JALが経営再建の一環として、国内便の減便・廃止を考えている。撤退を考えているのは以下の7空港。もしもそうなったら、どうなるか。
北海道・丘珠(おかだま)
丘珠空港はANAも就航しているが、丘珠~函館便は10便中5便がJAL系HAC(北海道エアシステム)である。丘珠~釧路便は6便中3便がJAL系である。
北海道・奥尻
奥尻空港はHACのみ。函館空港と1日1便のみ。
長野県・信州まつもと
信州まつもと空港から、札幌・大阪・福岡各空港に3便から4便就航しているが、全部JALである。
静岡県・静岡
静岡空港からは、札幌便が2便中1便、福岡便は3便すべてJAL便。
兵庫県・神戸
9月に出発する便は各日20便。うちJAL5便、JAL系のJTA(日本トランスオーシャン航空)が3便である。
広島県・広島西
宮崎に1便、鹿児島に3便就航。いずれもJAL系のJAC(日本エアコミューター)である。
沖縄県・粟国(あぐに)
粟国空港への路線はすでにJAL系のRAC(琉球エアコミュータ)が撤退、現在は第一航空株式会社が1日2往復4便を運行させている。
北海道の2空港のうち、丘珠は便数半減。奥尻はJALが撤退すると、定期便ゼロ。
信州まつもと空港、広島西空港は定期便がなくなる。
静岡空港も定期就航の路線としては、福岡へのアクセスはなくなる。ここは2009年にできたばかりの空港。
神戸空港も便数はおおよそ半減。ここは2006年開港。
粟国は撤退済である。
こりゃ地元は目も当てられない。でも、このままではJALも目も当てられない。
…ど~なるのかな。