古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

猫に釣られた猫   江戸屋猫八

2025-02-20 11:04:22 | 本の紹介

(副題)猫八のおもしろ釣れづれ人生 中公文庫 1985年

 

二代目江戸屋猫八による釣りに関する話である。

 

猫八氏は原爆にあわれたと云うことで、体調不良も

 

あったということだが、この本のサブキャラ、細川

 

俊夫氏に伝授してもらい、速歩をやって、鍛えていた

 

と書かれている。

 

この本の末尾の方で、一の割りの大池で釣り大会が

 

あったと描かれていた。猫八師匠はそこでオデコだった。

 

そのわけをそこの主人が藻を引き抜いたからだ、と書いて

 

いたが、ぼくもそこで、小学生5,6年生の頃、一日五百円

 

でよく釣りをしていたから知っているのだが、猫八氏は

 

ヘラブナ釣り師でヘラブナを狙ってらしい、あそこの大池

 

には鯉しかいない、というのが真相のようだ、とぼくは思った。

 

90年代に入って、大池の主人、この人は相当の変わり者の

 

おじいさんだったが、が亡くなって、綺麗な公園になって

 

釣りは禁止されるようになってしまった。

 

(読了日 2025年1・8(水)14:55)

              (鶴岡 卓哉)

 

 

 

 


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