太陽と熱風が猛ダッシュで到来!
「お待たせしましたッ!
そんなことを言われた感じだ。
・・・暑さが痛い!
マスメディアとはマスコミュニケーションを行うメディア(=媒体)のこと。
マスコミュニケーションとは、マスメディア(具体的にはテレビ、ラジオ、インターネット、新聞、雑誌、書籍など)を用いて、不特定多数の大衆(マス)に大量の情報を伝達すること。
不特定多数の大衆に大量の情報を流す存在がマスメディア。「不特定多数」の多数がどれくらいか、「大量の情報」の大量がどの程度の分量か議論はあると思うが、意味は理解できる。
なぜこんなことを書いているかというと、電車の車内広告という古典的(マス)メディアでは、でここ数年、オープンキャンパス告知が減少している気がするからだ。もちろんこれは、自分の居住&通勤&行動範囲で利用する鉄道車両に限定されていることだが、減少感が否めないのである。
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高校の進路指導室での感じ方だが、ここ3年ほどで大学・短大からの「入学案内セット」(学校案内、願書類)等の郵便物が、ずいぶん薄くなっていると思う。これはネット出願に移行しているためである。同時に学校案内パンフレット(冊子、シラバス、進路情報を掲載したもの)等の資料も、受験生はまずネット(大学のウェブサイト)で確認、必要ならばダウンロード、プリントアウトも個々に(自宅で)するように仕向けているためである。
大学の存在を知ってもらうのも、電車の中ではなく、ネットの宣伝活動が優先の時代なのかもしれない。
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総務省の平成30年度情報通信白書、「第2部 基本データと政策動向」「第2節 ICTサービスの利用動向」では、インターネットの利用動向がまとめられている。
1 情報通信機器の保有状況の「ア 主な情報通信機器の保有状況(世帯)」には以下の記載がある。
スマートフォンの世帯保有率がパソコンを上回る
2017年の世帯における情報通信機器の保有状況をみると、「モバイル端末全体」及び「パソコン」の世帯保有率は、それぞれ94.8%、72.5%となっている。また、「モバイル端末全体」の内数である「スマートフォン」は、75.1%(前年差3.3ポイント上昇)と上昇しており、「パソコン」の世帯保有率を上回った。
モバイル端末の世帯保有率は94.8%である。
スマホの世帯保有率は75.1%である。
同白書の「2 インターネットの利用状況の「ア インターネット利用率(個人)によれば、以下の通り。
スマートフォンでのインターネット利用がパソコンを上回る
2017年のインターネット利用率(個人)は80.9%となった。また、端末別のインターネット利用率は、「スマートフォン」(59.7%)が最も高く、「パソコン」(52.5%)の利用率を上回った。
インターネットの利用は、進んだようでも80%なのだ。
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気になること。 PCがない家庭の存在。 |
ネットを見るだけなら、プリンタは不要である。
これはPCでも、モバイル端末でも同じ。今年自分は担任ではないが、昨年度「ウェブ出願では、必要書類(資料)は自宅で印刷。」ということを、ずいぶん心配しながら説明した。やはり情報通信端末、PCやプリンタ維持管理はお金がかかることなのである。家庭の経済状況に立ち入ることになる。デジタルデバイドとまでは言わないが、ネット利用環境は所属世帯年収に左右されるのだ。
昨年度何件か「プリンタ壊れている」という話しを聞いた。ホントに壊れているのかもしれないし、無いのかもしれない。考えさせられた。JASSOの奨学金申請の事務処理を、自宅でできないという話しも聞く。
車内広告の減少から、いろいろなことを考えさせられた。
考えすぎだといいのだけど。