ワールドカップ2010南アフリカ大会、パラグアイ対日本は90分間でも、延長30分間でも双方無得点。PK戦で決着をみた。(5-3でパラグアイの勝利)
僕はスポーツは見ることが大好きである。自分でするのはウォーキングとか水泳くらいで基本的には観客。サッカーもよく見るが、普通の見る人であると思う。今回の0-0、表象的には同点でも、やはり90分で点が取れなかったのだから、日本はパラグアイには勝てなかったことになるのだろうなあ。同点は同点で、勝利ではない。そんなことを感じた。
0-0... その数字の向こうには、想像以上に彼我の差があるのだと思う。
もちろん日本チームの激闘は感銘を受けた。凄いと思う。でも、ベスト8を見たら、上には上がいると言うことを感じることができた。これは選手も、サポーターもベスト16になれたからこそ、得られた経験だ。
岡田監督、選手のみなさん。スタッフのみなさんご苦労様でした。お疲れ様。ありがとう。
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大会前、岡田監督はベスト4進出という目標・ゴールを設定し、公言した。その言葉がやや一人歩きして、批判にさらされた。だが、ベスト4を目ざしたからこそ、グループリーグ戦通過だったようにも思う。もちろん結果論、結果オーライの部分はある。ただ、指揮官としてゴールを明示したことは、プロ野球(WBC)ならばともかくも、サッカーでは画期的かつ勇気のいることだろう。
監督は勇退だそうだが、次の指揮官は今回のチームの目ざしたものを下回るゴールは設定し得なくなった。えらいことである。こうして、強くなっていくものなのかもしれない。