ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

幟旗もできたし、後は・・・・『流れ旅 匂うが紅』本番まであと4日!

2016-12-21 09:51:52 | 演劇

 先週は舞台監督が、インフルエンザ、昨日の稽古では主役の一人がウィルス性腸炎にて欠席。出たか、やっぱり!この時期の公演てのは、かなりの綱渡りなんだよな。しかも、クリスマス当日、ってもう言うな、1年前から覚悟してたことだ。

 役者の演技ももっともっと、手も入れ嘴も差しはさみたいし、踊りの方もまだ納得レベルには達していない。殺陣も辛いしヤバイ状態だ。こんなんで、舞台の幕が上がるのか?どこもかしこも不満だらけ。本番まで連日稽古の集中力で、一気に芝居をものするしかない。菜の花座の底地から見せてくれ。

 下向いて愚痴ってばかりいないで、これぞお勧めって話しもしておこうじゃないか。 

 大衆演劇って言ったら、幟旗だよ。小屋の前に立ち並ぶ幟の数々、盛り上がるねぇ、お祭り気分。芝居見物は晴れの日、祝祭だから、にぎにぎしくお客さんを迎えようってことだ。屋根にも届く大きな幟が何本もはためいて、っと行きたいところだが、貧乏劇団の菜の花座、それもたった1度の公演に大枚はたけるわけがないだろ。幟でさえ制作はいい顔しなかったくらいだ。でも、なんとかそれらしい飾りつけはしたいよね、ってことで、作った!幟旗!!

 いじゃないか!舞台監督兼制作のGが、製作会社に何度もダメ出し繰り返しながら仕上がった力作だ。色合いといい、文字のフォントといい、バックの模様といい、これなら自信満々掲げられる。

 「流れ旅・・・」専用のものが6枚。そのうち、縁に旗棹用のタグが付いていない2枚は定式幕の袖を飾る。

 残りは客席とプラザの入り口に立てるもの。芝居が終わった後も、使えるように菜の花座と染め抜いたもの作った。節約、節約!

 共演の藤柳美香次さんへのご祝儀ものも作った。この先、美香次社中の発表会で立ててくれれば嬉しい。

 これで、舞台も客席も華やかに彩られ、お芝居気分、いよいよ高まるぜぇぇ。舞台いっぱいの定式幕といい、衣装といい、道具といい、書き割りといい、周囲の備えは万全だ。あとは、・・・・

 さっ、本番までの4日間、ぎりっと集中して、一気に大願成就といこうしゃないか、紅座の座員諸君。

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朝掛けだめなら夜討ちでどうだ?

2016-12-20 08:50:10 | 農業

 たった一つ残った年内仕事、育苗用のボカシ作り、なんとかしなくちゃ。焦るよなぁ、根雪だもの。畑の井戸ポンプも水抜きしちまったし。

 ずるずると遅れてるのは、原料の米ぬかが不足だからだ。秋のうちに集めておいたものは、便所の汲み取り=籾殻堆肥に使ってしまってる。必要なボカシを積むにゃ、新たに10袋は欲しい。我が家の精米機で出るものなんて高が知れてるから、どうしたって、街中のコイン精米所から集めて来なくちゃならない。

 この米ぬか争奪戦が、ますます激化してる。何か所か回ってみても、どこもきれいに浚われた後、昨日もアウト、今日も残念。昼間行ってダメ、なら、朝掛けだと、朝のうちから駆けつけてみるものの、これまた、はい、ご苦労さん!うーん、見えぬ難敵は早朝ダッシュを仕掛けているようだ。敵わん!きっと、豚とか鶏とか、家畜を飼う農家なんだろう。貴重なエサを渡してなるものか、って気迫が空っぽの米ぬか室からひしひしと伝わってくる。

 毎日、収集に回っているんだろう。エサ代節約、経営のポイント、生活掛かってる。うーん、圧倒されるなぁ。なんか、彼らの専有物に割り込もうとしてるみたいで気後れする。いや、なにも毎日欲しいわけじゃないから。1年通してたった数回、それも10袋程度分けてもらえりゃそれでいいんだから。

