法務省というか、法曹界の堕落を見る思いがする。
アメリカの陪審員制とは異なり、素人が多数決によって死刑を決めるというのは我が国も猿の国になったのか。
法律のど素人である一般市民に裁判の責任を押し付けて、裁判官がプロの法曹家としての責任を放棄するものだ。
ましてや、裁判員制度は殺人、強盗といった重罪、凶悪裁判に限定される。 容疑者は裁判によって犯罪が確定するまでは推定無罪である。 その推定無罪者に対して法律のど素人が、「法律と証拠」によって有罪か否かを決定することなどできる訳がない。 その時点で裁判員制度の矛盾が明らかだ。 冤罪であった者が、ど素人によって死刑判決を受けたら、死んでも死に切れまい。
裁判制度や、法律条文にど素人の市井のおじさん、おばさん、あるいは渋谷を歩いている宇宙人ギャルが有罪、無罪を決めるなどは狂気の沙汰だ。
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韓国の乱闘国会。
日本で韓国製サムスンテレビが売れないのは日本ブランド信仰が悪い。韓国はキムチとカップ麺の国だと思われている(カップ麺を発明したのは日本だ)。そのキムチさえも、韓国の本場キムチより、味をマイルドにした日本製キムチの方がうまいので売れているのはけしからん。新潟のコシヒカリ米がおいしいのは日本人の地場信仰によるものでけしからん。シャープのCMが吉永小百合を使ってイメージを上げるのはずるい。ソフトバンクの社長は韓国人の孫であるから、孫社長に頼んでサムスンの携帯を日本で売ってもらうことにしよう。
これは韓国の一流新聞に掲載された記事で、インテリの記者が、「日本でなぜ韓国製品が売れないのか」と題して書かれた内容だ。まるで居酒屋での愚痴ではないか。
なぜこのような記事が書かれたかと言えば、日本と韓国の間には、日韓自由貿易協定(FTA)の交渉再開が控えているからだ。つまり日本はFTAを韓国とやりたい。しかし韓国は反対だ。なぜなら、日本とFTAを結んでも韓国製品は日本では売れない、と韓国は危惧するからだ。だから韓国は日本に対して市場開放はしないと頑張っている。
さて18日、ハンマーとチェーンソーが韓国国会で乱舞した。
韓国国会において米韓自由貿易協定(FTA)批准をめぐって韓国議員同士の大乱闘があった。イギリスBBCは、「韓国国会は動物園並み」と笑った。
ニューヨークタイムズは、ハンマーを持ち国会議場に入る野党側と消火器を噴射して阻止しようとする与党の乱闘を流した。「韓国人は荒く攻撃的な性格」 と説明しながら、議員が大型ハンマーやバールで議場を破壊している場面を放送した。アメリカとのFTAに反対する議員が国会で乱闘し、ハンマーとチェーンソーで破壊している姿は、とても民主主義国家とは言えない。 BBCが言うように動物園以下だろう。
(ムラマサ、一閃)