9月2日、野田内閣発足。その前段階のニュースから。
民主党野田新代表のもとの新体制では、輿石さんが幹事長である。輿石さんは参議院。その補佐役は樽床さん。樽床代議士は幹事長代行である。
新聞報道によれば、樽床代議士は国会対策委員長からの昇格なのだという。代理ではなく、代行。代理よりも、代行の方が「えらい」らしい。従来の代理よりも、権限などがはっきりしているのが代行であるというような、報道があった。ホントだろうか。
なお、野田内閣の官房長官は、藤村前幹事長代理が起用された。う~ん。何とも難しい。
公務員の感覚だと、こうである。学校を例にとる。
埼玉県立高等学校管理規則
第二十七条 校長は、転任、休職、退職、免職となつたときは、辞令又は通知を受けた日から七日以内に、表簿その他の校務に関する引継書を作製して、後任者又はその代理者に引継ぎ、連署の上これを教育委員会に報告しなければならない。
2 職員(校長を除く。)は、転任、休職、退職、免職となつたとき又は校務の分掌に変更があつたときは、すみやかにその分担する事務に関する一切を校長又は校長のあらかじめ指定する者に引継がなければならない。
代理とは、代わりに処理するから代理なのである。代理の方がえらく感じるし、正式な感じがする。
公務員組織と政党では違うのはわかる。民主党の党規約(綱領)にどう規定されているのだろう。ただ、権限がどう決められているにしても、それを動かすのは結局は「人」によるのではないか。そんな気がする。
どんなもんだろうか。