久しぶりに直木賞作品を読み久しぶりに涙した。”蜩ノ記”、葉室麟氏の著である。直木賞選考委員会の意見で”登場人物が清貧すぎる”の意見があったようだ。確かに悪役までみんな良い人の反面があり、その感は否めない。が、それが作品に全く嫌なところを作らず爽やかで、感動する▼庭で面白い花が咲き始めた。写真1、2はカラタネオガタマである。中国原産で江戸時代に伝わったようだ。甘いバナナの香りがすると言われるが鼻の悪い私にはよくわからない。今年は花数が多いためか少々小ぶりである。楽しませてくれる木の花である▼写真3、4はテッセン(鉄線)の花である。3種植わっているようだが今年始めて咲く花である。去年は全く咲かず、一昨年は紫色の小さい可憐な花のものが咲いた。テッセンは蔓の植物だがこの蔓が堅く鉄線のようだ、から付いた名前である▼今日5月16日は旅の日である。松尾芭蕉が奥の細道の旅に出た日を記念し1988年に制定されたようだ。”月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり・・・”、松尾芭蕉が江戸を旅立ったのは1689年である
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