(副題)猫八のおもしろ釣れづれ人生 中公文庫 1985年
二代目江戸屋猫八による釣りに関する話である。
猫八氏は原爆にあわれたと云うことで、体調不良も
あったということだが、この本のサブキャラ、細川
俊夫氏に伝授してもらい、速歩をやって、鍛えていた
と書かれている。
この本の末尾の方で、一の割りの大池で釣り大会が
あったと描かれていた。猫八師匠はそこでオデコだった。
そのわけをそこの主人が藻を引き抜いたからだ、と書いて
いたが、ぼくもそこで、小学生5,6年生の頃、一日五百円
でよく釣りをしていたから知っているのだが、猫八氏は
ヘラブナ釣り師でヘラブナを狙ってらしい、あそこの大池
には鯉しかいない、というのが真相のようだ、とぼくは思った。
90年代に入って、大池の主人、この人は相当の変わり者の
おじいさんだったが、が亡くなって、綺麗な公園になって
釣りは禁止されるようになってしまった。
(読了日 2025年1・8(水)14:55)
(鶴岡 卓哉)
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