古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

夢十夜     夏目漱石

2021-03-25 10:15:45 | 小説の紹介

角川文庫   明治四十一

 

夢にみたのだろうか10コの短い話しが出てくる

 

第一夜を書いてみて、これはいけるぞ、と思ったのか

 

第一夜が一番いい。

 

なんとも、死に間際のきれいなうら若い(勝手にこっち

 

でそう思っている)女というのがなんとも色っぽい。

 

女と死という組み合わせはやはりいい(と書くとセクハラ

 

になるな。いやいや、漱石先生いろいろタイヘンな時代に

 

相成りましたよ)。

 

死んだら百年まってください、というのだが、百年経ったら

 

こっちもガイコツだろう、とツッコミを入れといたぜ。

 

なんせ夢が元らしいので、しっかりとしたストーリーがある

 

わけじゃあない。あいまい模糊とした漱石先生らしい、とい

 

うか、人間漱石というものが、垣間見えてくるような気がす

 

る。……合掌。

 

 

おいっ! ちゃんと掃除しろよなっ! 汚いのは嫌いだニャン! 角度がヘンだぞ!

 

コメント
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