ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

深夜?の燻炭焼き

2022-10-25 14:51:22 | 米つくり
タマネギ植えて、サツマイモも掘った。便所の汲み取り兼もみ殻堆肥積みもやっちまったからな。いいぞぉ、素晴らしいペースじゃないか!次なる仕事は、ハウスのビニール屋根外しと、イネ育苗用ぼかし作りだ。
神さん膝故障、休養中につきぼっち作業なんだが、かえって気が張って、早め早めに片付いて行っている。まっ、手抜きはあるけどな。
さぁ、今日は終日微風の予報だぜ。となったら、燻炭焼きしながらビニール外しと行こうか。
もみ殻は去年同様、近所のKさんがハウスの横に落としてくれている。もみ殻糞尿堆肥にもかなり使った、が、あるなぁ、たっぷりある。これ、一日で燻炭に仕上げるのか?多過ぎるだろ。かと言って、2回に分けて焼くてのも面倒だし。
ハウスのビニール外ししながらだ、こまめに火勢を煽ることもできる。ぎりぎり燻炭に仕上げられんじゃないか。
もみ殻に点火したら、さっそくハウスのビニール外しに取り掛かる。いやぁ、ひでぇなぁ、雑草に覆われてるわ、つる草に絡まれてるわ、土に埋もれてるわ、で、抑えのマイカー線のハウス鉄パイプへの結束をほどくのが容易なこっちゃないぞ。ぎちっと締まっている結び、ええいっ、もう切っちまえ!なんて短気を起こしながらもなんとかすべて外したところで昼食休憩。
マイカー線は取り外したが、パッカーははめたままなので、大きな屋根ビニールも風で飛ぶこともなく、午後の作業まで待っていてくれた。
7m×25mの巨大ビニール、これ一人で畳むのか?
最初のうちは、丁寧に畳もうと前に走り、後ろに飛びと必死で頑張ったが、微風と言えども風は風、こちらの思惑通り、じっとしていてくれない。こりゃ無理だわ!来年拡げりゃ同じことさ、まず持ち運べるように丸めちまえ!
その間、煙を上げ続けるもみ殻に手を入れて、火勢を保つように努力した。が、どうも、今一つ、勢いが足りない。ついつい、余計な手出しを繰り返して、火が行き渡らぬまま夜を迎えちまった。
夕刻以降も30分おきに火の用心、見回りを欠かさず、真っ暗な中、燻炭の赤い燠が見えるようになってきた。遅いよ。ここからまだ3時間はかかるぜ。
ヘッドランプを点けての見回り確認。10時を過ぎて、やっと全体に火が回った。
ここからが実は大変なんだ。
燃えかけの燻炭、火力は異様に強い。水を掛けて完全に消火してしまわないと、そちこちでくすぶり出して、一夜のうちに灰になっちまうんだ。
ホースで水を撒きながら、湯気の立ち上る辺りをしらみつぶしにかき混ぜて行く。あちらが鎮火したと思えば、反対側に炎が見える、煙が上がる、何度も何度もモグラ叩きのように放水消火作業を繰り返す。
意外と執念深く火力を保つのが周縁部なんだ。ここはもう、何十回と水をかけ続けた。
たっぷり30分、放水作業を続行し、どうやら全面鎮火したようだ。良かった。まずは今夜は眠れる。
ただ、油断は禁物だぜ。どこかしら燠が残っていて、それが燃え広がって、大部分が真っ白に!なんてこともあったからな。
翌朝、朝一で駆けつけた。良かったぁ、完全に消えてた。
消火作業のために広げたから山の面影はないが、肥料袋に詰めてみたら12袋!よしっ、これで来年の苗土作りには十分だ。
これで、また、一つ、秋の作業が終了したぜ。
コメント
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