 そうそう、弱気になっちゃいけない。誰でもご自由にお持ちください、って書いてある。彼らが契約してるってわけじゃない。ボカシ分くらい分けてくれよ、割り込ませてくれよ。よしっ、朝で勝負できなきゃ、夜しかない。幸い、狙いのコイン精米所は、稽古場への通り道沿いにある。行きがけに寄るか、帰りによるか、どっちにしても、夜討ちで勝負だ。

 狙い目は土日の夜だ。コイン精米を使うのは兼業農家が多い、きっと。「お父さん、お米無くなりそうだから精米してきてよ」ってせっつかれるのは休みの日、のはず。稽古日だけど、こればかりは、車はトラック、空き袋を積み込み、出発。

 さあ、どうかな?溜まってるかなぁ?先を越されちゃいねえかな?

 おおーっ!狙い的中、予想大当たり!あるよ、あるよ、かなりの量だ。これなら7,8袋はゲットできるんじゃないか。糠を浴びてもよいように、雨合羽を着て帽子を被って作業開始。備え付けのスコップで、ごそっと掬い取っては袋に入れて行く。あっという間4袋満タン。並んだもう1台の方も開けてみる。おおーっ!こっちはさらに多いぞ!逸る気持ちを抑えつつ、掬い取り作業を続ける。こっちはなんと、5袋!よしよし、これで目標達成だ。後は、米ぬか室の中を丁寧に掃除してお終い。

 明日の朝、来てみてがっかりするだろうな、同好?の士よ。勘弁な。もう、春まで横取りしないから、許してくれ。

 さあ、これで、ボカシが作れる。年内課題、、解決だ。

 

 

 

 

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やっぱりキムチだ!その1

2016-12-19 12:09:13 | 暮らし

 今年はキムチ、無しでいいか?青菜漬けたくさん漬けたし、赤カブ漬けもあるし。うーん、白菜出来悪かったからなぁ。漬けるだけの余裕もない。

 せっせと食べに食べて、青菜漬けも浅漬け?の方は、売り切れ御礼に近づいてはいる。でも、長期保存漬けは、これから手を付ける。まだまだたっぷりとある。春まで十分に持つ。これ以上漬物、いらないんじゃないの?だって、心配だもの、塩分取り過ぎ。

 毎日、朝昼晩、漬物食べるなんて食生活、血圧上がるって。それでなくても、体質的に血圧高めなのに、さらに上がったら、脳血管ブチ切れるんじゃないか。そのままあの世に行っちまうならいいが、半身不随で走ることもならず生きながらえる、こればっかは避けたい。うーん、やっぱり、塩分控えめ、キムチお預けってとこか。

 しかしなぁ、最近、塩分悪玉説にも反論が出まくってもいる。まっ、週刊誌ネタだからどこまで当てにできるかはわからないが、塩分=主犯説てのは、やや旗色悪いよね。少なくとも、完全無欠、絶対王者、者ども下がりおろう!って位置にはないようだ。僕の乏しい経験から言っても、塩分塩罪説、おっと間違い、冤罪説に肩入れしたいところだな。心置きなくラーメンやうどんの汁をすすりたいって、願望からもね。

 これだけ漬物漬け、おっ、いいねぇ言葉遊び、で暮らしてたら、きっと血圧右肩上がりだろうな、となれば、キムチはお預けか?

 ところが、だ。最近血圧下がり気味なんだなぁ、これが。ジムで走る日には必ずランニングの前後、必ず計るんだが、走る前でも正常値の上限内、後では正常下限値をさらに下回る75の115。どういうことよ?漬物過剰が、血圧上昇につながってないってことだろ。仮に関係はあったにしても、今の塩分摂取量なら問題ないってことではあるよな。

 となったら、作ろうじゃないか、食べようじゃないか、大手を振って、キムチ!キムチ!キ・ム・チ!!

