全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

Free Guy

2021-08-21 04:00:00 | 全英連参加者 2021
フリー・ガイ ポスタービジュアル  ルール無用のオンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」。銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返していたガイは、謎の女性モロトフ・ガールとの出会いをきっかけに、退屈な日常に疑問を抱きはじめる。ついに強盗に反撃した彼は、この世界はビデオゲームの中で、自分はそのモブキャラだと気づく。新しい自分に生まれ変わることを決意したガイは、ゲーム内のプログラムや設定を無視して勝手に平和を守り始める。

 8月2本目は単純におもしろそうな作品を見ることにした。映像もどんな感じか楽しみにしていたものだ。


 ものがたり世界が、コンピュータの中 or ネットワーク
 主人公に自分の世界の自覚があるのは、「シュガー・ラッシュ」と「シュガー・ラッシュ:オンライン」だろう。後者はものがたりの途中から、ネットワークが舞台になる。自覚がなく、ものがたりの最終盤でネタバレ的に描かれるのは、「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」である。主人公がサイバースペースに生きがい(?)を求めるのは、「レディ・プレイヤー1」だった。
 本作は主人公が自分はバーチャルな存在であり、自分の存在する世界もビデオゲームということを知る。ある意味自我に目覚めるものだ。
 ガイはある女性を見て、声をかけたい衝動に突き動かされる。そして彼女との交流から、自分が何者かを知ることになる。
 ・・・でも、何で声をかけたいと考えたのか。ここが大事である。


 キャスト・キャラクター
 ガイ(ライアン・レイノルズ)
 主人公、銀行員。
 バディ(リル・レル・ハウリー)
 ガイの親友、銀行の守衛。

 ミリー/モロトフ・ガール(ジョディ・カマー)
 ミリーは頭脳明晰。ゲームのデザイナー兼プログラマー。ガイと出会い、彼の運命を変えるきっかけとなる。
 モロトフ・ガールはフリー・シティでのアバター。
 キーズ(ジョー・キーリー)
 ミリーに想いを寄せるフリー・シティのプログラマー。コンピュータのエキスパート。ミリーと親しく、共に制作したゲームはスナミに買い取られた。
 アントワン(タイカ・ワイティティ)
 フリー・シティの仕掛け人。


 ものがたりの途中でミリーとキーズがインタビューを受けているシーンがある。2015年の設定だが、ミリーはキーズとの関係を、あくまでもゲーム制作上のパートナーと述べている。(プラトニックと発言していた。)でも、キーズは違う。ガイが誰かを見て、その人に声をかけたいと思うようにプログラムを書いたのは...

 現実のシーン、フリー・シティのどこまでがCGで、どこまでがリアルかわからないくらいよくつないでいる。画像全体が綺麗で楽しい。


 予想は裏切られた。
 単純におもしろそうな作品として鑑賞したが、ちょっと違った。予想より深かった。夏休みおすすめの1本だと思う。


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