S(すごい)F(風呂の映画) T(テルマエ)R(ロマエ)Ⅱ(第2作) と、読む。 |
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1日、話題の映画テルマエ・ロマエⅡを見に出かけた。前作同様ばかしいことを、大まじめに映画にしている。
映画ファンのお約束だから、ストーリーについては触れないが、主役の二人について書いておこう。
阿部さん
前作同様濃い顔、見事にビルドアップされた肉体美である。前作があれだけヒットして、続編に再登板。勇気があると思う。阿部さんはシリアスな役柄もTVや映画で演じているけど、本作やTRICKでの姿もいい。まじめなテルマエ技師が、まじめに働くと笑いを誘う。シリアスなシーンもある。ルシウスというのは、考えると難しい役柄である。
上戸さん
前作に引き続き、原作にはないキャラクターの山越真実(やまこし・まみ)を演じている。真実は原作と映画の融合・結節点の役目をする重要なキャラクター。上戸さんがスクリーンに出てくると、何だかパッと明るい雰囲気になる。
この二人(2キャラクター)の関わりを軸にストーリーが展開する。
二人以外には、前作からの北村一輝さん、市村正親さん、宍戸開さん、勝矢さん等々濃い顔のキャストは当たり前のように再登場。新顔はローマのグラディエーター役に元横綱曙関と、つい先頃現役引退した元大関琴欧洲親方。琴欧洲親方が濃い顔に見えなかった。
平たい顔族も、ルシウスが平たい顔族のグラディエーターと思い込んだ相撲さんたちは、日本相撲協会現役力士。真実の父親が笹野高史さん、母親がキムラ緑子さんである。何で平たい顔族なのかよくわからない、濃い顔の竹内力さんも再登場。どちらの時代の登場人物も、個性豊か、山盛りである。
2時間ちょっと、笑ったり、りニンマリしたり、ちょこっとしんみりしたり。楽しい時間が過ごせる映画だと思う。ファーストデイ(1,100円)でなくても十分元が取れる。見に出かけて損はない作品。☆4ヶは十分つく。
なお、見に出かける場合、最後の最後まで席を立たないように。
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前作の感想はこちら
2012.05.04、「THERMAE ROMAE」