全英連参加者のブログ

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在日本アメリカ合衆国大使

2013-12-01 05:23:35 | 気になる 政治・政治家
Caroline Kennedy(20131115)  大騒ぎになった、信任状捧呈式だったね。

 信任状を天皇陛下直接提出することで、キャロライン・ケネディーさんは、「第29代・在日本アメリカ合衆国*特命全権大使」としての任務を開始したことになる。(*以下米国)

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Townsend Harris タウンゼント・ハリス。日本史の授業で必ず登場する人物である。彼が初代在日本米国大使ではない。それは間違いである。

 日本と米国は、1854年(嘉永7年)に日米和親条約を締結した。それ以来、第2次世界大戦中の国交断絶期を除き、外交関係を維持している。
 同条約11条に基づき、1856年(安政3年)に米国政府は外交官タウンゼント・ハリスを、総領事として伊豆・下田に派遣した。
 日本と米国は、1858年(安政5年)に日米修好通商条約を締結した。翌1859年(安政6年)に、米国政府はハリスを弁理公使とした。

 ハリスは総領事から、弁理公使になっている。弁理公使とは外交使節の一つ。特命全権大使とも、特命全権公使とも異なる。

 アメリカを代表する使節の代表は、ハリスと後任3名は弁理公使。第4代の弁理公使が、特命全権公使に昇格している。ハリスを含め弁理公使が4名、特命全権公使が8名。1名が途中で昇格しているので全部で11名である。
 12番目からが特命全権大使であり、ルーク・エドワード・ライト(Luke Edward Wright)が初代在日本米国特命全権大使である。ケネディーさんは、その29人目である。

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 【メモ】
 ケネディー大使の写真はパブリックドメインである。国務省職員により撮影、作成されたイメージ(写真)は、国務省の職務であり、これは特記されないかぎり、パブリックドメインとなる。
 ハリス総領事・弁理公使の写真は著作権の保護期限が切れている。


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