ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ぶっといのが残った!薪の話しですから。

2016-03-22 10:45:47 | 暮らし

 彼岸も過ぎても、桜の開花情報も飛び交うようになっても、ここじゃまだまだ。冬とは言わないけれど、風の冷たさには首をすくめる。先日始めた農作業もひとまず休止、室内で読書三昧の日々が続く。こんなのんびり暮らし、あと何日?

 確実に暖かくはなっている。靴もスノーシューズから短靴に変わったし、ボア付きジャンパーから、シャツコートへ、欠かせなかった股引もお役御免だ。でも、ストーブの方は、まだまだ働いてもらわにゃならん。風の強い日など室温でも10度以下に下がる。一時在庫に不安を感じた薪はどうやら今シーズンをしのぎ切れそうで、この調子でいけば、次の冬に繰り越しもできそうだ。と、いうことは、森林組合への薪材注文も昨年同様、3立米でいいってことで、財政上まずは好ましい。

 ただ、問題は在庫の質だ。昨秋、どうにも割ることができず、大丸太のままで放り込んでおいたものが、ぞろぞろと顔を出してきた。そう、少しでも乾燥するようにと、縁の下の最奥列に積み上げておいたのだ。

 これら大物連中を薪として処分、いや活用しなくちゃならない。もちろん使いづらい。重いし、燃えにくいし、できれば知らんぷりしてやり過ごしたいところだが、こいつらを無視し通すわけにはいかない。年々たまっていくばかりで、不経済だし、貯蔵場所も不当占拠が続く。なんとかストーブで薪として役立ってもらわねばならない。ところが、どれもこれもストーブに入るぎりぎりの太さなのだ。しかも、ストーブ内手前に置かれた仕切り板をはずしてどうにか押し込むことができるという厄介者たち。

 この大物を燃料として燃やし尽くすには、それ相応の技とこまめなサポートが必要とされる。まず、入れる時期。事前にがんがん燃えさかり、その澳が赤々と残っていることが大切だ。何と言っても大丸太は表面積が乏しい上に容量はバカでかいので、燃え移りにくいからだ。仕切り板をはずし、えいやっと押し込んめればそれで終了なんてことはさらさらない。最初、燃え始めた表面もすぐに火力が弱まり、大丸太だけになれば、さっさとお役御免と消えてしまうのだ。そこで、下とか横とかに燃えやすいたき付けを入れて火の手を起こしたり、つっかえをして、空気の通りを良くしたり、それこそ四六時中のお守りが求められるのだ。焚き付けのこっぱはすぐに燃え尽きる。だから、火持ちのよい薪を上手く入るように割っては、大物の下に滑り込ませる。

 面倒な作業には違いないが、これで数時間の暖が保証されるのだから、文句は言えない。カッカと燃えてもらわずともよい春先だからこその大物処分でもある。先週あたりから始まったこの燃やし尽くしセール、この肌寒さが続く4月半ばまでは続くことだろう。今日のノルマは下の2本。難物じゃ!

コメント
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