雷落ちた！停電だ！えっ、スマホも通じない？

一躍全国に名を轟かせた山形は置賜地方、大雨、酷かったねぇ。ご心配くださった皆さん、ありがとう。幸い我が家は川からも山から離れているので、避難指示は出たものの、自宅待機。ただ、雷落ちて停電２時間！毎年あるなぁこんなこと。

どこだぁ？どこいらが被害範囲だ？

うむ？スマホつながらんぞ。停電だからルーターダウンでWi-Fiダメはわかる。が、画面上の4Ｇのアンテナまったく立ってないじゃないか！通信回線の施設もやられたってことか。うーん、完全に孤立、かぁぁぁ。これは心細いぜ。

前回の停電から学んで、LEDランタン、太陽光利用バッテリーは用意してある。

ロウソクともども明りは確保できた。夕飯準備直前だったので、米は電気釜から土鍋にチェンジ。プロパンはもちろん健在だ。夜間の薪運び用に備えたLEDベッドランプも調理には役立った。

テレビもスマホもなしで静かに夕食を済ませ、そうか、洗い物はどうする？大丈夫！手押しの井戸復活させたからね。そこが一段進歩、携行ポリタンクもやっと出番が回ってきた。抜かりはないぜ。ただ、水は鉄さびで赤いけどな。

食器を洗うのに赤水とかって気にしないさ。

雨脚さらに激しく、とうとう隣に立つ非常連絡スピーカーからサイレンの音が鳴り響く。

おお、生きてたんだな緊急速報設備、それにしても、嫌な音だなぁ、不吉そのものだ。早く連絡事項聞かせろよ。設定された間、長すぎで苛立つ。

土砂崩れと洪水の警戒地域の方は避難してください、って、我が家はどっちにも入ってなかったよな？それと避難先ってどこだよ？

スマホつながらず調べようがない！

まさか、スマホまで利用不能に陥るとはなぁ。情報からの断絶、心細いもんだぜ。

そうか、やっぱり手回し充電ラジオも必需品だったな。スマホあるから要らないや、って甘かったぜ。

ランタンとロウソクの灯りじゃ、何もできやしない。ただじっと座ってるだけ。せめてラジオが聞けたらなぁ。雨雲の動きとか河川の状況とかはわかるはずだ。音楽聞いてもいい、誰かの対談番組でもディスクジョッキーでもいい。何かしら音が流れてるだけで、きっと心安らぐに違いない。

暇を持て余してヘッドランプで読書を試みたが、やっぱり集中できず、２ページ読んで諦めた。

よしっ、電気通じたら、さっそく災害用ラジオ購入しよう。そうか、アウトドア用電源を準備するって方法もあるか。

などとつまらんことをあれこれ考えていたら、電気点いた！

このどしゃ降りの中、工事してくれた人たち、感謝しかないぜ。２時間の我慢、この災害多発日本じゃ、楽々許容範囲だな。

さっそく他地域の被害状況を確認、同じ置賜でも高畠は一番ましだったみたいだ。

中でも、比較的安全度の高いこの地に家を構えたこと、何物にも代えらられぬ幸運だって改めて思ったな。