集英社文庫 1988年
帯には、90秒に一度は笑える、とあったが、
笑ったのは、4,5回かな。
「バッカじゃないの」と云う通り、あまりにも
バカバカし過ぎるせいだ。笑いの程度は小4、5
くらいのものだろう。でも、その笑いの幼稚さ
嫌いじゃない。
口に指を入れて拡げて、「学級文庫」と言って
みる、というくだりはもろ、小4だ。
落語も載っているが、その悪ノリぶりは、ホントに
バカげていて、文学という文脈を逸脱している。
リリパット・アーミーという劇団を主宰していた
というらもさん。ホントにくだらなかったんだろ
うなあ、と失笑を禁じ得ないが、何度も言うようだが
嫌いじゃない。ホントか?
(読了日 2024年10・2(水)21:20)
(鶴岡 卓哉)