河出文庫 1981年
2014年に亡くなった吉野氏のエッセイ本だ。
吉野氏は生前、高名な詩人で、奈々子さんと万奈
さんという二人の娘さんがいたらしい。な、という
音は女らしいとおもっていたそうで、七月七日に
生まれたらしい。このエッセイは主に1975・
76年に書かれている。社長業を数年やっておられた
らしいが、ほんものの詩人に商売はムリだろう。
倒産してしまったらしい。あらゆる方面に目がついていて
バスの中とか、アンテナを張りまくっていたことが
伺われる。詩人らしい新鮮な目で、色んな物事を見て
いて、読んでいて、ほーっ、と頷いていた。
(読了日 2024年9・9(月)14:16)
(鶴岡 卓哉)