★アスカの偽装健康食品。
「自信があるから電話はしません」のテレビCM。
何か胡散臭い男がテレビに出て、このセリフを吐くCMで知られる「アスカコーポレーション」(福岡市)が、実は偽装食品であった。
有機食品ではないのに「オーガニック」と虚偽の表示をして販売していた。 この胡散臭い男というのは社長の南部昭行。
偽装商品は延べ約26万人に17億円分が販売され、健康食品では過去最大規模の偽装になる。
JAS法では、「有機」と表示するには、オーガニック材料を95%以上含む必要があるが、アスカの商品には全く含まれないか、ほとんどなかった。
アスカ社は1999年設立。社長の南部自らが出演するCMで知名度を高め、昨年度の売上高は102億円。大掛かりな偽装健康食品だったとは社民党の福島嬢の出番だが。
★鳩山由紀夫。
昨日、鳩山は、「政治は税だ。税が政治そのものだ」と述べた。
この脱税総理に言われるとは思わなかった。それにガソリン暫定率を維持すると決定したことについて、来夏の参院選で民主党はどうなるのか。民主党の何を信用して良いのか、疑心暗鬼に陥る。民主党という政党は、百家争鳴というより烏合の衆ではないのか。
★ガソリン暫定率の維持。
2.5兆円。この金は高速道路に使われる。コンクリートから人へといったスローガンは嘘だった。小沢とその一派は、ゼネコンからの政治献金欲しさにガソリン暫定率廃止のマニフェストを反故にした。来夏の参院選で民主党を敗北させる。
★高校無償化。
この予算5千億円。高校無償化には反対だ。その理由は次の通り、
今の地方を見るがいい。地元の工業高校、商業高校の生徒の就職先が狭き門になっている。例えば、47都道府県にそれぞれ100億円投資する。つまり製造工場、ベンチャー企業を作る。それでも4700億円だ。その中から、有望な企業に成長するものが出てくるだろう。地元高校、大学の就職先になる。
高校無償化などという「ばらまき」ではなく、未来投資をするのが政治の役割だ。
中国に工場移転させて、日本を枯渇させるなど、未来成長にビジョンを示せない鳩山など、中国へでもくれてやれ。
★鳩山の外交ブレーン。
官邸は、米国に批判的な寺島実郎から、自民党政権で重宝された岡本行夫への乗り換えを考えているようだ。
一方、昨日の米国、ヒラリーが藤崎駐米大使を呼びつけた。しかもワシントンは記録的な大雪で、国務省は臨時休みの中、大使が呼ばれたから官邸は驚いた。
今の国際外交は大使を相手にしていない。大使などはカクテル外交の遺物であり、今やトップ同士のダイレクト外交が常識だ。
コペンハーゲンでのヒラリーとのディナー会話について、ヒラリーと鳩山は隣席となり、1時間半にわたり話をしたという。「結論先送りについて十分理解をいただいた。ヒラリー長官からは、(よく分かった)という思いを伝えていただいた」と、鳩山は官邸の記者を相手に暴露した。つまり普天間の結論先送りをヒラリーも理解したと鳩山は述べたが、それがヒラリーを怒らせ、藤崎の呼び出しになったらしい。
そして藤崎は、国務省に入る映像をテレビに撮らせ、ヒラリーとの会談後には取材に応じ、「米国の意見を重く受け止める」と述べた。藤崎という人は、自身は表に出ないタイプだが、ヒラリーに呼び出されたことを、前もってメディアに知らせておいたそうな。
これは外務省、ジョンルース、キャンベル、藤崎のシナリオによる鳩山バッシングだ。
一方、寺島は12月初め、「総理の密使」としてワシントンを訪れたが、キャンベルは面会を拒否した。その裏では、寺島とは会わないようにと外務省が動いた。結果、寺島の密使は失敗に終わった。それを受けて岡本は訪米し、キャンベルと日米関係を語り合ったという。その後、鳩山は11日、官邸で岡本と会い、昼食をともにした。
★22日付の英フィナンシャル・タイムズ。
鳩山政権に関する1ページの特集記事を掲載した。
「血流が止まった亡霊」と題し、「鳩山政権の寿命は長くない」と予測した。
また、鳩山総理の言うことが目まぐるしく変わるため、民主党内では鳩山の集中は15分しかもたず、「15分男」と揶揄されているというエピソードを紹介したという。こういう記事が出るということは、鳩山の命運も来年の予算が上がるまでということか。
(ムラマサ、鋭く斬る)