二日でこれだけ温度・湿度差があると、体にこたえる。
未来の世界ではエネルギーが枯渇し、人類は、地球をコピーし新たな地球<エコーワールド>を創り上げた。
エコーワールドから巨大タワーを経由し、不足したエネルギーを地球に供給していたのだが、何者かによる襲撃にあい、タワーが暴走。
それにより、異常現象が次々と起こりはじめ、事態収束の為に元NASA宇宙飛行士のウィルがエコーワールドに向かったのだったが…!
上映館の新宿シネマカリテウェブサイトの文章である。
本作は、現実世界とエコワールドをそれぞれを描く時の「視点」が違う。前者は劇場の観客目線、後者はウィルの目線。そんなことが映画のサイトには書かれていた。面白そうなので、見たい作品だった。
公開日新宿シネマカリテに出かけてきた。
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ちょっと僕には難解な映画だった。
そもそもタイトルのREDIVIDERとは?
divideは、「~を分かつ」という意味。それのer型なので、「~を分かつもの」という意味になる。その語頭に「再度」をあらわす"re-"がついているので、「再分割するもの、存在」がタイトルである。リアルな地球と、人類が構築し、そこからエネルギーをとるための新たな地球エコーワールドは結びついている。つながっていることになる。それを誰が、どのように再分割するのか。分けると何が起こるか。ものがたりのキーになる。
地球を創る!!!
SFとしての説明的なものはなにもない。
映像は面白い。
でも、ちょっと現実世界とエコーワールドの入替が、慌ただしいかなと思った。没入感もあまり感じない。
主人公のウィルは妹(?)とその息子と生活している。ウィルは事態収束のためにエコーワールドでたたかうことになる。彼は二つの世界の均衡を保つと言われる、謎の黒いボックス(リディバイダー)を持っている。これが人類を救うガキ、重要なアイテムである。だが、実は人類を救うとは、二つの世界のどちらかを消す(オリジナルタイトルのKill Switchはここから)ことでしか為しえない。それを知ったウィルはどちらの世界を選ぶのか。
フィナーレ、なにかあまりパッとしない。ものがたりも映画というよりはゲーム風である。
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本作はIMDb、RottenTomatoesではかなり酷評されている。
1.5個(/5)かな。