3月30日、セ・パ両リーグが開幕する。その前にMLBも日本で開幕である。3月23日、選手たちが来日した。MLBチーム(マリナーズ、アスレチックス)は、NPBチームとのオープン戦もあるようだ。甲子園球場では選抜高校野球が開催中。古い言い方だが、球春到来の感がある。
野球のニュースを検索しながら、独立リーグはどうなのかなと考えた。四国アイランドリーグplusのウェブサイトを見たところ、こんな記事が出ていた。
野球のニュースを検索しながら、独立リーグはどうなのかなと考えた。四国アイランドリーグplusのウェブサイトを見たところ、こんな記事が出ていた。
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表題
NPB(日本野球機構)から独立リーグへの育成選手の派遣について(2012/03/01)
NPB(日本野球機構)から独立リーグへの育成選手の派遣について(2012/03/01)
本文
独立リーグ連絡協議会(JIBLA)に加盟する四国アイランドリーグplusとBCリーグ(Baseball Challenge League)では、2012年シーズンより、NPB(日本野球機構)に所属する育成選手の派遣の受け入れについて合意いたしましたので発表いたします。
独立リーグ連絡協議会(JIBLA)に加盟する四国アイランドリーグplusとBCリーグ(Baseball Challenge League)では、2012年シーズンより、NPB(日本野球機構)に所属する育成選手の派遣の受け入れについて合意いたしましたので発表いたします。
この合意は、NPBと独立リーグが、①独立リーグの経営の健全化、②組織の枠を超えた選手の育成、の2点を共通の目標として交渉し実現しました。
私たち独立リーグは、このたびのNPBの決断に、深く謝意を表します。
かつ、日本球界の裾野を支える存在として、よりいっそう真摯にリーグ運営を行う所存です。
かつ、日本球界の裾野を支える存在として、よりいっそう真摯にリーグ運営を行う所存です。
(注)独立リーグ連絡協議会(JIBLA)は、四国アイランドリーグplusとBCリーグで構成する独立リーグの任意団体です。
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3月1日にプレス発表になっていた。気がつかなかった。合意内容(派遣条件)がでていたが、以下のようなものだ。
NPB12球団と独立リーグ10球団(四国アイランドリーグplus4球団、BCリーグ6球団)との間で派遣が行われること。
派遣は2012年のシーズンから開始であること。
NPBから派遣されるのは、育成選手に限り、派遣期間は独立リーグのシーズン終了までであること。シーズン中からの派遣や、選手の入れ替えも可能とすること。
派遣される選手の給与はNPB球団負担。ユニフォームなどの用具代は独立リーグの負担であること。
派遣は2012年のシーズンから開始であること。
NPBから派遣されるのは、育成選手に限り、派遣期間は独立リーグのシーズン終了までであること。シーズン中からの派遣や、選手の入れ替えも可能とすること。
派遣される選手の給与はNPB球団負担。ユニフォームなどの用具代は独立リーグの負担であること。
NPBから独立リーグへの選手派遣は、千葉ロッテマリーンズがバレンタイン前監督(現在ボストン・レッドソックス監督)が在任中に提案していたことだ。ようやくまとまったことになる。
2012年、NPB各球団にどれくらいの育成選手が在籍しているのか、ちょっと調べてみると、かなりの数である。育成選手にとって、どんなかたちでも試合に出る機会が増えるのはいいことだろう。また、独立リーグ各チームのレベルアップも図れることになると思う。その結果、この合意①にも資することになる。
NPB12球団にとっても、選手育成の場が増えるのは悪いことではない。2軍以外(3軍)を持つ場合、コストのことも考えなければならないが、業務委託・提携ならば、NPBチームも独立リーグ側もwin-winの関係になれるのではないか。
ここ数年NPBと独立リーグ間で、指導者の人事交流が目立ってきている。これが選手レベルにまで広がってくるのであれば、プロ野球の裾野の広がりにもつながる。
単純にいいことずくめとは言えないかもしれない。でも、前に進むことはいいことである。
2012年、NPB各球団にどれくらいの育成選手が在籍しているのか、ちょっと調べてみると、かなりの数である。育成選手にとって、どんなかたちでも試合に出る機会が増えるのはいいことだろう。また、独立リーグ各チームのレベルアップも図れることになると思う。その結果、この合意①にも資することになる。
NPB12球団にとっても、選手育成の場が増えるのは悪いことではない。2軍以外(3軍)を持つ場合、コストのことも考えなければならないが、業務委託・提携ならば、NPBチームも独立リーグ側もwin-winの関係になれるのではないか。
ここ数年NPBと独立リーグ間で、指導者の人事交流が目立ってきている。これが選手レベルにまで広がってくるのであれば、プロ野球の裾野の広がりにもつながる。
単純にいいことずくめとは言えないかもしれない。でも、前に進むことはいいことである。
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育成選手数(3/20, 21, 22調査、各球団ウェブサイトによる)
パ・リーグ
ホークス22 ファイターズ0 ライオンズ2
バファローズ5 ゴールデンイーグルス6 マリーンズ9
・・・44人
ホークス22 ファイターズ0 ライオンズ2
バファローズ5 ゴールデンイーグルス6 マリーンズ9
・・・44人
なお、ホークスには球団内組織として、3軍が独立している。ちゃんと3軍監督や、3軍〇〇コーチがいる。
セ・リーグ
ドラゴンズ4 スワローズ7 ジャイアンツ23
タイガース9 カープ12 ベイスターズ5
ドラゴンズ4 スワローズ7 ジャイアンツ23
タイガース9 カープ12 ベイスターズ5
・・・60人
いつの間に100人を超えたのだ。
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なお、今回NPB12球団のウェブサイトをすべて見てみたのだが、セ・リーグ6球団は独自性をかなり意識して作成されている印象を受けた。パ・リーグ6球団は、項目の掲出デザインに多少の違いはあるものの、リーグ参加チームとして統一感が取れている。おそらくどこかの広告代理店が一括して引き受けているのだと思う。独自性のセ、統一感のパという印象である。