中国の雲南省昆明市。
昨日の産経によれば、町の食堂が 「日本人と犬は入るべからず」との表示をしているという。 この食堂の店主は 「日本人が中国を侵略し、虐殺した歴史を忘れてはならない。私のやり方に間違いはない。この表示を続けるつもりだ」 と述べ、中国のネットも、「日本人を叩き出せ。国辱を忘れてはならない」と店を擁護する書き込みが多いという。
さて、この話を聞いて、戦前の上海租界を思い出した。 この租界は英国が1842年、アヘン戦争を経て南京条約を締結し上海を支配した。 欧米列強の英、米、仏の治外法権と行政権が認められ、次にドイツそして日本が上海に進出した。その後、1937年に入ると、日本軍が上海租界に進駐し、1941年に太平洋戦争が勃発すると街を統制下に置くようになった。その時、租界の公園の入り口には 「犬と中国人は入るべからず」 と中国語で書かれた看板が、公園に立てられたという。
さてどうしたものか。 成田空港の入り口に 「NO DOGS、NO CHINESE ALLOWED」 とでも貼っておくか。
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東京都八王子市のスーパー「ナンペイ」事件。
1995年7月30日、アルバイトの女子高生ら3人が射殺された強盗殺人事件の時効成立まであと1年となる。 この事件は、日本で資産家宅を狙って強盗を繰り返す中国人と日本人の国際強盗団の仕業とされている。犯人の一人が、中国で覚醒剤密輸事件に絡み、死刑が確定した男(66歳)である疑いが強い。 しかし、まだ死刑は執行されておらず、その男は中国・大連市内の拘置所に収容されているという。事件では犯人のDNA型が検出されており、その男と接触できれば、DNA照合が可能だ。 しかし問題は中国がそれを認めるかどうか。 使用された拳銃は、フィリピン製のスカイヤーズビンガム38口径回転式。国内での流通量はほとんどない。
八王子スーパー強盗殺人事件とは、1995年7月30日午後9時15分ごろ、閉店直後のスーパー「ナンペイ」の事務所に強盗団が押し入り、アルバイトの女性3人が、粘着テープで縛られた上、頭を拳銃で撃たれて殺害された強盗殺人事件。夜歩く犬と中国人には気をつけた方がいい。 殺人に時効などはない。
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細田博之。
麻生と自民党の支持率が低いのは、国民の程度が低いからだと国民を批判した。墓掘り番人の顔を持つ男、細田博之から、そのように批判されるとは、思いもよらなかった。あれだけ漢字が読めない、言い間違いが多い、発言がぶれる、愛読書は少年漫画本、外交指針はゴルゴ13の漫画、失敗続きの外交、唖然とする下品な演説などなど、麻生太郎には何か取り得があるのだろうか。まあ、細田も麻生と一緒に8月31日には辞任表明をすることになるだろうが。
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浅尾慶一郎の危機、45歳。
民主党に離党届を出したが除名になった。 神奈川4区というのは鎌倉、逗子、葉山を中心にした湘南エリアで、そこからの出馬を決断した浅尾にとって、除名とは政治生命の危機だ。 仮に当選しても民主党への復党はできない。一転して自民党へでも入るしかない。 落選すれば、政治生命の危機にさらされる。 浅尾は、「鎌倉、湘南を代表する衆院議員になってほしいという地元の声に応えたい」 と参議員からの鞍替出馬の理由を述べた。 しかし、今さらという感じが拭えない。出馬表明が遅すぎる。 もっと前なら調整も出来ただろうが、民主も元逗子市長を公認しておいて、今になって取り消しという訳にはいかない。浅尾は期待した政治家だったが、打診された神奈川8区(青葉区)から出馬をすればよかったのではないか。将来、総理になろうとする人物が、神奈川のどこが良いとか悪いとか言っているようでは、器が小さい。 青葉区はインテリの富裕層が多い地区だから、地盤にするには悪くない。この人もお坊ちゃま体質が強いということか。 45歳の働き盛りでつまずくのは、政治センスが悪い。
☆渡辺喜美が早速、鎌倉の浅尾を訪れ渡辺新党へ誘ったという。 しかし民主党が単独過半数を取れば、こういう小惑星は相手にされない。 渡辺の生きる道は民主党の軍門に下るか、政界再編を起こす触媒にしかならない。
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小沢一郎の策謀。
この人は油断がならない。 麻生とは違う意味で私利私欲に走る。 さすが、田中角栄の秘蔵っ子といわれ、金丸に溺愛された元自民党の幹事長だ。 角栄支配の自民党で、長きに渡って政治権力の中枢を牛耳っていた男。
公明党のドン、太田昭宏の地元・東京12区に、民主党の青木愛・参院議員(43)をぶつけるという。 小沢は、「必ず勝利できる候補者を探した」と青木愛を指名したが、99.9%太田には勝てない。青木愛は、テレビ番組のリポーターなどを経て、2007年の参院選で比例当選した。問題は青木が議員辞職することにより、何が起きるかということだ。 つまり、2007年参院選の比例代表名簿に記載された広野允士(66歳)が繰り上げ当選することになる。広野は2007年比例候補として立ったが、次次点になった。 しかし山本議員の逝去と青木愛の辞職に伴い、繰上げ当選になる。 広野は東大卒、経産省官僚だったが、政界では小沢チルドレンだ。ガマ蛙の顔をつぶしたような小沢の引き笑いが聞こえてくる。
(ムラマサ、鋭く斬る)