 と、いうことで、3日前、白菜の下漬けをした。

 ただし、量はぐっと控えめ。青菜漬けや赤カブ漬けと競合するからな。無駄なく無理なく食べられ量、ってことで、白菜3kgを3%の塩で漬け込んだ。塩分控え過ぎたのか、水が上がらなかったので翌日さらに差し水(4%塩水)をしたら、すぐに上がった。

 さっ、いよいよ、本漬けだ。ってところで、今日の、その1は終わりだ。続きは、またお楽しみ。

 

 

 

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殺陣がヤバイ!

2016-12-18 09:32:19 | 演劇

 ヤバイ!今風の意味でなく、ヤバイ!そう、ピンチ!殺陣にこんなに手こずるなんて思ってもみなかった。

 だって、若い奴らじゃないんだから。時代劇見て、チャンバラごっこして育った世代のはずだろ。カッコいい立ち回りなんて、教わらなくたって、イメージに擦り込まれてるって思うじゃないか。剣の構え方だって、知らず知らず身についてるはずじゃないのか?

 もう、かなりの時間を殺陣の稽古に費やしている。稽古日となれば、最初の1時間くらいは、誰かしら模擬刀を振り回している。前回の稽古には居合道の師範で殺陣についても教えておられる先生をお招きして指導していただいた。いや、すでに2回目の指南なんだ。なのに、・・・・

 様にならない。そんな気の抜けた殺陣じゃ笑われるぜ。切り合いのツボが掴めていないし、全然カッコよくないもん。しかも、打ち合わせた動きをすぐに忘れるって、どういうことよ。ご指導の先生の名前をチラシに載せてるんだ、これじゃ失礼ってもんだろ。とても穏やかな人柄の良いお方だから、やさしく見守ってくれているが、内心、こりゃ困った、これで殺陣指導と銘打たれちゃたまらん、って気が気じゃないんじゃないか。

 剣道段位、お情け3段、おまけで4段の僕だけど、やっぱり10年間竹刀を振り続けた経験はそこそこ生きていて、間合いであったり、剣先であったり、足の運びであったり、そりゃ、こうしなくっちゃダメでしょ、てのが無意識に浮かんで来る。だから、演じる役者たちの動きが何から何まで気に食わない。ええーい、俺がやってやるわ!っと飛び出したくなるのを必死で堪えている。頼む、もちっと、なんとかしてよ!

 殺陣と剣道は違う。殺陣のような軽業で人は切れない。それはその通り。だからって、なんでもありってことにゃならない。ここだけは、って押さえどころは間違いなくある。そのポイントが美しさにも直結している。そこんとこがピンと来ないらしい。どう構えたら、どう打ち込んだら、どう捌いたら、どう切ったら、かっこいいか!って殺陣の狙いが頭でも体でもつかめてないっとことだ。

 これは思いも掛けぬ難題を背負いこんでしまったな。まさか、立ち回りなしの大衆演劇ってわけにゃいかんし。

 ここにも文化の断絶があった。簡単に人切ったり、己の腹搔っ捌いたりの武士道は受け継ぎたくはない伝統だけど、剣にまつわる心構えや仕草、立ち居振る舞いの美しさなんかは、その他の伝統芸能、にも通じるものが多々ある。たかが、チャンバラ、たかが殺陣、でも、そこにゃ日本人が憧れ続け、無意識に伝え続けた日本的良きものがいっぱい詰まってるって思うんだよね。

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雪、来たぁぁぁぁ!ってどこも同じだろ

2016-12-17 09:59:01 | 暮らし

 ついに根雪!さすがに、も一度畑に、なんて未練は断ち切られた。あーぁ、キャベツまだ取ってなかったのにぃぃぃ。明日からまた暖かくなるって予報だけど、ダメだろねぇ、ここまで積もっちゃ。ひざ上だもの。

 で、雪が降れば、何はともあれ、除雪だ。そんなこたぁ、みんな同じだ、書くほどのことじゃねぇ!そうだよな、みんなうんざりしながら、スノーダンプ押したり、除雪機動かしたりしてるんだ。ブログに取り上げるほどのオリジナリティなんてない。あっ、言うなって、いつの記事だって、それほど真新しい内容はないぜ、なんて。ありきたりの話題でも、なんか新味を加えるように書いてるんだから。

