく特別会計に入り、その使い道は道路建設と整備にしか使えない。法律で規定されているから、それ以外の福祉とか、教育とかに使うことはできない。余談だが、この法律は小沢の親分、田中角栄によって1953年に作られた。土木建設利権の田中角栄にとっては、魔法の錬金術であった。
話を戻す。このガソリン暫定率を維持するという決定は、税収入の落ち込みによる政策の変更ではなく、民主党の理念の変更なのだ。
つまり、民主党のマニフェストは羊頭狗肉、虚偽と詐欺の世界だったということになる。
小沢一派の本音は、2.5兆円のガソリン暫定税収を道路工事に使う、土木建設から3%の政治献金を懐に入れる。そういう利権のカラクリだから、小沢は一昨日、電話ではなく夕方の5時半、官邸に黒のバンで乗り付け、鳩山にねじ込んだというか、渋る鳩山を怒鳴りつけたと漏れ聞こえてくる。
さてさて、我々の争闘相手は民主党内の旧社会党グループだと想定していたが違ったようだ。照準は田中角栄の流れを汲む旧自由党の小沢一派だと知れてくる。
(ムラマサ、鋭く斬る)

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