限りあるからこそ、生は輝く・・・?
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先の紅白歌合戦で、謎の出演シーンが話題となったGReeeeN。
そのGReeeeNの「キセキ あの日のソビト」に続く、
彼らの楽曲を映画化したもの。
「愛唄」をモチーフとした青春ラブストーリーです。
「恋」する勇気を持てないまま大人になったトオル(横浜流星)。
そんな彼が、残り3か月という余命宣告を受けてしまいます。
絶望に駆られてビルの屋上から飛び降りようとしたときに、
旧友の元バンドマン・龍也と出会います。
なんとなく気がそがれて、とりあえず自殺は思いとどまったトオル。
ある日、一冊の詩集を読み、何か心が救われる気がします。
そして、トオルが病院通いのうちに知り合った少女・凪(清原果耶)こそが、その詩集の作者だったのです・・・。
限られた命を燃やし尽くし好きなことをして、恋をする。
美しくはかない物語です。
でも、この2人がどちらも限りある命・・・という設定が切なすぎるし、
こうした場合、誰よりも共感できるのは確かで、
なりゆきが当たり前すぎないか・・・などと、
私はあまのじゃくにも思ったりしたのですが・・・。
でも、このストーリーは実話がもとになっているとのことで、
そこに文句を付けても仕方ないわけなのか・・・。
病気のオンナノコの話はやっぱり苦手だ
・・・という結論が、またもや首をもたげる。
そして、病気のオトコノコノ話も、やっぱりイヤだ。
<WOWOW視聴にて>
「愛唄 約束のナクヒト」
2019年/日本/127分
監督:川村泰祐
脚本:GReeeeN、清水匡
出演:横浜流星、清原果耶、飯島寛騎、中村ゆり、成海璃子
満足度★★★☆☆