★山中伸弥・教授。
今回、山中教授がノーベル生理医学賞を受賞したというのは、過去のどんな受賞よりも衝撃的であり、喜びも大きなものであった。
なぜなら昨晩(10・8)、山中教授自身が述べたように、過去の業績に対する受賞ではなく、これから近未来の「再生医療」と「新薬創薬のスピードアップ」という大きな期待に対するノーベル賞受賞だということ、それは即ち、人類の病気根絶と、さらに言えば不老不死という大きな夢の道程に一歩踏み込んだことを意味する。
iPS細胞というのは山中教授の造語だが、ES細胞と根本的に異なるのは、ES細胞は受精卵の細胞を使用する訳で、生命倫理的に問題が生じるが、iPS細胞は人体のどこの細胞でも使えるという、山中教授のコペルニクス的発明。
さて、山中教授は昨晩、日の丸の支援があったからこそノーベル賞を受賞できたと感激を顕わにしたのは、日本人として素直に嬉しいことです。
★ドラマ「とんび」、堤真一主演。
昨日、後半をNHKで観た。
堤真一に言わせたラストシーンのセリフが良かった。
「親は子供を育てるのではなく、子供によって育てられるものじゃ」
「ケツをまくって帰るところがある。それが故郷じゃけん」
★中国のファーウェイ(中国華為技術)。
「傍受とトロイの木馬」が疑われる中国の通信大手。
アメリカの下院情報特別委員会は10月8日、中国の通信機器大手ファーウェイ「華為技術」が製造した部品を使用するとスパイ行為(傍受とトロイの木馬)にさらされる危険があるとして、米国政府のコンピューターシステムに一切使わないことを求めるという。
委員会は指摘する、「中国は通信会社を悪意の目的で利用する手段も機会も動機もある。中国ファーウェイの部品を米国の重要なインフラに使用すると、米国の安全保障を阻害すると結論付け、ファーウェイによる米企業買収も阻止すべきだとした。
さらに委員会は、中国企業のファーウェイが違法な行為をしているとの情報を入手したと公表した。
さて、ドコモがファーウェイのスマホ・アセンドを安い値段で10月末から売り出そうとしていますね。まあ、買うのも買わないのも自由ですが。
★東電と福島原発、2011年3月13日分の社内録画を公開。
東電の原発事故対応は、とても原発を動かすようなエンジニアとか企業の対応ではない。まるで園児の水遊びのような、あるいはそれ以下の収拾不能な混乱振りではなかったか。
冷却の電源に車のバッテリーを繋いだり、町にバッテリーを買いに行くのに、たった1万円のカネが無い為に、大勢の社員にカネを貸してくれと頼み込んだり、これじゃ原発を動かす資格なし。無免許で車を暴走する暴走族と同じだな。
「現金がありません」
「申し訳ありませんが現金をお持ちの方、貸していただけないでしょうか。よろしくお願いします」
本店 小森明生 常務
「今日 ヘリコプターで飛ぶ人いるのかな」
「ヘリコプターで飛ぶ人誰ですか」
「役割は現金を運ぶ」
2号機と3号機にも迫るメルトダウンの危機。原子炉冷却のためには車のバッテリーをつないで弁を動かすしかなかった。 しかし、命綱のバッテリーを買う現金すら無かった。ようやく10時間後バッテリーが届いたが、2号機は既に水素爆発を、3号機は核爆発を起こした後だった。
(ムラマサ、鋭く斬る)