武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

鳩山夫妻のロミオとジュリエット

2009年12月28日 | 人生の意味

昨日の田原のサンプロ。
いろいろな意味で面白かった。
菅直人と7人の党首(ハニー谷垣、ドン亀、みずほ嬢、共産、創価学会など)が集まった。鳩山由紀夫が出ていないだけで、日本の政治リーダーが勢揃いし、近々のイッシューを議論した。
結論から言えば、まるで井戸端会議、田原のリードはそういう面が強いが、ほとんどが赤門卒で弁護士が3人というエリート集団だが、日本のトップリーダーとしてはレベルが低すぎないか。つまり未来の旗手がいない。

★鳩山由紀夫の偽装献金。
与党が鳩山をかばうのは、ある意味、仕方がないが、しかし節操がなさ過ぎる。
ドン亀、みずほ嬢、菅直人とも、「まあ、仕方がない、超お金持ちのやることは分からない」という擁護にもならない言葉でお茶を濁しただけ。
野党の立場だったら、口角泡を飛ばして倒閣宣言を出すところだろうが、そういう誤魔化しは、国民からいつか、しっぺ返しを食らうだろう。
ハニー谷垣も、追及の迫力がないのは、自民党も大なり小なり、同じ穴のナントカなのだ。

★派遣切り。
労働者派遣法(登録型)、つまり工場向け単純労働者の派遣を禁止する法律は来年の国会に出すが、その実施は3〜5年後にする予定だという。
それに対して(みずほ嬢)は、歯切れが悪かった。つまり社民党は労働貴族は守るが、底辺の派遣労働者は守らないという姿勢だ。
この問題の本質は、企業は従業員をリストラできるが、国家は国民をリストラできないということ。派遣問題は、何が善で、何が悪かは別にして、少なくても国家は失業給付金と住宅の安全ネットを用意しなければならない。高校の授業料無償化よりは、こちらの方が千倍重要なのだ。

★経済成長。
民主党の経済成長のアピールが足りない。子供手当て、高校授業料無料化、農業補償(年間90万円)などの「ばらまき」は票目当てに、しゃかりきになってやるが、経済成長と雇用のグランドデザインが見えない。
高校生にとって重要なことは、授業料がタダになることではなく、3年後に地元企業に就職できるかどうかなのだ。2009年12月現在の高校生の就職内定率55%というのはひどい。高校を卒業して就職できない生徒に残された道は、派遣フリーターになるしかない。

★天皇問題。
政治利用だとか、そうでないとか、憲法何条に何と書いてあるとか、解釈がどうとか、そういう話に各党首は興奮していたが、問題の本質はそこにはない。
今回の中国との天皇謁見問題の本質は、小沢一郎に「信用」と「畏敬」の念を置くことが出来ないということだ。信用のない男が天皇とか国家像を語っても説得力がない。
その理由に、小沢はテレビの前で、天皇問題について語った。非常に無礼かつ尊大ではなかったか。「宮内庁の言うことが金科玉条だなんて、そんなバカなことがあるか。天皇に健康問題があるなら、他の事もやめろ。天皇に聞いてみろ」。
宮内庁長官をナントカと呼び捨て、名前を言わず、さらに顔を尖らせて、天皇を批判したことは傲岸不遜。そういうヤクザな物言いをする小沢一郎の言うことなど、誰が得心し、信頼を寄せるというのか。

★鳩山由紀夫。
総理になって100日が経った。幕が上がった時は、鳩山版「ロミオとジュリエット」の友愛ストーリーかのように見えたが、その実、ロミオはマザコン脱税坊や、ジュリエットはキムチ大好きの韓国オバサンだったとは。
さて、黒鳩ロミオは、脱税が見つかり、急遽6億円余りを納税したという。まさか官房機密費から捻出したとは思いたくないが、この男、信用できぬ。
あるいは、安子ママにおねだりしたのか。だとすると税率50%になるから、さらに約3億円の贈与税を払わなくてはならぬ。何という蟻地獄よ。
(ムラマサ、鋭く斬る)

コメント
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