梅雨の合い間、京都から奈良の寺参りに行って来た。梅雨らしくどんよりとした空ではあったが暑さもなく良い日和だった。写真2枚は襖絵である。高野山金剛峰寺でもそうだったが近年、若手の絵師が描いた襖絵が多いように思う。右は鳥羽美花さんと言う女性が描かれたようだ。
建仁寺は庭もとても美しく、とても気持ちが落ち着く。写真は脇侍を両側に配置される三尊像を表している。女性が座るその向こうの部屋に風神雷神が展示されている。写真右は建仁寺の塔頭両足院の半夏生(カタシログサ)である。写真は6月7日だから今はもっと葉が白くなっていることだろう。雑節の一つ、半夏生の頃(7月初め)が見頃と言われるが今年は如何にも白くなり始めるのが早い。
花の寺として知られる三室戸寺である。左の写真の左側から参道を登り赤い山門を通ると今の時期、右側に紫陽花が広がる。真っ青あるいは白色の紫陽花に近年は写真のようなピンク・赤色の花も増えているようだ。
ガクアジサイも多い。左はダンスパーティーと言う名前の紫陽花ではないかと思う(定かではない)。本堂・三重塔はこの紫陽花畑の上にある。
今回の旅、最後に参拝したのは浄瑠璃寺である。浄瑠璃寺と言う名の寺は数多い。ここは9体の阿弥陀如来坐像が安置されることから九体寺の名でも呼ばれている。浄土式庭園で池を挟むように三重塔と本堂が配置されている。写真左は本土の前から、そして右は三重塔のある位置から本堂を写したものである。大きい声で話すことも憚られる静かさの漂う寺で気持ちがとても落ち着く。
浄瑠璃寺は三重塔内に配置される薬師如来そして本堂に阿弥陀如来を配し極楽浄土を表しているようだ。この落ち着いた気分にさせてくれる極楽浄土、今ここでよく味わいたい。死後、極楽浄土に行ける自信は勿論・・・ない。
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。