たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

母の句

2015年09月24日 20時52分05秒 | 川柳・俳句・五七五

母親が入所している 介護施設を 2~3ヶ月に1度は 訪ねるようにしており 先日も 行ってきました。
2年前の 大腿骨骨折手術以来 それまでは なんとか出来ていた 伝い歩きも出来なくなり 完全車椅子生活となっていますが 設備環境良好、管理された食生活のお蔭なのか 一見 がっくり 弱った感じには見えません。
ただ 認知症の症状は 年々進んでおり もはや 昔のことを思い出すことも ちゃんとした会話をすることも 出来なくなっております。
ひとこと、ふたこと、同じことを 何十回も 繰り返すだけ。それに 相槌を打ってやるしか ありません。 

「九十路(ここのそじ) 超え 尚 子等には 風引くな!」
面会後の別れ際には 毎回 お互い 手を取り合いますが その時は 白髪薄毛の息子も 鼻垂れ小僧に見えているんでしょうか、かっての母親の口調で 「気い つけてな!」「風邪 引くな!」・・・・。

「三代を 生き抜いた手の 力知る」
「うるさいと 嫌った母の 手を握り」
大正、昭和、平成 苦労の人生を歩んできた母親、ガミガミうるさかった母親、反抗期には ずっと 嫌っていた母親なのですが、今は 握手し、その手の力から 母親の人生を 感じ取っています。

超高齢化社会の中での親と子の関係、今出来ることは これ位しか無いのかと 自問自答する今日この頃ではあります。


コメント (1)    この記事についてブログを書く
« 団栗の小径 | トップ | 銀杏 »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おなじです (yuitojj)
2015-09-25 09:12:00
お母さまを大切にされているのが伝わります。私の母は94になりました。家族との生活リズムが合わず
遂にホームへ、やむを得ないとはいえ寂しい感じです。

たけじいさんの句を見て母の顔を見に行かなくてはと気づかされました。ありがとうございました。
返信する

川柳・俳句・五七五」カテゴリの最新記事