富岡製糸場世界遺産登録の件。
担当課長さんが4月27日夕方のTV(ニュース・インタビュー)に出演していた。肩書きを見ると、「富岡製糸場課」の課長さん。面白そうなので、調べてみることにした。
富岡市ウェブサイト(●組織で探す)を見ると、同市には「世界遺産まちづくり部」という「部」が存在する。「部」は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第158条第1項の規定に基づく、『市長の権限に属する事務を分掌させるための組織』である。TVの課長さんは、同部・富岡製糸場課長さんと思われる。
同課には、世界遺産推進係、富岡製糸場係、おもてなし係の3係がある。富岡製糸場総合研究センターも所管である。僕はだいたいどこの自治体でも、文化財等は教育委員会(教育部局)所管かと思い込んでいたが、違うようだ。
同市教育部局の所掌事務はどうなっているかも見てみた。富岡市の教育部局は「教育部」で、同部には9課(図書館を含む)あり、文化財保護課(文化財管理係・文化財調査係)が文化財担当である。富岡市部設置条例(平成23年3月25日、条例第7号)によれば、現行部構成は昨年4月1日施行のこの条例による。その際、富岡製糸場にかかることだけ、各部から必要な人・権限をうつしたのかもしない。(もっと前から仕事はあったろうけど、、、)
まあ、何にしてもしばらく忙しそうだ。
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富岡市の面積は122.90k㎡である。埼玉県内の市と比較すると、川越市の109.16k㎡より大きく、加須市の133.47k㎡より小さい。人口の50,243人('14/4/1現在)は白岡市の50,293人('14/2/1現在)よりやや少ないくらいである。
同市平成26年度一般予算額は176億2000万円。製糸場の維持管理費は、今後30年で100億円とのこと。寄付や国県からの補助金があるとしても、大変である。