 でも、雪ネタはねぇ、除雪大変です!話しなんかここらの人間にゃありきたり通り越して、今さら言うな!って話題だから、そんなことぐだぐだまき散らすのは、大いに気が引けるんだけど、うーん、やっぱり書いちまおう。

 まるまる1年ぶりの除雪機出動だ。どうだ?エンジン掛かるか?今年はシーズン前整備を頼まなかったから、ちょっと心配。ほらほら、チョーク引いてスターター回しても、うんともすんとも言わない。これ、ヤバイかも?と焦り出した瞬間、ドドーンと回り出した。

 えー、これがアクセル兼用、前進・後退レバーで、こいつがオーガの上下作動バー。で、こっちが雪投げスロートの回転首振り、さらに吐き出し口の上げ下げのレバー。うーん、ややこしい。久しぶりの運転、急かず慌てず、安全第一で行こう。特に、バック時は厳重注意だ安全装置がついてない。機械と壁に挟まれて内臓破裂!なんて事故、毎年聞こえてくるからね。えっ、クラッチのレバー放せば止まるだろ、って?そうなんだよ、それが安全装置を手抜きしている理由なんだろう。でも、人間って突発事態に遭遇すると、とんでもないことし兼ねない。クラッチつないだまま、他の操作しようとしたり、なんて、あり得ないことなんだけど、大いにあり得ることなんだ。

 さ、そろりそろり除雪開始。車が出入りする小屋の前をまず払って、次に玄関までの通り道。

 よしっ、これで何とか出入りに不都合はなくなった。調子も出て来たし、屋根から落ちた塊もぶっ飛ばしておくか。我が家の屋根は急傾斜、雪は積もるそばから軒下に落ちる。除雪に上がらずに済む分、軒下はすぐにうず高く雪に埋もれる。窓がすべて覆われないよう、時折除雪する必要がある。これが意外と面倒。と言っても、北側は雪囲いして万全だし、西側はヒマラヤ杉が防いでくれている。残るは東側。

 除雪機を移動して、除雪開始。途端に、オーガのピンが飛んだ!これだもの!エンジン保護のため、オーガに回転を伝えるボルトは柔らかい鉄でできている。石とか、コンクリートとか木株とかに当たると、簡単に折れる。だから、用意周到な人は、雪降り前に除雪範囲の安全確認を怠らない。が、僕はそんなことするわけない。よくよく見てみると、なんと古い電信柱が横たえられていて、そこからぶっとい電線の切れっぱしが、飛び出している。こいつだよ、これを噛んじまったんだ。そりゃ折れるわ。

 除雪機始動初日にして、早くもピンの交換。これがほんと!苦手。手袋脱いで細かいボルトを差し込み、反対側でナットで迎えるんだが、すぐに指がかじかむ。指先の毛細血管が細いんだよ。我慢のできない冷たさ。穴に突っ込めずぐずぐずしているうちに、指先の感覚がなくなる。足も寒さで痺れて来る。凍傷寸前!指先を襟元から突っ込んで肌の体温で温める。指が動くようになったら、再度挑戦。またまた、凍える。襟元突っ込む、温める、作業続行。もう、完全に厳冬期登山隊だ。ダメだ、絶対、俺は冬山には登れん。冬の戸外作業も出来ぬ。現場作業員、尊敬だぁぁぁ。

 なんとかボルトを付け替えて、どうにか終了。しばし快適に雪飛ばし。と思った矢先、またもやボルトが折れた。今度は、針金。

 もう、どうして、こんなとこにほっぼらかしておくんだよ、って怒ったって、それ手前の所為だから。またも、ぐだぐだとボルトピンの交換。

 やれやれ1時間以上を掛けてようやく、完了。でも、まだ降り続いてる。てことは、午後にはまた除雪作業が待ってるってことだ。農作業から解放されて、のんびりゆったり読書の時、なんて、雪降るまでのはかない幻想なんだよな。

 

 

コメント (2)
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